まずは、tkyny氏に謝辞を。
私のつまらない記事をわざわざ、
しかもこんなに詳しくご検討いただき恐悦至極でございます。
トラックバック先での調査・検証結果
まず、現実をみると「左右同じ価格」と「左用の種類の乏しさ」が検証される、とのこと。
私がネットで少し調べたところ、たいていのグローブが右利き用しか売っていなかった。
次に、「マタニティ(=妊婦用の洋服一般)」とのアナロジーによって分析がつづく。
マタニティは「普通の服に比べて、生地の大きさや裁断の仕方に特別違いが無いにも関わらず、
値段が割高」だ、という。
マタニティの市場の特徴として「需給ともに市場が小さい」ことと「価格弾力性が低い」こととが
あげられている。しかしこれはあくまで、「普通の服に比べて」である。
以上の分析は、「マタニティ」と「普通の服」を対比したものになっている。
なるほど、「マタニティ」の消費者と「普通の服」の消費者とはそれを購入する目的が違うから、
まったく異なる嗜好をもっているだろう。需要曲線の形状が異なるのも自然である。
※ところで、グローブの「代替財」とは、グローブ以外のものを指すのでは?
反論
しかし、右利き用のグローブ(以下、RG)が左利き用のグローブ(以下、LG)に比べて「価格弾力性が低い」ということがあるだろうか?別の商品ではあるが、目的がまったく等しい商品である。それでも消費者の嗜好に違いが出るだろうか?右利きの人間より左利きの人間のほうがグローブに対する「必要不可欠さの度合いが強い」のだろうか?
右利きの人間も左利きの人間も、スポーツ用品店で直面する状況は、価格と種類の違い(供給側の問題)と左右対称なことを除けばまったく同じである。グローブに関しては、非対称な議論は許されない。
やはり、RG、LGともに需要曲線の形状に違いはないと仮定するのが妥当ではないか?
論点整理
つまり、LGの需要曲線は、RGの需要曲線を下方にシフトしただけのものである、と仮定すべきである。
そして、供給曲線についてはRG、LGともにまったく同じであると仮定する。生産費用に差がないと
考えられるからである。
ここまでは、私の前回の記事の論証をまとめたものである。
やはりtkyny氏の言うように、LG市場だけが「山小屋の自動販売機」と同様に完全競争状態に
ないために、左利きの人間をぼったくっているのだろうか?
その他の仮説
1.LGだけはモデルチェンジの周期が早いために、売れ残りのリスクが高く、その分だけ価格が高い。
2.RGとLGの価格が等しいことに対して消費者が「公正さ」を感じているために、LGだけ低価格に
設定する業者に対して「不信感」を感じてしまう。そのため、値下げをしても他業者から
顧客を完全に奪うことができない。(自分でも意味不明)
3.左利きの人間はスポーツ界で重宝されるがために、スポーツ用品への嗜好が強い。
(だとすると、RGに比べて、LGの需要の価格弾力性が小さいと仮定するのも妥当か?)
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