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本屋でやたら平積みにされ、宣伝されているなぁ、と思っていたら
めざましTVでも紹介されていたので、持っていた同僚に借りて読むことにしました☆

めざましTVに出ていた作者が
「この本を読んで、少しでもお料理がしたいという気持ちになってくれれば」
と言ってたんだけど、
読み終えた後はまさしく、
食材や調理器具を大切に使って、何も無駄にすることなく、‘きっちり’お料理をしたくなりました。

主人公は倫子という女性。
インド人の恋人に家財道具一式を持って逃げられ、声が出なくなり、
実家に戻っておかんのお金を盗むのに失敗し、
ひょんなきっかけで実家の隣で食堂をひらくことになります。

最初の数ページで淡々とした展開。
倫子の考え方には、突拍子もない部分があり、「え!そうくるか!」と楽しく期待を裏切られます。

そんな倫子の根底にあるのは‘お料理’

地元の野菜やお肉、魚を使い、庭にはハーブガーデン、
オリーブオイルなどの調味料は海外などから取り寄せたりして、見事な食事を作り上げます。

食堂かたつむりのお客とは事前に面接をし、何が食べたいかなどを伺っておきます。

そうやって作ったお料理には全てストーリーがあり、本当に丁寧な仕事が読んで感じられます。

はぁ〜素敵(*^∀^*)
食堂かたつむりが間違いなく今行きたいレストランナンバーワンです☆



ここからはネタバレになっちゃうけれど・・・



私が心に響いたのが、ものすごく可愛がっていた飼い豚を食べてしまうというシーン。

前に、りつさんのブログで‘可哀相だからお肉を食べないというベジタリアン’の記事を読み、
私も常々からそれについては考えていたので、この飼い豚のシーンには複雑な気持ちになりました。

私は豚も牛も鷄も食べ、それらをお料理もするけれど、
殺すことから始められるかって言われると、それは無理。
可哀相っていう気持ちは確かにある。
でも、だから食べないっていう風には考えられない。
だって美味しいもの。

これが、便利な世の中に住む私たちの残酷な部分だと思います。

倫子は、可愛い飼い豚のエルメスが、
縛られ、頚動脈を切られ、木に吊られて全ての血を落とすその瞬間まで目を背けずに見続けます。
いえ、頚動脈を切る死刑執行人の役目が倫子なのです。

そして、エルメスの目玉と蹄以外全て余すことなく全てお料理に使います。
血のソーセージ、ミミガーのサラダ、生ハムなどなど。

この世に存在する、動物、人間、植物も昆虫も、生きていく為に、必要なのは食べること。
食べられることの幸せと、感謝の気持ちを、
エルメス解体のリアルな文章で教えてくれたような気がします。

それから、おかんと倫子の関係にも注目。

人間同士の関係、食べ物と人間の関係、丁寧に生きること、というのをを学べた、素晴らしい本でした☆

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本屋さんで文庫本ランキング1位のところに置かれていたので、
ちょうど読みやすい本が欲しかったし迷わず買いました。

娘を蹂躙された挙句に殺された父親。
犯人は不良少年グループであることが分かり、自然と復讐へとはしります。

けっこう分厚い本だけど、2、3日で読み終えました。
かなりの衝撃と問題提起を私にくれた作品です。

母を亡くし、何かが足りないものの穏やかな生活をしていた父と娘。
そんな中、友達と行った花火大会の帰りに、娘は少年グループに拉致され、蹂躙され、
薬物を打たれ、死に至ることになります。。。
しかも、この少年たちは、これまでも複数の少女に対して同じようなことを行っており、
まさにゲーム感覚。
事件後に自殺まで追い込まれた少女もいます。
「被害者が自殺してくれたらバレなくてラッキー」とまで考えている少年たち。。。

この作品は、犯人はだれか?というサスペンスではなく、
犯人達の行動や思惑も犯人目線から描かれ、被害者側の目線、そして警察、マスコミ、と、
色々な目線からこの事件を表現しています。

少年たちはこの蹂躙風景をビデオに撮影して楽しんでおり、
そのシーンは、女性なら特に目を背けたくなるような悲惨なものです。

ある密告者からの情報で、被害者の父親は犯人を知り、偶然にもこのビデオを見ることになり、
怒りで発狂寸前になり、犯人を殺します。

その流れはとっても自然で‘殺人は悪いこと’っていう常識を超えて、父親を応援している自分がいました。
父親自ら指名手配されながらも、もう一人の少年を殺す目的で探す旅に出る父親をもさらに応援。

この犯人が、もし成人であったなら、法によってある程度納得のいく判決をしてもらうことが出来たでしょう。
でも、この事件の犯人は未成年。
‘少年法’により彼らは守られ、3年ほどで少年院を出ることが出来、あんなに非道なことをしたにも関わらず普通の生活に戻れるのです。
被害者の娘はもう決して送ることの出来ない生活が出来る・・・
それに納得いかなかった父親。

そりゃもちろんですよね。
気持ちがものすごく分かり、苦しくて、腹がたって仕方なかったので、物語の最後には驚き、愕然としちゃいました(*_*)

それと、少年たちの親目線もすごく興味深かったです。
普段から非行が目立つ少年たちで、親も分かってたはずなのに認めたくないんですよね。決して謝らない。
「根はいい子なんです」だって。

本当に色んな立場から考えさせてくれた小説でした。
だからと言って、少年法なんてやめてこんな子達は死刑にしたらいい!なんて言っちゃうのも軽いですよね・・・
少年がこういう風になってしまう日本の社会をどげんかせんといかん!ってのもあるんですが、それも抽象的過ぎる・・・

・・・難しいです。

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宮本輝 「錦繍」

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またまた同僚のWさんが貸してくれた一冊です。

宮本輝の本は、以前1冊だけ読んだことがあったんだけど、
文体が好みではなく、それ以来敬遠していたのでした。
しかし、これは書簡文体(全てが手紙のやりとりで記されているもの)で、新鮮だったので読むことに。

先日会った、本に詳しい友達も「宮本輝なら「錦繍」が一番やで」と言っていたくらいの作品です。


「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」

この文章からスタート。
この一行で、登場人物の2人が、本来ならば二度と会うこともないような関係であるということが、
分かります。

どういう風に2人が出会い、そして別れ、それからまた再会してしまったのか、ということについても、
全て手紙の中での2人のやり取りで記されています。

あとがきにも書かれていたけれど、ダリア、ドッコ、ゴンドラ、という濁点の単語が、
湿った雰囲気の独特なリズムを刻んでいることも、
これから始まる物語を期待させるものとなったのだと思います。

2人の人生。
そしてそれぞれを取り巻く人間たち。
どの人物も魅力的で、一生懸命生きていて、
人はいかに助け合い、愛し憎しみながら生きているのか、ということが分かったような気がします。


モーツァルトの音楽を聴くことによって
‘生きてることと死んでることは実は同じことなのかもしれへん’
と考えた主人公。

この言葉の意味を深い部分まで理解することは出来なかったけれど、
登場人物それぞれの人生、苦悩から、なにかしら、感じるもののあった、そんな物語でした。


Wさんに借りた本が表紙がボロボロになっちゃったので、
新品を買って来て返しました。
ということで、私の手元にボロボロの1冊が残ったので、
これから、何度か読んでみたいと思います。

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この本は読まれた方も多いでしょうか。


ちょっとブームが去った今、会社で隣の席に座るWさんから借りました。

大きな字に分かりやすい文章。
どんどん佐賀の田舎の貧乏なばあちゃんに引き込まれ、読み終えました。

少し前、金スマか何かのテレビ番組で再現ドラマをしていて、
けっこうたくさんのエピソードをドラマとしてみることが出来ました。

家の前の川はスーパーマーケット。
上流にある市場から流れてくる出来損ないの野菜を、川に棒を渡してひっかかるのを待ちます。

外を歩くときは腰から磁石をぶら下げて。
家に帰ると金属片などがくっついていて、それをお金に換算します。

貧乏ならではの生活の知恵は、どこか笑えるところもあり、
正直私の中にもずっとあった‘貧乏=不幸’っていう方程式は完全に覆されました。

その番組でのゲストコメンテーターをしていた三輪明宏さんも、
「この本には、今の日本人が忘れてはいけない生活のヒントが全てつまっている」と、大絶賛。

ばあちゃんの力強さと独特の哲学は、強引ながらも納得できるものであり、
ボク(島田洋七)のピュアさも見習うべきものでありました。

母親からの仕送りが少ないなのを気にして、ゴハンを食べ控えたボクに
「ゴハンくらい食べんしゃい」とおにぎりを作ってくれたばあちゃん。

運動会なのに質素なお弁当しか持っていけないボクに、
「お腹の調子が悪いから先生の弁当と交換してくれ」と、豪華なお弁当を差し出してくれた先生。

涙が流れました。

この「佐賀のがばいばあちゃん」は、
「東京タワー」と同じく、我が家に常備しておきたい本となったのでした。

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「バカ妹弟」

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同僚の間で、本の貸し借りが流行中です。

続々と東野圭吾を貸してくれる、私より年上のおもしろ先輩に続き、
お目目ぱっちりの可愛い年下ガールが「私の超おすすめ漫画なんです〜」と貸してくれたのが、
この‘バカ姉弟'。

昔好きだった漫画‘シニカルヒステリーアワー’を彷彿させるシュールな絵に惹かれて、
久しぶりに読漫画をしてみることに☆

主人公の地主おねいとその弟は、両親の仕事のために、2人きりで巣鴨の一軒家で暮らしています。
毎日外食をしたり、近所の人の家に泊まったり。
やたらに大金を持っていて、やたらに周りの人に可愛がられています。
そして、やたらに何でも出来る! 

そんな不思議過ぎる2人の日常を淡々と描いたこの漫画。
ハラハラゲラゲラするものじゃないんだけど、
読んでる内に、この2人がとても愛おしくてたまらなくなっちゃう。
ルックスの不思議さも、ちょっとした憎たらしさも、2人から目が離せない!

ヤングマガジンで連載されていた(いる?)らしいので、ご存知の方もいるかしら?
久しぶりにちょっとハマった漫画でした。

ちなみに俳優、加瀬亮さんも雑誌‘ダ・ヴィンチ’でこの‘バカ妹弟’を紹介していたそうです(*^∀^*)


***************************

ところで、突然ですが、私が好きな漫画ベスト3の発表〜♪

3位 お父さんは心配性
2位 ドラゴンボール
1位 ブラックジャック

(入れ替わり、大いにあり…思い出せないものもたくさんですが)

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