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香港では名所を巡る、という典型的なツーリストとしての日程をあまり組まなかった。 ガイドブックを見てあんまり興味をそそる名跡なんてものはなかったし ただなんとなく街中を彷徨い、美味いものを味わってくほうが楽しいだろう、と判断したからである。 唯一香港でそういう所に行ったと言えば「ヴィクトリア・ピーク」。 俗に言う100万ドルの夜景である。 http://sky.geocities.jp/cairnsaska/31.jpg 狭い地域に高層ビルが密集しているからこそ、ここまで美しい夜景になる。 手前にあるビルはほとんどが居住用で香港の住宅費は世界でも有数なほど高い。(2009年1月撮影) 昔はホンコンも単なる漁村・古港であり特に香木が特にここから集積されたので「香港」と命名された。 清の時代になり広州が開港されるとイギリスは中国茶を大量に輸入するようになり大幅な輸入超過となった。 その貿易債務決済のためにインドからアヘンを中国に輸出し始めた。 これにより中国本土ではアヘンによる麻薬中毒者が続出、清政府はアヘンの輸入規制に走った。 これに憤ったイギリスは軍を派遣し1839年アヘン戦争が始まる。 軍事力で圧倒的な英軍が香港島を占領し1842年ここを永久割譲とした。 次の戦争でも勝利を収めたイギリスは現在の香港をほぼ手中に収める。 皮肉に英国からの資本が流れた香港はアジアの自由貿易港として発展。 戦前、戦中の日本軍占領時代を経て製造業を中心とした経済成長により国際商業都市に発展する。 1997年に中国に返還されるも、英国時代の法律は残され共産主義政策もいまだここでは実施されていない。 香港・ヴィクトリア・ピークからの風景を見たとき僕が思い出したのはニューヨークの景色だった。 http://sky.geocities.jp/cairnsaska/39260128.jpg この写真を撮った場所は2001年の9月11日に同時多発テロにより崩壊した ワールド・トレード・センターの屋上である。 だからあの事件を知った時、人一倍背筋が凍った。(1998年11月撮影) 白人入植の前ニューヨークは先住民のインディアンが狩猟で生活していた。 マンハッタンというのは彼らの言葉で「丘の多い島」という意味である。 1600年当初はオランダ人によるインディアンとのビーバーの毛皮貿易により街が拡大する。 イギリス人も入植をはじめ1787年独立戦争を経てアメリカ合衆国がこの地を首都に置く。 1900年ごろにはヨーロッパからの移民のピークにあり文化に多大な影響を与えた。 貴族中心の欧州の文化から脱却し新興国家で成功する「アメリカン・ドリーム」 という言葉もこの時すでにできていたのだ。またこの頃エンパイア・ステ−ト・ビル クライスラー・ビルなど有名な高層建築が競うように建てられる。 第二次世界大戦後も金融危機、治安の悪化そしてかの9・11事件など幾多の苦難を経るも いまだアメリカの象徴、世界の中心都市として君臨している。 そのニューヨークに多数の移民を輩出した国、イタリアの古都・フィレンツェ。 ミケランジェロの丘、と言われる場所からの風景もまた印象的だった。 フィレンツェは古代、ローマ帝国が支配したが次第に貴族や商人からなる支配体制を確立し 12世紀には自治都市になる。その後毛織産業と金融業で莫大な富を獲得し トスカーナ地方を支配したフィレンツェ共和国の首都となった。 毛織産業は14世紀には三万人の労働者を抱え200の店舗を所有する。 メディチ家は金融業で有力となりフィレンツエを美しい芸術の街に変えていった。 15世紀にはフィレンツェの通貨が全欧州の基準通貨となり世界の商業を支配する。 ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなど巨匠が活躍するルネッサンス文化の中心地となり 学問、芸術の花が開いた。17世紀に入ると次第に政治的、経済的に衰退していき 第二次世界大戦ではかなりの被害を受けたが、現在でもイタリアの観光都市の筆頭として その輝く芸術建築、作品で人々を魅了している。 香港からニューヨーク、フィレンツェへ。
僕の記憶にある宝石の数珠つなぎはまだまだ続く― |
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これらいずれも訪れたことが ありますが さざんくろすさんのように 歴史にまでおもいをはせなかったからただ
きれい〜 すごい〜で終わっていました、、
都市や国の成り立ちを知っていて 風景をみるのは
また 感慨が違いますね、、
2009/3/2(月) 午前 9:10
それぞれの土地はそれぞれの歴史を持っていますものね。
旅行したあと、比べてみるのはなかなか面白いです♪
香港の夜景、やはり綺麗ですね〜〜〜☆湿った空気も写ってる
2009/3/2(月) 午前 9:57
香港の一万ドルの夜景、昔の香港の空港へナイトランするときのスリルと、きれいな夜景もう見られないのですね。アメリカに縁のない私は、西海岸フロリダは制覇しましたがニューヨークだけはまだ未知の世界です。
2009/3/2(月) 午前 9:57 [ EITAI ]
ものみさん、
飛行機から見るかなり広い範囲できれいな夜景と言えばやはり東京になるんでしょうか。今度飛ぶとき見てみます。
2009/3/2(月) 午後 4:39
Nelyさん、
いやいや。必死こいて調べただけですよ笑。
なんとなく数えたら訪問は15カ国くらいでしたね。大したことはありません!
2009/3/2(月) 午後 4:41
カタナンケさん、
これらの場所きれい〜 すごい〜で終わってしまってもいいくらい価値はあると思うんですが、歴史を知るとまた感慨深くなりますね。
2009/3/2(月) 午後 4:51
EITAIさん、
昔の空港は繁華街の近くにあって、ビル群のぎりぎりを飛んでいたらしいですね。そのころにぜひ体験してみたかったというのはありますが怖すぎて見てられないかも、ですね。
2009/3/2(月) 午後 4:54
telcoさん、
2月なんでそんに湿気はないはずなのに、、、?結果的には神秘的な写真になりましたね。山頂へは香港島からトラムが走っていて結構急な坂を昇るので車内から見る近くの高層ビルは全部斜めに傾いて見えます。
NYの写真、今想像すると宙に浮いて撮ってる感じです。
2009/3/2(月) 午後 4:56
ままデえりすさん、
冬なんで湿気はあんまりがないはずなのに。でも香港らしいですね笑。この記事シリーズしてみようかな。。。
2009/3/2(月) 午後 4:57
シリーズ化?いいじゃないですかぁ♪
楽しみにしていま〜す!
写真ってみんなデジカメで撮ったものですか???
2009/3/3(火) 午前 9:59
ままデえりすさん、
歴史のお勉強ですね笑。
写真はこの記事のは全部一眼レフですね。いつも両方持って行って使い分けてます。
2009/3/4(水) 午後 5:00
15カ国も!御旅行でですか?お一人で?質問多過ぎ?爆
歴史もお詳しいのですね〜
夜景が綺麗☆ワタクシ、、飛行機嫌いで国内が精一杯でした@@
2009/3/5(木) 午前 3:31
どこが一番ってきけないなあ どこもよさそう
2009/3/5(木) 午後 9:03 [ hiromi21cen ]
マリコせんせい、
そうですね。全部一人旅行です。これもかなり珍しいのかも知れませんね。
歴史は参考に必死に調べ上げただけです笑。
2009/3/6(金) 午前 1:47
ひろみさん、
この中でどこが一番てのは無理だねえ。全部素晴らしいよ。
2009/3/6(金) 午前 1:49
写真も素晴らしいですが、それぞれの国の歴史の流れが大変分かりやすかったです。所々は聞きかじってましたが、まるで川の流れのごとくの説明には感服しました。
2009/3/6(金) 午後 3:42
めぐる会さん、
ありがとうございます。要点をまとめるのは昔から得意なのかもしれません。。。
2009/3/6(金) 午後 5:41
フィレンツェの風景懐かしいです!
ミケランジェロの丘、行きました♪
それぞれの街の風景、個性があっていいですね!夜景が見たいです。
2009/3/11(水) 午後 8:47
LILYさん、
あそこはフィレンツェ市内から少し離れたところにありますが、必ず行くべき場所ですよね。
2009/3/11(水) 午後 8:56
hai!そう思います!!
フィレンツェの街が一望できますもん!!
2009/3/11(水) 午後 9:06