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衛星破壊_中国が成功

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米の軍事優位揺るがす  (日本経済新聞 2007/01/19(土))
「宇宙軍拡」に拍車も

中国が地上発射の弾道ミサイルで人工衛星を破壊する実験に成功していたことが18日、明らかになり、米国は懸念を表明した。今回の実験で米中の軍事面での緊張が一気に高まることはないとみられるが、偵察衛星や通信衛星などに大きく依存する米軍は、自らの軍事優位を揺るがす脅威として中国軍への警戒を強めている。中国が口火を切る格好で「宇宙での軍拡」の動きが世界に広がる恐れもありそうだ。
(国際部高坂哲郎、ワシントン=加藤秀央)

米はITフル活用

米国が今回の実験成功を注視するのは、中国のミサイルがIT(情報技術)をフル活用した新戦術「ネットワーク・セントリック・ウォーフェア(NCW=ネットワーク中心の戦争)」を脅かすためだ。NCWは偵察衛星などのセンサー類と、精密誘導兵器や無人兵器といった攻撃手段を最新式の通信網で結び、短時間に最も効率的に敵を打倒する戦術。湾岸戦争やアフガニスタン作戦、イラク戦争で効果を見せつけた。

しかし、NCWは偵察衛星や通言衛星など一連の軍事衛星システムに依存する。システムが部分的にでも破壊されれば、軍内のコミュニケーションが混乱し、米軍の作戦能力は大きな打撃を受けるとの見方もある。米軍と敵対する勢力にとって衛星システムという「アキレスけん」は効果的な攻撃目標となる。

具体的な攻撃手段としては、米国がレーガン政権時代に戦略防衛構想(SDI)で検討した宇宙空間に配備する「キラー衛星」がある。各国の宇宙利用の原則を定めた「宇宙条約」(1967年発効)は、宇宙空間への大量破壊兵器の配備を禁じているが、通常兵器の配備は可能と解釈する国もある。ただ、中国は公式には宇宙配備には反対の立場をとっている。

このため中国が代替案として選んだのが、今回わかった地上発射の弾道ミサイルで衛星を破壊する方法だ。ミサイルの弾頭に搭載した迎撃体を宇宙空間に放出し、人工衛星に激突させる。

中国は2005年10月に2度目の有人宇宙般「神舟(しんしゅう)6号」の打ち上げに成功。20年に「中国版スペースシャトル」を実現する構想をもつなど、「宇宙大国」へ存在感を誇示している。こうした動きが軍事面にも広がれば、米軍には作戦遂行上の障害として映り、朝鮮半島や台湾海峡で軍事力行使をためらわせる可能性がある。

ロシアも米に対抗?

ブッシュ政権が昨年8月、約10年ぶりに「国家宇宙政策」を改定して安保のための宇宙開発を重視する戦略を打ち出した背景には、こうした中国の動きもあった。今回の衛星破壊の成功で、国防総省や政権内のタカ派が軍事面での宇宙開発拡大を求めるのは必至の情勢だ。

宇宙開発で実績のあるロシアについても、米国が衛星を含む防衛システムの配備を進めているのに対抗して、ミサイルの複数弾頭化などを再開するシナリオを排除できない。宇宙での軍拡は人工衛星に依存した世界経済を混乱させる懸念をはらむ。例えば弾道ミサイルに搭載した核兵器を宇宙空間で爆発させると、極めて強力な電磁波(EMP)が生じ、特殊にコーティングされた軍事衛星を除く大半の人工衛星が機能を停止してしまうとされる。

「平和利用貫く」中国が米に反論

【北京=桃井裕理】中国が弾道ミサイルを使った人工衛星の破壊実験に成功したとして米政府が懸念を示したことについて、中国外務省の劉建超報道局長は19日、北京市内で記者団に「中国は過去も現在も将来も、いかなる形式の宇宙の軍拡競争に加わるつもりはない」と強調し、中国の兵器開発に対する警戒感を強める米国に反論した。

同局長はこの問題について「海外の報道によって知った」と説明。「中国は一貫して宇宙の平和利用を主張している。中国を脅威と考える必要はない」と述べた。破壊実験の有無や状況については「何の情報も得ていない」と繰り返した。

衛星破壊私はこう見る
中国、米口に追い付く

宇宙工学アナリストの中富信夫氏 人工衛星をロケットで破壊するのは高度な技術だ。軌道上を
動く衛星を追尾して正確にロケットを制御する必要がある。宇宙空間で衛星同士をドッキングしたり、宇宙ステーションのような小型モジュール(複合部品)を打ち上げたりする技術にもつながる。中国は有人の宇宙飛行に成功したほか、月面の探査も計画する。

宇宙技術は米国やロシアにほぼ追いついたといえるだろう。今回の衛星破壊は米ロに対して優れた宇宙技術を誇示する狙いが中国にはあるのではないか。米国は危機感を持つだろう。米国には宇宙空間を対象にした特殊な軍隊を組織する動きもあり、今後宇宙の軍事利用が進む恐れがある。

北朝鮮核以上の衝撃 
筑波大学助教授の鈴木一人氏 ミサイルと弾頭という攻撃手段さえ確立すれば衛星、特に静止衛星の破壊は容易だと言える。中国による衛星破壊実験が事実であれば、近年米軍の抱いていた懸念が現実になったことを意味する。

先進国の軍隊の中では米軍ほど作戦遂行を軍事衛星に依存した軍はないとされるからだ。世界中に及ぼす影響の大きさを考えれば、北朝鮮の核実験以上の衝撃と言ってもいい。深刻な問題になるだけに、破壊実験の事実関係を正確こ把握する必要がある。

【参考資料】
(1)Chinese Test Anti-Satellite Weapon:
   http://www.aviationweek.com/aw/generic/story_generic.jsp?channel=awst&id=news/CHI01177.xml

(2)中国、衛星破壊のミサイル実験に成功 米政府が抗議:
   http://www.cnn.co.jp/science/CNN200701190003.html

(3)中国が衛星破壊実験に成功、宇宙軍拡の懸念:
   http://blog.goo.ne.jp/05a21/e/842e36e7a70abcef6b7f4beedce8f00b


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