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12時20分。
「たった今、北朝鮮から飛翔体が発射されたと発表されました」
のんからのメールだ。彼は昨日は学校もバイトも休みで、私が家を出るころ起きてきて、
なんとなくBSを見ていた。
「今まだ外にいるんだけれど大丈夫かな?」返事を打つ。
騒ぐことじゃないのはわかってるんだけれど、なんだろう、せっかく知らせてくれたんだから、と思う。
以前北朝鮮が最初のミサイル発射実験をした時、のんは保育園児だった。
その日、ニュースを見てから、のんは一日泣いていた。
「どうしたの?のん」
「きたちょうせんのミサイルがこわいの。おかあさんといっしょじゃないときにミサイルがきたらどうなるの?」
泣きじゃくりながら、のんが言った。
「大丈夫。北朝鮮はお金がないから、実験しておどかしてるだけだよ。ほんとうの爆弾は作れないから」
そんなようなことを言って、のんを抱きしめた。
「誤探知だったそうです。発射されてもふだんどおりにしていてくださいらしいです」
「ありがとう。これからふつーにランチします」
「何のメール?」一緒にいた友だちが聞く。
「あ、テレビ見てる息子から。ミサイルが発射されたらしい、ってのと」
「えっそうなの?」
「いや、誤探知だったんだって。それが今のメール。」
「あらそうなの」
また着信音。
「多分今日の午後発射するけど、基本的に落ちてこないので普段どおりに生活してくださいと」
「了解。ありがとうね」
発射通知でパニックになるほどおっちょこちょいだとは思ってないだろうけど、でも外にいる私のことを
彼なりに心配してくれているんだろう。
「いっしょじゃないときにミサイルがきたらどうなるの」
…小さかったのんの思い出話を、うっかりその友だちに話しそうになって、やめた。
その友だちは、一人息子を亡くしているのだった。大学卒業後すぐに。
いつも明るくしていて、そんなこと感じさせないけれど。
…一緒じゃない時に離れ離れになってしまうことは、どこにでも起こりうることなんだ。
観ているニュースが変わったらしく、今度はイチローさんの胃潰瘍の報告メール。
イチローさんの動向は、私たち母子の大事な共通の話題だけれど、私はこのメールには返信しなかった。
友だちは「メールもういいの?」と言いながら、飼っているパピヨンという犬がいかに可愛いか、という
最初からの話を続けた。
母親の一番の願いが、子どもの安全な成長であるように
為政者の一番の願いは、国民の安泰と繁栄ではないのか。
飢えている子どもが現実にいるというのに、「飛翔体」開発に血眼になっている
あの国の為政者はやはりどうしたって間違えている、と思う。
だるまさんころんでしまふ花辛夷 千秋
「飛翔体」は今日発射され、迎撃はしなかったとのこと。
最悪の事態が避けられた今日を境に、対話の方向に進んでくれるといいな、と
単純に思っても無理なんだろうな。それでも
そういう世界になってほしいと願う。すべての問題が対話と協議で解決される世界に。
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北朝鮮の事を知りたかったら
「スイス政府民間防衛」か「国民の知らない反日の実態」
で検索して日本の現状を知ってくれ。
日本は既に武器を持たない戦争してるって事わかる。
平和で話し合いしたいのに回りの国はそれを許してくれないのが現状なんですよね。
皆で解決する為のアイデアが必要な世の中なんです。
2009/4/5(日) 午後 5:41 [ 国際平和人権寄付団体 ]
結局誤報だったそうで。
本番に向けて、問題点を洗い出してくれたということでしょうか。
でも、国際的に情けなさ、爆発ですね。
2009/4/5(日) 午後 8:34
辛夷トラバ&ポチ★
2009/4/5(日) 午後 8:34
ノンちゃんは、心のやさしい人ですね。お母さんが人一倍大切なんでしょう。小さなころからそうなんだね。その気持ちを壊すことなくここまで来たんだなと思います。そして、その気持ちは、母にだけ向けられるものではないのでしょう。
2009/4/6(月) 午前 4:40
内緒さま。
つまり民族をひとくくりにしない考え方ですよね。すごく大切だと思います。こういうことがあると、隣の市の朝鮮学校の生徒がいやがらせを受けたりして、すごく悲しくなります。
目の前にいる、ひとりひとりの人格と人権を大切にすることが、本当の愛国心だと思います。そして私たちは地球市民ですよね。
2009/4/6(月) 午前 11:17
kwyさん、はじめまして。
いろいろ知ることは大事だとは思うのですが、私にできるのは
ネットで詳しく勉強をして、声高になにか主張することではなくて、
目の前にいる友人の、家族のこころを守ることなんです。
そういう女性的な考え方を、愚かだと思う人がいるのは知っていますが、私はそれしかできないし、「平和への近道」ってないと思うんです。気が遠くなるような、善の連帯を自分の身近から。それが私のスタンスです。でも平和を願う同志ですね。真摯なコメントありがとうございました。
2009/4/6(月) 午前 11:25
アメジストさん。
結局長射程の実験が成功だったということみたいですね。
ミサイル一発分で、100万トンのお米が買えたそうです。
2009/4/6(月) 午前 11:28
トラバありがとうございます。
街を歩いてる途中で撮った写真で申し訳ないです(*^_^*)
まずは後ほど携帯で、あとでゆっくり鑑賞に伺います。
2009/4/6(月) 午前 11:30
冬樹さん。
押しつけのない優しさを身につけさせたいと思って育ててきました。
一時は私とは口もききませんでしたが、今は家族の中で私を一番気遣ってくれます。
でも今は父親を越えようともがいてますよ(^^:
いろいろ経験して、大きな人間になってほしいです。
2009/4/6(月) 午前 11:33
能力のある連中であるのは確かなんですけどねえ。
使う方向が正反対に間違い続けていて。
きっとイチロー級の野球の天才もいるのだけど、埋もれて潰されていってるんですね。
切ない国民です。
2009/4/6(月) 午後 8:51
はじめてお邪魔します。
ろっぺい、と申します。お嫌でなければどうぞよろしく、、、。
私の同級生が日本人妻としてかの国にいます。
十年ほど前、日本人妻里帰り第二便で帰国し、私たち同級生が歓迎会を開き、彼女は感涙にむせんでいました。その後どうしているのでしょう。
近くの国なのですから仲良く行き来したいですよねえ、。
辛夷咲くこの裏山に家迫る
自然がだんだん押しつぶされるようです。
2009/4/6(月) 午後 10:24 [ ろっぺい ]
のきたろう師匠。
本来は文化水準も高く、体も大きく、日本人がその文化を学んできた民族なんですよね。
南北が統一されて落ち着いたら、WBCなんか叶わないでしょうね。
でも子どもを、若い人を育てない国に未来はない、と思う…(>_<)
2009/4/7(火) 午前 9:41
ろっぺいさん。ご訪問ありがとうございます。
嫌だなんて、まさかまさか。下手な俳句をろっぺいさんに読まれてしまうのかと、一瞬緊張はしましたが(^^;
同級生の方は、短い滞在で、またかの国に帰られたのですか。
母国である日本との、手紙のやりとりもなかなか出来ないと、テレビでみたことがありました。
そうですよね。かの国には、自らの意思と関係なく海を渡った日本人女性がいたのでしたよね。
何気にコメントに佳句。流石です。
私一句ひねるのにウンウン言ってるのに(^^;
2009/4/7(火) 午前 9:47
内緒さま。
勝手に育ってくれました(^^;
2009/4/7(火) 午前 9:48
内緒さま。
ありがとうございます。わたしもうれしいです。
2009/4/7(火) 午前 9:49
京都という位置がらか、ミサイル発射に関して全く頭にありませんでした^^;
のんちゃんは本当に親思いの良い子ですね〜!
こちらでのんちゃんのこういう温かい話聞くといつも心まで温まります^^
お友達の息子さん、とても残念なことだったんですね・・・
友人に気遣いながらお話する千秋さんが思い浮かびます
そんな千秋さんだから息子さんも似るんですね^^
2009/4/7(火) 午後 2:57
まりりんさん。
のんはずっと優しい子で、優しすぎて男の子としては大丈夫かなと思っていましたが、高校で武道をやって、自信に裏打ちされた優しさを持つ子になってくれました。
ミサイル、東京でも東北ほどには話題になりませんでしたが、パトリオットミサイルの配備があった分、多少ナーバスになりましたね。
2009/4/7(火) 午後 9:57
1人でいきがって、誰にも相手にされない人がどこに行っても必ず見受けられますが、今回のミサイル発射のニュースは、何かそういう人のことを連想してしまいます。こんなあきれ果ててしまうようなニュースが少しでも和らぐような千秋さん親子の対話ですね。
2009/4/13(月) 午後 10:46
家族っていいね。
ステキだ。。。
北の人も家族を思ったら
ミサイルよりもパンにお金を
使えると思うけど・・・
2009/4/16(木) 午後 4:03