国境なき旅人

今日久々に旅記事書いてみました!

戦争は絶対駄目!

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11月8日の 「Democracy Now」 を聞いて、

アメリカのファルージャ(スンニ派の街)攻撃から1年が経ち、ちょうど1年前にフリーランス・ジャーナリストである DAHR JAMAIL 氏が主張していた 「イラクでの米軍の化学兵器使用」 が要約明るみに出たそうだ。

≪2004年11月の DAHR JAMAIL 氏のリポートより≫
「 私はファルージャでたくさんの避難者を取材し続けてきた。徹底的なstoryはその避難者たちが黄燐(オウリン)焼夷弾について述べていることだ。 恐ろしいほどに焦げた体、その兵器に触れただけで体が燃えあがる、そして水を体全身に浴びせてもその火が消えないんだ。」

※ 黄燐焼夷弾(white phosphorus bombs) : 黄燐(オウリン)の自然発火現象を利用した焼夷弾

※ ナパーム弾などの焼夷兵器は国連で非人道的な兵器として禁止されている。
     米国はナパーム弾を2001年4月をもって貯蔵していた分を全て破壊処理したとしているが、
    イラク戦争で米軍がナパーム弾を使用されてるのではとのこと。

そして、イタリアの RAI というテレビネットワークのディレクターによってドキュメンタリー 「 Fallujah: The Hidden Massacre」 が作られた。
イラクの戦地にいた元米兵や、イラクで誘拐監禁されていたイタリア人女性ジャーナリストの Giuliana Sgrena さん (彼女が解放された後、彼女を救ったイタリア情報機関高官が米軍の誤射により殺害されましたね。) の 「アメリカの焼夷弾使用」 の証言と、イラクで黒焦げになったイラクの一般市民たちの映像が放映されています。

かなり強烈な映像ですが、私は今年の春、一時帰国した高遠菜穂子さん (イラクで誘拐された) の報告会やイラクを取材していたフリーランス・カメラマンの講演会を聴きに行った時に全く同じ映像を見ました。もう直視できないくらい悲惨なものだった。黒焦げになった体にウジが湧いていて、少し前まで普通に生活していた人間とは想像できないものだった。
衣服は全くそのまま無事なのに、生身の身体だけがまるで大仏のように真っ黒に焦げ固まっている。中には青白く変色した死体があり(一滴の血も出ていない。)、高遠さんが 「どなかかこの化学兵器関係に詳しい方いたら是非(アメリカの化学兵器の実態を暴く)解明に力を貸してください。」 みたいなことを話していたのが印象的だった。


そのドキュメンタリーはダウンロードできるみたいだけどなぜか出来なかった。でも、http://www.democracynow.org/article.pl?sid=05/11/08/1516227
で少し流されているので映像も見れます。全てtranscription付きなのでわかりやすいです。


以下のアドレスからは、ペンタゴンのスポークスマン、ドキュメンタリー 「Fallujah: The Hidden Massacre」 のディレクター、そこに出てくる元米兵の討論を聴くことができます。
http://www.democracynow.org/article.pl?sid=05/11/08/1516232


以下、簡単に訳してみました。

▼ペンタゴンのスポークスマン
「そのドキュメンタリーを見てないのでコメントできない。」
「彼(元米兵)の言っている話は間違い(error)だ。根拠のない噂にすぎない。」
「アメリカでは義務において既に全ての化学兵器を滅亡したのだ。黄燐焼夷弾は今日定義される化学兵器とは違う。適法な兵器だ。」

 〜彼は、「イラクでの焼夷弾の使用」 を認めている、が...〜

「事実、黄燐焼夷弾は人間をターゲットに使われていない。人に対して使うのは違法だが、戦地で我々を敵軍の目からさえぎるため(shield)に使っているのは違法じゃない。黄燐はかなり分厚い煙を作るので周りが見えなくなるからだ。」


▼元米兵(eyewitness)
「shieldなんて馬鹿げた話だ。shieldに使おうと物を壊すためだろうと明らかに毒ガス以外のなにものでもない。それがに触れたら体が焼けてしまい、骨までも焼けてしまうんだ。黄燐の使用はジュネーブ議定書を犯している。例え議定書が適法兵器だと唱えても、どうやって黄燐を使えっていうんだ、敵からさえぎる為? 自分達の兵士たちをも傷つけてるんだぞ。」


 〜そして最後にはジャーナリストの報道にまで議論が及んだ。〜

▼ペンタゴンのスポークスマン
「100人を超えるジャーナリストがファルージャの海兵隊とともに振り分けられている。毎日彼らは何が起きたかニュースを伝えているのに、たった1局(イタリアの)からだけとてもユニークな報道がされているのがわかった。」
「従軍記者は米軍の計画を漏らすことはできない。そして米軍はどの記者のリポートをも検閲しない。彼らは機密情報を報道できないが、事実の後またはそれが起きている時は検閲、妨害はしない。」

  ※ embedded journalists
今回のイラク戦争で記者を部隊に同行させ、米軍と記者を一体化させようという従軍記者制度。


 〜実際、このアメリカの黄燐焼夷弾使用についてをリポートしたのは「埋め込まれてない(un-embedded)ジャーナリスト」 だった。〜

▼ディレクター
「もしジャーナリストが部隊に埋め込まれていたら規制された報道しか流せないよ。彼らは報道により米軍を危険にさらさない、と同意しなければいけない。」


▼元米兵
「ファルージャでは従軍記者は米軍にとって不利な報道はしちゃいけなかった。その代わりジャーナリストは護衛してもらえる。フリーランスは護衛なし。ほとんどはCNNやThe Army Timesからだったが、彼らは護衛されてる代わりに報道することはいつも米軍側の話だけだったね。つまり、明らかに 「報道規制」 が存在してるんだ。だからスポークスマンが検閲しないって言っているのは疑う余地はないね。だってもし不利な報道をしたらそのジャーナリストは従軍させてもらえなくなるからね。」



これが現実なんです。。。。。

日本だってもちろん 「報道規制」 がひかれているのでこんなニュースは流されない。

だったら私たちはどうやって「隠された真実」を知ることができるのだろう。

とにかく伝えないと、知ろうとしないと、何も始まらないね。。。

閉じる コメント(15)

隠されている事実が多すぎて恐ろしいですね。安全のための報道規制?ものは言い様ですね。

2005/11/10(木) 午前 10:56 *くのあ*

ヴェトナム戦争までは、米軍はメディアにたいして官用でした「どこでもしゅざいしてくれ」という感じで協力体制が出来ていました。記者たちは、軍では「少佐待遇」でしたので、かなり楽だったようです。ところがアフガン、湾岸戦争あたりからメディアの脅威が分かったらしく「報道管制」を強いてきました。ですからそのころから「事実」は伝わらないしくみ」になっています。これは、実に危険なことです。

2005/11/10(木) 午後 4:08 [ - ]

世界のメディアが、政府が何をしでかしているのか「真実」を伝えられないのなら国民は全く干渉する手立てはないですよね。そんなの腹が立ってしかたない!結局どこの国でも同じなんでしょうか。。。ただ、今のイラク侵攻だって米英でさえも世論は「反侵攻」に傾いてますよね。ベトナム戦争の時はわかりませんが、世論の風で今の状態を変えれるでしょうか。無理かな。。。 ところで現在、日本のジャーナリストで米軍に従軍している方はいるんですか?

2005/11/11(金) 午前 1:25 tabibito

米軍よりに取材してた人は何人か知っていますが、イラクでは、たぶんいないでしょう。サマワの陣地に保護されて取材しているマスコミ屋さんは、いますが、現地でレポートしてきたのは、ほとんどフリーランスでしょうね。ま、イラクに限らず、どの現場でもそうです。サラリーマン記者は会社が危険なことをさせません。組合が五月蠅い(爆)。

2005/11/11(金) 午前 2:44 [ - ]

イタリア人女性ジャーナリストにオリアナ・ファラーチと言う人がいます。(いまでもいきているのかな?)彼女は、ヴェトナム戦争に初従軍していますが、中東取材に関して鋭いことを言っています「ユダヤ人の多い欧米記者の中東レポートは、偏向している」、彼女は世界でいcっひばん有名なジャーナリストとして知られています。著書「愛と死のの戦場」は、網手に入らないかもしれませんが、図書館で見つけたら読んでみてください。ちっと旅人さんとイメージがダブります。

2005/11/11(金) 午前 2:51 [ - ]

私(たち)は知らないことがあまりにも多すぎるんだなって思いました。真実を知ること、知ろうとすること、それに、こんなふうに伝えようとしてくれる人たちの存在や勇気を気に留めながら、耳を傾けていきたいなって、すごく思いました。

2005/11/11(金) 午前 11:29 tamamim

まあ、そういうことはやってるだろうなとは思ってましたが・・・やっぱりですね。あの国は戦争をしていないと国家として成り立たない国ですからね。

2005/11/11(金) 午後 10:14 verlierehund

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TBさせてください。

2005/11/12(土) 午前 0:08 tou*uhy**uchi*

fbinさん>記者はサラリーマンなら会社のもとで動かなくちゃいけないんですよね。。。そんなの絶対いやだな。皆さん憤り感じてるはずですよね。オリアナさんの著書やっと見つけたので読みます。興味あります。どんあ方なんだろう。

2005/11/12(土) 午前 0:49 tabibito

tamamimさん>読んでくれてありがとう。今この瞬間もこんな無茶苦茶な戦争が起きてることに怒りを感じるし、何もできない自分にも苛立ちを感じます。一人でも知る人が増えたらいいですね。

2005/11/12(土) 午前 0:53 tabibito

verlierehundさん>本当にそうです。こんなのは氷山の一角に過ぎないと思いますが。

2005/11/12(土) 午前 0:55 tabibito

主夫さん(でいいのかな。。。)、TBありがとうございました!

2005/11/12(土) 午前 0:55 tabibito

ファラーチ女史の本、見つけましたか。「愛と死の戦場」は、彼女がまだ駆け出しの時の著作だから参考になると思います。サラーリーマンでも友人の中には、サイゴンが陥落する直前にヴェトナムに向かって、会社が危険だからと帰国命令をだしたけど、それを拒否してスクープをした通信社のカメラマンもいます。

2005/11/12(土) 午前 2:04 [ - ]

その彼の本も紹介しておこうか「 そのときぼくはへっぴり腰でシャッターを切った!」(第3書館) 鍵和田良輔著 彼にもいろいろアドバイスもらったよ。

2005/11/12(土) 午前 2:27 [ - ]

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百珍でお願いします。豆腐百珍は江戸時代の豆腐の食べ方百科です。よろしくね。

2005/11/12(土) 午後 10:09 tou*uhy**uchi*

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