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ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか? 4月29日の昭和の日、雨上がりの気持ちのいい天気でしたね。暑いくらい。 その日、私は家内さまと丹沢に行ってきました。 中央高速から見えるラブレターのオブジェのあたり、藤野駅です。 いつぞやの山岳マラソンの参加賞でもらったマニアックなガイドブックを手に 石山や峯山など標高3〜5百mの小さい山を散策した後、温泉に浸かってきました。 低いとはいえ、なかなかハードなコースでした。 いつ筋肉痛が来るかとびくびくしていましたが、どうやら来ないっぽいっす。 またもやひさびさの小説続編は現実を受け入れたところから始まりまつ。。 ★第九話「広い廊下」 === 皇紀2667年3月9日 金曜日 === 息が苦しくなってきた。 思わず指で襟ぐちを広げるが息苦しさは変らない。 シャツの首周りは実際より5センチ大きいものを着ているので当然だが。 「面接だ。てろ!」 『てろ』ってなんだ?どうしよう。 「早くてろ!」 『出ろ』って言ってるのか。ドア口まで恐る恐る歩み寄る。 廊下の照明がまぶしい。木刀をコツコツしているのは作業服の男じゃないな。 目が慣れて顔を見ると木刀で呼び出したのは「細目に眼鏡」の面接官だった。 立つとでかいんだな。しかも良いガタイしてやがる。 落ち着こう。脈も汗も震えもどうにもならない。 現在唯一、意のままになる呼吸をゆっくり深く。震えながら。 苦しいがゆっくり呼吸もできなくなったら、どうにかなってしまうかも知れない。 眼鏡の細目は木刀を鳴らしながら歩き出した。 広いが長い廊下ではない。リノリウムにゆっくりと靴と木刀の乾いた音が響く。 向かい合った鉄のドアを2つ過ぎた後、廊下突き当たりの一番奥のドアの前で振り向いた。 「メンセツだ」 私は今いた部屋を覗いたがもちろん荷物はない。 出るとなるとなぜか名残惜しい。 躊躇しつつ重いドアを閉めるとカギがかかったようにノブは動かなかった。 階段を登れば逃げられるか? 様子を伺おうと振り向こうとしたとき、後ろからグッと両腕をつかまれた。 「面接です」 作業服だった。 ない唾を飲むのは何度目か。私は諦めて廊下を眼鏡の方へ歩いた。 正面のドアを前に眼鏡を見る。細目と目が合ったかどうかは分からない。 振り返って無表情の作業服の方を見る。 背後の階段は細い。1mくらいか。 広くて明るい廊下の真ん中から突き出ているのを確認してから、私は再度ドアと向き合った。 ノブをもてあそびつつ、ドアを開ける前に思い切って聞いてみた。 「あのぉ。水が、飲みたいんですが。」 細目は目を見開いた。その表情だけで十分だったが、ありがたくも 木刀が鉄のドアをたたく耳障りな音とともにハッキリ返事をいただいた。 「メイヨー!」 私は木刀から逃れるべく、すぐにドアを開けた。 暗い部屋の中からは地下鉄の騒音と共にひんやりとした風が吹き込んだ。 ※ 上記枠内はすべてフィクションです
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丹沢はかなりハードみたいですね。鶴巻温泉が近いのですか?
2007/5/2(水) 午後 4:14
写真綺麗ですね。
2007/5/2(水) 午後 11:52 [ - ]
あじさいさん、丹沢も広いみたいで、鶴巻温泉からは遠いあたりです。私らが言ったのはやまなみ温泉と言うところです。
2007/5/6(日) 午後 8:12 [ 八幡太郎 ]
jibusyuuyuuさん、尾根づたいの路と新緑、私もお気に入りの写真です。
2007/5/6(日) 午後 8:13 [ 八幡太郎 ]
木漏れ日が気持ちよさそうな写真ですね。自分は筋肉痛は2日後に必ずやってきてしばらくホームステイしていきます。今日も・・・。
2007/5/7(月) 午後 11:02 [ 白犬 ]
しろいぬさん、筋肉痛ですか。もう大丈夫ですか?おつかれさまでした。^^
2007/5/8(火) 午後 0:16 [ 八幡太郎 ]