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シンガポール2日目。
今日は、ARC(Autism Resource Centre)に行きました。
昨日のPATHLIGHT SCHOOL と同じ敷地内、と言うか同じ組織、
と言うか、ARC の部門の一つとして、学校がある。
ARC の解説の前に、スクールの補足を。
昨日のブログで、全校生徒の知的障害の程度について、
本日再確認いたしました。
僕の印象では、やや高めの子どもが多い印象でしたが、
やはり、IQ70前後あたりの児童が入学対象となっているようです。
パンフレットにも書いてました。
つまり、知的障害のより重いお子さんは、スペシャルスクールで、
HFA やAS 等のより知的に高いお子さんは、普通学校へと言うことです。
で、昨日の話を振り返ると、
IQボーダーくらいのお子さんは、
生活スキル、作業的な活動のみ養護学校では、ちょっと不十分で、
という思いからの学校の発足。
で、普通学校にいる知的に高いASD のお子さんは、特別な支援は無く、
先生も知識も技術も無く、と言った悲惨な状況である。
そして、本日、ARC ですが、
学校のほかにもいくつかの機能を持っている。
まずは、アセスメント&診断。
ここには、当然、成人の方も来るとのことだが、
診断がついたとしてもサービスは皆無なのが現状だとか。
そして、トレーニング部門。
トレーニングは、支援者向けや保護者も含めた一般的なものまで多種。
ゲーリー・メジボフやマイク・チャップマン、リタ・ジョーダンらを招聘している。
そして、コンサルタント部門。
自分の所の学校はもちろん、他の普通学校等へ、出かけて行き、
支援をしている。もちろん支援依頼を受けて。
次に、放課後・ホリディサービス。
Enrichment Program って言ってました。
いわゆる余暇活動グループですが、他の普通学校等に通うASD の子や、
そのきょうだい達も参加する。きょうだいが来るのはいいね。
続いて、アーリーインターベンション(早期介入)、療育活動部門。
基本的に学齢前のお子さんの個別セッション。
現在、この部署の支店が、国内に3ヶ所あり、
全部で約70名のお子さんが利用している。
そして、ASD セラピー部門。
こちらは、10代や成人の方のソーシャルグループなどを行っている。
そして、情報提供部門。
さらに、現在は足りないが、近い将来実現を目指しているとして、
就労支援とレスパイト部門をあげていた。
かなり、広範囲にわたる事業展開で、
必要なサービスが殆ど網羅されているといってもいいくらい。
スタッフ数は、42名とのこと。
話の中で分かったこと。
NAS のUK からのプログラムの認可を得ているらしい。
そう言えば、ロンドンのヘレン・アリソンスクールに行った時(2007.5.2)、
そこは自閉症協会が運営してる学校で、
言ってみれば、PATHLIGHTSCHOOL と同じ組織体系だ。
そう言えば、ヘレン・アリソンスクールのスタッフは、
親の会のノウハウを他の途上国に提供していると言っていた。これか!
昨日のブログで、
職業スキル訓練の部屋なんかが、似てるなぁって書いたけど、
そらそうだわって思いました。
もう一つ、
TEACCHメソッドに関しては、かなり昔からスタンダードだと言ってました。
どんくらい昔かは分からんけど(笑)
でも、不十分だって言ってたスペシャルスクールでさえ、
既にストラクチャードティーチングは、スタンダードだし、
全てじゃないけど、家庭でもやってるところがあるとのこと。
素晴らしいね。
進んでいるんだか、進んでいないんだか、わからなくなって来た。
教育に関しても、その他サービスに関しても、
知的に高いASD の人たちに関しては不十分であり、
そこは日本も同じ。
教育に関しては、
昨日までの話しでは、養護学校にかなり不満を持っているようだった。
TEACCHメソッドはスタンダードであると言っても、
個々に合わせるという点で不十分なのか、
昨日の解説からすると、
アカデミックなことを教えないと、そして
個々の可能性を、チャンスを潰すという話だった。
また、ガバメントは、障害者はとにかく障害者なんだから、
養護学校へ行け、みたいなセットで扱う、という不満も話されいた。
やはり、個々に合わせて必要な教育を、サービスを、これが足りないようだ。
最後に、
やはり、欧米に比べると、アジアは遅れているね、という雑談をした。
確かにそうだ。
教育、福祉に関する制度を細かく見ていくと、
もっといろんな違いはあるだろうが、
現場での実際のサービスの状況やニーズ等を見ると、
日本も、香港も、シンガポールも大して差は無い。
むしろ、教育の方法論と言うか、
教師がきちんとメソッド、ストラテジーを持って、
共通認識を持って、という辺は、
日本よりも進んでいるのではないだろうかと思った。
さて、と言うわけで、シンガポールは終了。
午後の空きを利用して、ミニ観光。
基本、ミーハーですから、ここは行っておかないと、と言うわけで、
今日の2枚。
写真(上):マーライオン。デンマークの人魚姫像に続き、
世界三大“実際観たらがっかりするスポット”の内、2つを制覇した。
あとは確か、ドイツかどっかの小便小僧像だったはず(Wikipedia参照)
写真(下):ドリアンの果肉。露店のジュース屋さんで見つけて、
一応、How much?って話してたら、無理だからやめとけと、クサイからと。
で、嗅いでみたいって言ったらスプーン一杯くれた。ちょっと食った。
クサイ、まずい、なんとも表現しがたい、例えようが無い。
この後、さらにココナッツの実を丸ごと冷やして、
ナイフで穴を開けて、ストローを差して、だけのジュースも飲んだ。
微妙(笑)サトウキビをかじった時のちょっと植物の風味のある甘さ、
で、さらに薄い味。
これにて、シンガポール終了。
シンガポールの英語は聞き取りにくい。
シングリッシュという名前が付いてるくらい。
シンガポール風英語というか、独特な変化のある英語らしい。
例えば、タクシーに乗ったとき、運ちゃんが、
Thank you のあとに、ラ!のようなヤ!のような音を付ける。何かと付いてる。
サンキューヤ(ラ)!って言われて、サンキューは?って聞こえて、
客は俺なのに、サンキューって言えよって言われているみたいに思った。
あと、Th の発音。
日本語的には、舌を使って、例えば、Therapy なら、
ツェに近いくらいの音だが、
シンガポール人は完全に、テラピーって言ってる。
以上、プチ情報。
明日は、移動日です。
目指すは、オージービーフですが、直行便が無いようで、
一旦タイに行きます。
タイは一泊だけなので、特に何も無いですが、
もし空港から近めの観光地をご存知の方がおりましたら、
ご一報ください。
それでは。
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