国境なき旅人

今日久々に旅記事書いてみました!

カンボジア綴り in 2006

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『2006年1月19日から、カンボジアの立場の弱い子ども達、でも将来をいっぱい背負った子ども達がこれから自立していくために何ができるか一緒に考えるために、カンボジアで2ヶ月ほど一緒に滞在します。』 ということで出発前は現地から日記を書くつもりだった。が、電気がないのと、インターネットアクセスが不便で無理でした。今は帰国して、「こどもの家」に滞在した2ヶ月間分を綴ってます。
「海外ボランティア」・「国際協力」・「カンボジア」に興味がある方、良かったら遊びに来てください。
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小さな村のHealth Center

私が滞在していた村には、「Health Center」 (いわゆる保健所やクリニック) がありました。
どこの村にもあればいいんだけど、なかなか難しいところ。
それに、Health Centerがあったとしても設備はまだまだ。

医学部が1つしかないカンボジアでは、医師も少なく、自分の生活を支えるためにも給料のことを考えて、なかなか僻地までは来てくれないのが現実。
※実際、医師は保健省から指示があり派遣されるようですが、給料が安いので、プノンペンに席を残し、ちょっと人の多い町にクリニックを営んでいる人もいる。

その村のHealth Centerには、医師は不在で(普通のこと)、看護士がかなりの仕事を担っています。
私が行った時は、男性の看護士さんがいろいろ説明してくれました。
看護士にしても、皆免許があるわけではなく、難民キャンプ時代に経験を積んだ人が主体。
そこの診療は午前のみでした。
看護士のお仕事は、簡単な診療と投薬、妊娠検査、お産、ワクチン接種 (無料) です。
設備は、診療室、お産室、薬局(抗生物質、風邪薬、ビタミン剤など)などあり。

妊娠検査:1500riel (約45円)
投薬:10B (30円)/回 (3日分)
お産:200B (600円)
    NGOからお産キット(タオル、石鹸、歯ブラシなど)がもらえるので人気があるそうです。
    ※但し、未だに家で産婆を呼ぶ人が多いらしいです。


乳児死亡率が東南アジア圏ではラオスと1,2位を争うカンボジアでも、ワクチン接種の重要性や、birth controlも徐々に認識され始めてはいるようです。
それでも、赤ちゃんを産んでも金銭的に育てられない若者が子どもを捨てたりすることはあります。

また、入院機能をもつクリニックは10〜15分ほど車を走らせた町にありますが、事故で脳まで損傷しているかもしれない場合のCT検査などは、もーっと遠い町の病院まで行かなくてはならないので、手遅れで命を落としたりすることはあるとのこと。また圧倒的に検査設備の不足も原因にあります。

設備を整えるのは難しいかもしれないけど、家族計画、避妊という手段、ワクチンの重要性など、基本的で簡単な知識の流入で防げられる問題が多いのが現実だと思いました。
皆が健やかに生活するためにも、この普及活動の必要性を感じた旅人でした。

これも現実 パート1

カンボジアとタイの国境の町、ポイペトには大きな市場がある。
朝から並んでいる新鮮な野菜、果物、魚たちは、ほとんどタイ産のもの。
カンボジア人のタイへの国境超えは1日10バーツ (約30円) で可能。
だから、朝7時30分頃の国境開門時には、タイへ働きに行くカンボジア人でいっぱい。
そして、夕方になると、一仕事終えて帰ってくる人でまたいっぱいになる。

こんなに1日働いても、100〜300円程度の稼ぎかもしれないカンボジア人が通る国境へ道路沿いには、タイから遊びに来るリッチなタイ人が集まる 「カジノ街」。
タイでは 「カジノ」 は違法だから、はるばるカンボジアまで遠足に来るのだ。
この話はまた今度。

その国境には、いろんな物が売られていておもしろい。
例えば、


★お菓子と一緒に普通に売られている 「医薬品」。 抗生物質もいっぱい。

ユニセフから配られる『非売品』の教科書

日本を含め先進国から『救援物資として送られてくる衣料品』



 ◎ユニセフに募金したお金は?

 ◎救援物資の行方は?


NGO職員になるのも、ポピュラーな仕事だそうです。
ある意味安定している。先進国のNGOなら。
支援金の横領も全く稀ではないみたいだし、支援物資の横流しもお金欲しさに行われているそうです。
悲しいなぁ。
でも、目の前にお金がちらついたら、欲が出てしまうのかもね。
「その日に食べていけるお金があるかどうか考えなくてはいけない。」 って窮地まで追い込まれたことないから、私にはとがめられないけど、、、、、

世界の地雷

「カンボジアの地雷」 について載せたので、「世界の地雷」 についても載せてみました。
ランドマイン・モニター報告2004 (2003.5〜2004.5) より抜粋

◎オタワ条約 (対人地雷全面禁止条約):1999年、3月発効
 対人地雷の 「使用」・「生産」・「貯蔵」・「移転」 の禁止をした条約。また、被害者への治療、リハビリテーションなども積極的に行うと明記されている。例外として、地雷探知・除去・廃棄技術の開発・訓練のための地雷保有は認められている。 


◎ランドマイン・モニター
 5つのNGO団体と地方のリサーチ・グループにより構成。


【条約発効から5年間の実績】
 ・締約国:143ヶ国、 署名国:9ヶ国
 ・非締約国(地雷禁止条約を結んでいない国):42カ国(未だに大量の地雷を保有しています。)
 ・非締約国の貯蔵地雷の数:1億8000万個〜1億8500万
 ※なかでも貯蔵地雷数が多い国:中国(1億1000万個)、ロシア(5000万個)、
                アメリカ合衆国(1040万個)
 ※この3ヶ国は国連の常任理事国でありますが、世界のほとんどの貯蔵地雷を所有しています。
  その他に多い国: パキスタン(約600万個)、インド(約400万〜500万個)、
                   韓国(200万個)。
 ※アメリカは、オタワ条約に調印しているドイツ・ギリシャ・イタリア・日本・ノルウェー・
  スペイン・イギリスの7ヶ国のアメリカ軍基地に対人地雷を貯蔵しています。


【対人地雷生産国:15ヶ国】
  米州: キューバ、アメリカ合衆国 
  ヨーロッパ: ロシア 
  中東: エジプト、イラン、イラク 
  アジア: ビルマ(ミャンマー)、中国、インド、ネパール、 北朝鮮、韓国、パキスタン、
       シンガポール、ベトナム 
  
  ※未だに世界の紛争地域では対人地雷が使用されています。       
  ※対人地雷禁止条約に参加している国は、持っている地雷を廃棄することが義務付けられています。
   日本も条約に基づき2003年2月、保有地雷の廃棄を完了しました。 
 
       
◎地雷被害者数(2003年):8,065人 (被害国65ヶ国、23%が子ども)  
  ※実際の犠牲者の数はこれを大きく上回ると推定されています。
   おそらく毎年15,000〜20,000人が、新たに地雷または不発弾の被害に遭っていると
   考えるのが妥当でしょう。  ⇒1日あたり 40〜55人


◎地雷生存者の数(現在までの):230,000人以上 (97ヶ国および9地域) 
  ※1970年代半ば以降に地雷の被害にあった人たちが圧倒的に多い
  ※ 世界には300,000〜400,000人の地雷生存者がいると推定される。
       ☆地雷生存者:直接被害を受けて生存している人☆


◎地雷や不発弾の危険にさらされていることが確認された国:82ヶ国 
◎地雷除去が行われていない国:6ヶ国 
◎地雷回避教育が行われていない国:25ヶ国 
◎地雷の寿命:50年でも100年でも地中のなかで生き続ける。
◎地雷の目的:手足を失わせることを目的とした兵器。 敵軍の進行を遅らせるために殺さない。
◎地雷のコスト:1個3〜10$。しかし、1個を取り除くのに100〜1000$かかる。

ランドマイン・モニター報告2004 (2003.5〜2004.5) より抜粋

●現在の埋められている地雷の数:推定600万個 (国民2人にほぼ1個)


●地雷・不発弾の死傷者:5,128人 (1999年〜2004年8月)
 死傷率は年々低下しているが、2004年の最初の8ヶ月で既に1日3人の死傷率
    1996年:12人/日
    1999年:3人/日
    2000〜2003年:2人/日


●地雷・不発弾死傷者:772人 (97%:一般市民) (2003年) 
 死亡者:115人 
 負傷者:657人 (20%:四肢切断を必要とした)
 男性:57%  
 女性:6% 
 子供:37% (このうち80%:不発弾で死亡または負傷)
 地雷死傷者:47%
 不発弾死傷者:53% 


●地雷被害の大半は、以下のような日常生活のなかで起きています。
 農場、放牧、新しい土地整備、漁、食物、木材収集:51%
 移動中:31%
    ※また地雷の存在は、家、農場、牧場、水源地、森林、学校、ダム、市場、事業、診療所、寺、
      橋、そして隣村へのアクセスをも困難にします。


《歴史》
地雷は最初、1960年中期、カンボジアがインドシナ戦争に引き込まれた時に埋められました。
1974〜1979年、民主主義カンプチア政権時代、クメール・ルージュ軍は軍事目的と市民人口をコントロールする道具として大規模に使いました。地雷使用は、クメール・ルージュ軍崩壊を後に続いた市民戦争でもさらに多くなり、1990年代まで続きました。1984年後期には、国境を閉ざすために南西沿岸からタイ、ラオスとの国境までの700キロ・メートル地帯に、「K5」 として知られる地雷ベルト (2〜300万個の地雷) が作られました。

※現在では、鋼鉄を集めて売るとお金になるので、地雷がまだ埋められている地域に鋼鉄を探しに行く人々が増えて
おり、それと同時に地雷による死傷者が増加しています。


《地雷生存者の状況》
地雷被害により障害を持つ人の大半は最も貧しい人たち。半分近くの人が貧困線以下の暮らしをしています。身体的に困難な地雷生存者は田舎の村に住んだり、観光地や大都市で集団となって暮らし、生計を立てようと苦闘しています。また地雷被害にあった時、病院に運ばれるまでの平均時間は12時間で、24時間以上要するケースは全被害者の200%に及びます。また治療サービスは可能ですが、経済的理由でケアを受けられない人もいます。治療にかかる費用は明らかにその家族を破産に追い込みます。地雷生存者のために、国際的または地方のNGO団体が特別な地域サービスを提供しているところもあります。


※義足のコスト:100〜150$
          子供:半年に1回の交換必要
         大人:2年に1回の交換必要

カンボジアの地雷

イメージ 1


カンボジアと聞いて、「地雷 (land mines)」 と連想する人は少なくないと思います。今では主要道路や観光地は先ず問題はないみたいですが、私が、カンボジアの西側に位置するPoipetから、東側に伸びている主要道路を、日本人スタッフの運転でドライブしている時、道路の両サイドで10数人の男性たちが何か作業している光景に出会いました。



イメージ 3




『あ、あれ地雷撤去ですか?』


偶然にも地雷撤去現場に出くわすことができました。
滅多に見れない事なので、車を止めてもらい、お話&写真の許可をもらったのです。
こころ良く気さくに、撤去グループの親分みたいなおじさんが説明してくれました。 
危ないので、ロープで歩ける道を確保してあり、そこを通ってちょいと中まで見せてもらいました。



イメージ 2




 『お〜、これだけの地雷、不発弾たちが1日で取れたんですか〜?!』
 『だって、ここって主要道路よね。。。。。』


もう劣化していて問題ないみたいだったけど、やはり、目の前に埋もれていた地雷や不発弾を見るとドキドキしました。道路脇から毎日ちょっとづつ地雷を探索しながら前進するのだそうです。


実は、仕事のないカンボジアでは、この地雷撤去は結構いいお金になり、体をはる仕事なのでトレーニングをしてから、実際現場に出るそうです。


やはり、タイとの国境ラインなんかは、今でも地雷はたくさん埋もれています。
私の滞在していた村では地雷はなかった (はず) ですが、ある日、悲鳴も出ない
ほどの暑〜い昼下がり、本を読んでいたら、突然 「ドスン!」 という音と地響き。
家に車が突っ込んできたくらい床も 「ボン!」 と揺れたんです。


 『えぇ???  こんな村で車は突っ込んでこないよね。 もしや、地雷?』


はい、地雷だったのです。 
ちょうど、外出していたスタッフが遠くの方で黒煙が舞い上がっているのを見たそうです。
大きかったので、恐らく、故意に2つくらいの地雷をまとめて爆破させたのでは、とのこと。


本当に危ないのは、小さな子どもがおもちゃだと思って、地雷を触ったりすること。
また、少し前まで問題になっていたのは、タイとの国境の町、Poipetにカジノ街を建てるため、当時、そこに住んでいたカンボジア人は安値と交換で土地を追い出され、住む場所もないので地雷群のある空き地に追いやられて、挙句の果てには地雷でたくさんの命が落とされたことです。
学校へ行くにも、地雷のある道を通っていかなくてはならなかったのです。


それにしても、最初聞いた時、人間ってこんなにも残酷な物を作れてしまうんだなぁって呆れ過ぎて関心しちゃいました。
以前、ランドマイン・モニターから抜粋してまとめた地雷レポートがあるので、古いけど良かったら見てください。次の記事に載せますね。

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