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兵庫県三木市の金物資料館の前庭で行われ「たたら製鉄の再現」の見学に行ってきました。 「たたら製鉄」というのは、アニメ「もののけ姫」をみた方ならご存知だと思いますが、炭と砂鉄で鉄をつくることですが、もともとの「たたら」の意味は、足踏み式のふいご(送風器)のことです。 実は、その前日、東京からの友人を案内して刃物の町三木市を訪れ、金物資料館へ行ったことがきっかけで、偶然、次の日に行われる「たたら製鉄の再現」を知ったのです。 友人もこの手のことが大好きなので、その日のうちに東京へ戻らなければならず残念そうでした。 当日の作業は、朝から8時間もの間、延々と炭砂鉄、炭砂鉄と交互に炉に投入するのですが、私は途中の昼から、その一部を見せてもらいました。 午後4時半、いよいよ「ケラだし」です。(ケラはハガネのことです) ワクワクしながら、作業を見守ります。炉を壊してひっくり返したところがこの写真です。 (私には、どれが「ケラ」なのかわかりません) 金挟みで掴んで水に入れたのが、どうやらケラのようでした。 長い準備と長い投入作業の終焉は、あっけなく完了しました。(このあとまだ後片付けが残っていますが、大変な労力です。 6世紀に朝鮮半島から伝わった「たたら製鉄」は、幕末に西洋から入った溶鉱炉に取って代わられ衰退したといいます。 今では、細々と日本刀の鋼(玉鋼)を生産しているのが現状だそうですが、需要が少なくなると生産も少なくなるのはあたりまえですが、生産されなくなっては大変です。 生産が休止ぐらいならいいが、廃絶してしまうと復活が困難となるが、現在のたたら製鉄は、まさにその困難な状況となっているようだ。 伝統は継続されてこそ価値がうまれる。多々良製鉄をみて、思うことが多々あった一日でした。
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日本に重工業の根幹をなした製鉄業の守護神として祀られたのがこの金屋子神である。
「金屋」というのは鍛冶を専業とする人々のことである。金屋子神が祀られる本拠地である中国地方の山間部は、古来からタタラ(古代の製鉄所)が行われ、日本の製鉄の中心地であった。
それを支えた人々がタタラ師で、鉱山から掘り出した鉄鉱石をタタラによって精錬して、和鋼や和鉄を生産した。そのタタラ師が製鉄の祖神として祀ったのが金屋子神なのである。この神が、各地の鉱山や製鉄所などに祀られているのは、そうした信仰から発祥したものである。
金屋子神を祀る島根県能義郡広瀬町の金屋子神社に、次のような伝説がある。
金屋子神は、はじめ播磨国志相郡岩鍋(兵庫県宍粟郡千草町岩野辺)に鉄器の鋳造を伝えたが、西方に我が住むべきよき地があるといって、白鷲に乗って空を飛び、出雲国の比田(広瀬町)に降り立ち、そこで住人の阿部氏(金屋子神社の神職の祖先)に、神託によって砂鉄採取法、木炭製造法、製鉄法(タタラ)、鋳物法を伝授したという。
2012/6/23(土) 午前 5:21 [ 環境歴史観光防災カメラマン ]