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作業療法士への道

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国家試験対策

国家試験対策は、いつから始めるのでしょうか
 国家試験が行われるのは、毎年3月上旬です。
 臨床実習、つまり、リハビリ医療の現場で、スーパーバイザーの指導のもとに実践的能力を養うため、実際の患者さんを前にして治療を行う実習を、主に最終年度で、作業療法学科では、トータル810時間ほどの履修時間を積まなければなりません。半年近く掛る計算ですので、臨床実習を終えたあと、国家試験対策を始めることなります。学校によっても違うでしょうが、ほぼ、最終学年の前半を臨床実習に費やし、夏休みが終わってから、後半を国家試験対策に充てることになると思います。

国家試験内容

 国家試験が行われるのは、年1回(3月)です。作業療法士試験の科目は次のような内容です。
一般問題
 1解剖学
 2生理学
 3運動学
 4病理学概論
 5臨床心理学
 6リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)
 7臨床医学大要(人間発達学を含む)
 8作業療法
実地問題
 1運動学
 2臨床心理学
 3リハビリテーション医学
 4臨床医学大要(人間発達学を含む)
 5作業療法

 試験の結果が発表されるのは4月はじめ〜中旬くらいになりますから、就職は決まっても、国家試験に落ちて、資格がもらえないとなると、採用取り消しということになるケースもあり得ます。あるいは仮採用という形で次年度まで待ってくれるところもあるかも知れませんが、いずれにしても国家試験に合格しない限り、作業療法士として働くことはできません。合格するために必死でがんばるしかないのです。

   (nakashima)


☆これから理学療法士・作業療法士を目指して学びたいという人の質問を待っています。
 特に、高校生のうちから、理学療法士・作業療法士の仕事に関心を持って、どうしたらこの仕事に就くことができるのか、真剣に検討しているみなさんのご質問をお待ちしております。
☆理学療法士・作業療法士に興味を持って、詳しく知りたいとお考えの方は、ぜひ、こちらのアドレスにもアクセスしてみてください。
 愛知医療学院短大
作業療法士養成学校でどんなことを学ぶのか?

 前回、作業療法士国家試験編を紹介すると述べましたが、その前に、少し、「作業療法士養成校」で学ぶ内容について触れてみたいと思います。

 国家資格─作業療法士─を得るための勉強には、根気と努力と、あと、お金が掛かります。大学で学ぶにしても、専門学校で学ぶにしても、それなりの覚悟を持って臨む必要があるということです。
 作業療法士は、機能障害を持った患者さんの身体と心のリハビリを助ける、「あたたかさ」を持った人でなくてはなりません。
 けれども、逆転した表現になってしまいますが、作業療法のエキスパートとしての資格を国が認定するわけですから、やはり、必要な技術と知識を習得していなくてはなりません。気持ちだけでは人を助けられません。作業療法士になりたくても、基本を学ばない者には、受験する機会すら与えてもらえません。

 そこで今回は、「いったいどんな勉強をするの?」という不安に少しでも答えるために、大学・短大・専門学校等の「作業療法士養成校」で学ぶ「内容」について見ていきます。

学科
 大学であっても、専門学校であっても、学ぶ内容は全く同じです。
 学科のポイントは、
1.作業療法を必要とする、あらゆる患者さんに的確に応えられる、幅広い技術・知識を身につける
2.リハビリ医療の現場で、中心となりうる人材になれるよう、医療・保健・福祉の広範な知識を学ぶ
3.作業療法士として、患者さんの自立生活を支援するための問題解決能力を養う

 カリキュラム
1.基礎分野(科学的思考・倫理観を養い、人間性を磨く基礎的分野の学び)
  科学的思考の基盤
  人間と生活
2.専門基礎分野(身体の構造・機能の理解、疾病・障害の予防・回復の知識、解剖学・生理学等の基礎医学、内科・整形外科の臨床医学、保健・医療・福祉・生活の複合的生活支援の仕方の学び)
  人体の構造と機能および心身の発達
  疾病と障害の成り立ちおよび回復過程の促進
  保健・医療・福祉とリハビリの理念
3.専門分野(作業療法の哲学・理論等の知識・技術・姿勢を身につけ、自立支援・障害への対処法等を学ぶ)
  基礎作業療法学
  作業療法評価学
  作業療法治療学
  地域作業療法学

臨床実習
 臨床実習は、有資格者の指導と管理の下、医療・福祉施設の現場で、具体的な臨床的分析、治療計画立案、実践的能力を養います。 
 臨床実習では、指導者の行う患者の機能評価・治療を見学するところから始めて、学科で学んだ検査・測定の知識や技術を、実際の患者に実施し、最終的に、機能の評価・治療計画・治療の一連の療法を行い、療法過程を記録・報告し、責任ある態度・行動ができるところまで、総合力を身につけます。

 このように、「作業療法士への道」は、決して楽な道ではありません。けれども、「作業療法士になって人の役に立ちたい」という熱い心があれば、乗り越えられます。基本は、すなおで柔軟な「学ぶ姿勢」ということでしょうか。

  ということで、次回こそは、「作業療法士への道」作業療法士国家試験編を、紹介していきます。

   (nakashima)


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作業療法士養成学校

 作業療法士になるための資格を得るまでに、何年かかるのでしょうか?

 すでに見てきたように、作業療法士になるには、作業療法士養成学校または養成施設で3年以上学ぶ必要があります。ですから、最低でも3年の準備期間が必要ということです。

作業療法士養成学校または養成施設とは?

 大学や短大の「作業療法学科」やリハビリテーション専門学校の「作業療法学科」があります。
 4年制の大学なら4年、短大や専門学校なら3年ということになります。専門学校でも4年というところもあります。もちろん、どちらも留年をすればそれ以上かかります。
 そこを卒業して、初めて国家試験に挑戦する資格が得られることになります。

 作業療法学科のある大学・短大
 作業療法士を養成する大学は、国公立、私立、それぞれ地域によってたくさんある所と、ない所、全国様々です。
 各都道府県に、まんべんなく整備されているというわけにはいきません。

 また大学・短大となると、入試の倍率は高く、大学の他の学科よりかなり難関となります。
 高校で文系の勉強をしてきた人には、余計に難関に感じられるかも知れません。
 その点、専門学校の方が、ハードルが低く、より楽と言えます。

 専門的な技術の習得については、大学も専門学校も差はありません。
 将来、セラピストとして、病院や施設で働くことを目指すのではなく、教育、研究に携わりたいという方なら、大学をお勧めしますが、作業療法士の資格を得るという目標のためだけなら、短大・専門学校がお勧めです。

 作業療法学科のある専門学校
 作業療法士の専門学校にも3年制と4年制があります。

 最近はリハビリ系の専門学校も増えてきましたが、大学に移行する専門学校も増えています。
 理由は、必要教科を3年で修得し、なおかつ、まる1年間の臨床実習を経験するには、時間が足りないという点が挙げられます。作業療法士になるための学びはかなりハードで、通常の大学生のように、学生生活をエンジョイなどしていられません。
 国家試験は、真剣に学んで、規定の学科をこなした者のみが挑戦できるのです。
 専門学校でも、最近は4年制の所もできてきているのは、そういうわけです。
 3年制を選ぶか、4年制を選ぶかは、どれだけその期間、学びに傾注できるかに掛かっています。
 それに、専門学校のほとんどは、私立になります。地域によっては、国立の専門学校もありますが、大学以上に難関です。私立となると、1年間の学費もバカになりません。1年多く学ぶとなると、それだけ余分にお金もかかることになります。

 作業療法士になるために、高校で学ぶ必要のある科目は?

 高校で理系の勉強をした者が有利と思われがちですが、作業療法学科を選ぶには必ずしもそうとは言えません。文系の学びをしてきてしまった人にも不利にならないように、大抵は 英語・国語の必須科目の外、選択科目で数学か生物等、選べるようになっています。この辺りは、それぞれの大学・専門学校によって異なりますので、調べて受験する必要があります。もちろん、高校で教わる科目は、あくまでも「基礎」ですから、すべての科目をまんべんなく勉強するのが一番です。

 「作業療法士への道」は結構、しんどいんですね。

  ということで、次回は、「作業療法士への道」作業療法士国家試験編を、紹介していきます。

   (nakashima)


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作業療法士の仕事
 理学療法士及び作業療法士法という法律では、こう書かれています。

 「作業療法」とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう。

  作業療法とは、
  誰に対して……身体又は精神に障害のある者に
  何を目的に……応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため
  何をするの……手芸、工作その他の作業を行なわせること
             をいうということです。
 
 作業療法士は、ですから、病気や事故により生活能力に障害を受けた方、身体や精神に障害のある人に対し、社会生活や日常生活でできるだけ自立した生活ができるように、作業活動や運動療法を用いて治療を行う仕事ということです。

 理学療法士と同じくリハビリテーションの一翼を担う重要な資格で、具体的には、障害のある人に、入浴や摂食などの日常生活動作から 、職場復帰に至るまで、広く関わり、その自立生活の援助や個々の潤いある日々の生活作りに積極的に関与して、障害をもった人々の生活そのものを力強くサポートしてゆく専門家です。

 作業療法では、障害のある人の社会復帰を目指して、さまざまな作業種目を活用します。医師や理学療法士、介護福祉士との連携の上に、個々の障害の程度に合わせたリハビリメニューを作成し、対人関係づくりの能力を養い、心理的な安定や生活への対応力を訓練するのです。最近は、高齢化社会ということで、寝たきりの人や高齢者といった対象が増え、介護保険の法整備にともなって、いよいよ活躍の場は広がっています。

作業療法士になるためには

 作業療法士になるには、国家試験に合格しなければなりません。
 そして、その受験資格を得るために、国の指定した養成校を出る必要があります。
 高校卒業後、指定養成施設で3年以上、専門知識と技能を修得しなくてはなりません。

受験資格
 1.作業療法士養成学校または、養成施設で3年以上作業療法の知識や技術を修得する。
 2.理学療法士の資格がある人は文部科学大臣指定校か、厚生労働大臣指定の養成学校で、2年以上の作業療法士の知識や技術を修得する。
 3.外国の作業療法に関する学校若しくは養成施設を卒業し、又は外国で作業療法士の免許に相当する免許を受けた者で、厚生労働大臣が前2項に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定したもの。

作業療法士への道」は結構、しんどいのです。

  ということで、次回は、具体的な「作業療法士への道」を紹介していきます。

   (nakashima)

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