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街いっぱいのリクショー(人力車) 空港にはH先生の奥様、スーさん(仮名)と、H先生の病院の電気関係を全て任せられているエンジニアのショーさん(仮名)がバンで迎えに来てくれていた。もちろん運転手付きである。 空港から車で10分もかからない所にUTTRAというMiddleクラスの人々が住む地域があり、H先生の病院とそこから歩いて4,5分くらいのところに自宅がある。7階建てのアパートメントの3階に自宅がある。1フロア全体に1家族が住んでいて、各部屋にバスルームがあり、ゲスト用の部屋(バスルーム付き)もあってすごく広くて綺麗なおうちだった。 セキュリティーのため1階の駐車場には門番が常時いて部屋まであった。 バングラデシュにはこのようなアパートメントが多いらしく、Middle〜Highライスの人たちが住んでいる。 H先生の家族構成は、スーさん、長女(姉)のみっちゃん(仮名、9歳)、長男(弟)のシアム(仮名、4歳)の4人。 他にいつもおうちを出入りしている人は、住み込みのお手伝いさん1人、通っているお手伝いさん3人、エンジニアのショーさん(推定20代前半)運転手が2人、あとはとにかくいろんな人が自由にH先生の家に出入りしていて不思議なくらいだった。 スーさんは病院の経理をしているので私を家に降ろしてからすぐ病院に戻っていった。 「ランチタイムまでには帰ってくるからゆっくりしていてください。」 荷物を整理しているとシアムが学校(保育園といったところ)から戻ってきた。静かだった家が一気ににぎやかになった。彼は天性の明るさ、我慢強さ、人見知りもなく4歳とは思えないくらい大人と会話ができる男の子だ。 会って5秒後には仲良しになっていた。本当に可愛くて可愛くて仕方なかった。 シアムは学校で英語を習ってるので簡単な日常会話はできた。 遊んでいたら、H先生、スーさん、みっちゃんが一緒に帰ってきた。 ご挨拶をして一緒にランチをとることになった。 ランチといっても3時過ぎ。 H先生が午前から昼過ぎまでずっと患者を診ているので、いつも遅いランチを家族でとるとのこと。 それでも家族で一緒なのが温かいなぁと感じた。 H先生は夕方また病院に戻っていった。 緊張と疲れ(?)のせいか眠ってしまったらしい。起きたら6時半だった。 シアムとみっちゃんに呼ばれて、もう完全に日没した外で外灯を頼りにバドミントン、サッカーをして遊んだ。 運転手さんやショーさんも一緒に。 ショーさんはエンジニアといってもシアムと仲良しで子守掛け持ちのようなもの。 最初、あまりしゃべらなかったみっちゃんは一緒に遊んだ後、ずいぶん私との距離が近くなった。 英語が苦手なのかなと思ってたら、ただの人見知りで慣れたらしゃべるしゃべる、流暢な英語だった。 家に戻りスーさんの姿がない。どうしたんだろう? しばらくした後、スーさん 「今終わりました。私の部屋に入ってきてください。」 なんだろう?って思っていた。 「お祈りしてたの。忙しくて毎日しっかりできないわ。本当は1日5回お祈りしなくてはいけないのにできなかったので今まとめてやりました。」 それからベッドの上に座って2人でいろいろ話した。 同じ女性で同世代ということもあって宗教は違っても共感できるところがほとんどだった。 スーさんは比較的裕福な家の生まれで、4年生大学の家政科専攻、在学中H先生(年上)と知り合い結婚した。H先生は日本でもっと医学を磨きたいために名古屋大学医学部で7年間研修し、彼の来日1年後にスーさんも来日した。 長女のみっちゃんは日本で生まれたので日本の女の子の名前をつけたそうだ。 でもみっちゃん、シアムは全く日本語話せない。 スーさんは自ら彼女のことをいろいろ話してくれた。「イスラムに住む女性」のなかで、彼女は頭が良く、強くたくましく、自己主張があり、とてもおしゃれでばりばり仕事をこなし生き生きしている。他の女性とは全く違う。きっと対等に話す同性がほしいのかなぁ。 「私は典型的なバングラデシュの女性ではないの。でも女性である以上、家庭、仕事(H先生のサポート)の両立はしなくていけない。気分がふさぐことだってあるけど、特にここ(イスラム)では女性が男性を立てなくてはいけない。H先生と喧嘩もよくするが最後には彼を立てるの。たまに、なんで結婚したんだろう?って思うけど。今はみっちゃんとシアムがいるから生活していかなくてはならない、ってがんばれるのよ。」 弱い部分も見せてくれた彼女。ますますカッコいい女性だと思った。一気に大好きになった。 私もつい日本を出る前日まであったゴチャゴチャ、自分のとった行動をいろいろ話していたなかで、彼女も「I like you.」と言ってくれた。 彼女は日本にいる間、特にすることがないので日本のコミュニティに溶け込もうとがんばった。 某有名ステーキ・レストラン、スーパーのレジ、幼稚園の先生、、、言葉がだんだんできるようになり仕事の幅も増え、友達もたくさんできたという。おとなしいH先生に比べoutgoingの彼女は一気に日本語がうまくなったそうだ。 日本ではジーンズ、パンツファッションで生活していたそうだ。 ちなみにダッカではまず洋装は見なかった。 遠いイスラムの国、バングラデシュでこんな語り合いができると思わなかった。 宗教、文化の違いなんて全く感じなかった。一人の女性としてお互い話してた。 なんか、グッと人間が近くなった気がした。 to be continued...
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バングラデシュ日記
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観光旅行では味わえないバングラデシュの人々の生活、文化、etc・・・貴重な体験ですね〜ホームスティが一番異文化理解できますよね。いいな〜続き楽しみにしてます!
2005/10/19(水) 午後 3:41 [ ☆まいまい☆ ]
基本的に観光よりも現地の人としゃべって、生活、文化を知る旅のスタイルです。バングラは本当に貴重な体験をうただいてラッキーでした。
2005/10/20(木) 午前 0:50
素敵な出会いですね。いいなぁ。続き楽しみにしています。
2005/10/20(木) 午前 7:05
現地の人の生の声を聞くことで、親睦も深まりますしね〜〜旅人さんは色々な国の言葉が話せるんですね〜
2005/10/20(木) 午後 2:16 [ ☆まいまい☆ ]
イスラム女性は、外国人に対して本音はなかなか言わないイメージだったんですが、彼女は全然違いますね!読んでいるだけで、スマートで魅力的な女性が浮かびあがります。
2005/10/22(土) 午前 11:39 [ heb*e*77197* ]
皆さん読んでいただいてありがとうございます。kunoaさん、出会いは本当に大切にしていきたいものですよね。 マイさん、私は英語しかできませんよ。学校に行けて勉強した人は英語話します。その他は必死でベンガル語をガイド本見ながら話しました。
2005/10/22(土) 午後 10:48
hebrewさん、そうなんですか、イスラムの女性はなかなか本音言わないのですね。彼女みたいな女性はなかなかいないかもしれません。ただバングラでは日本みたいに女性がだんだん強くなっているようです。
2005/10/22(土) 午後 10:51
英語できるなんてすごいですよ!マイは十年間勉強しても全然ダメですもん・・・
2005/10/23(日) 午後 8:01 [ ☆まいまい☆ ]
4歳の子供が英語か・・・。はぁ。がんばろう!続きが楽しみですね!!
2005/10/27(木) 午後 0:48
わりささん読んでいただいてありがとう! がんばって続きをアップします。
2005/10/27(木) 午後 9:26