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ずいぶんバイクガレージの写真がたまっています。 なのに、近直のお話からお伝えします。 オーナーから直々の電話があってガレージに出かけると、このシャリィが組み立てられているところでした。 「わっ、これは新車じゃないですか!」 「だから、電話をしたんだよ。欲しがってただろう?」 確かにそうなんですけど、こんな急に言われても…。 確かに梱包されてあったらしき木枠の残骸は近くにあったし、メーターも日本仕様。 「日本からのルートができたんですか?」 「いや、タイから」 この辺りからいろんな疑問が湧いてきます。 シャリィは2000年までに生産が終わっているはず、日本でこんないい状態で残されていたのなら、好事家にはかなりの価格で取引されるはずだからです。 輸入関税の軽減策として、同じASEANグループのタイを経由して日本製品が輸入されることはあります。 ただこれは税額の高い建設重機や高級車がほとんどだと聞いています。 それに、シャリィが海外で生産されていた話も耳にしたことはありません。 このオーナーは決して嘘は言いません、時にはムキになって本物だと証明してくれることがあります。 ここは訊ね方を変えることにしました。 「メイドインジャパンですか?」 オーナーが黙って指さした先はエンジンのクランクケース、傷ひとつない表面には『HONDA』の文字の下に小さく『MADE IN JAPAN』とありました。 「いくらで売るの?」 「買うのなら、言う」 「プライスが分からないと、考えようがない」 「…お前なら、…500ドル!」 ここで二人が大笑い、コピーですと宣言したようなものですから。 各所に貼られているはずの日本語注意シールもなければ、控えさせてもらった車体番号もシャリィのものではありません。 家に帰ってからネットで確認すると、ボディのストライプもどの写真からも見られなかったし、速度計の内部にあるHONDAマークもこの『シャリィ』にはありませんでした。 「いいナンバーだろう?組立が終わったらすぐにでも乗れる」 「でも、私は丸形ヘッドランプのシャリィが欲しいんです。緑色で、もちろん日本製」 「知ってるよ。でも、日本製のお古とあまり変わらない値段で、新車に乗れるんだよ!」 私には魅力のある提案ではありませんでした。 たぶん私の考えと同じ方がベトナムにも多いようです、なかなか嫁入り先も決まらずに、今日前を通った時もガレージの中にありました。 このオーナーは本物志向がウリのはず、いつもらしくない『シャリィ』なのはどうしたことかとお留守のようだったのでメカニックさんに尋ねてみました。 不自由な会話の中で分かったことは、オーナーさんの弟が某国で商談中に見つけたのがこの『シャリィ』、とてもよくできているからとサンプル購入したものが到着したようでした。 もちろんオーナーさんは叱りとばされたそうで、店では売らないからと弟さん名義で登録してしまったとか。 そんないわく付きの『シャリィ』、どうして私にオファーがあったのでしょうか…ね。
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カブとシャリィ
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さくらさん、これまで私のブログではずいぶんニセ物の『メイドインジャパン』をご紹介してきました。
その中で、本物を上回らなくても同等とまで評価できるのは、やはりなかったと断言できます。
だから、『ちゃんと動く』のは買ってからしばらくの間だけだ、と思っていなければいけません。
『丈夫』は運を天に任せるしかありません(笑)
本物のシャリィは、日本で確か10万円台の前半だったと記憶しています。
2010/2/5(金) 午後 11:52
きのこさん、なんといっても、コピーであっても、新車なんですからきれいなのは当然でしょう(笑)
私もシャリィのデザインは大好き、この旧タイプでヘッドランプが丸形のシャリィはもっとレトロな感じがします。
これが好きなんです。
少なくてももう15年以上前のバイクなんですよ、それでもベトナムでは現役で走っています(笑)
2010/2/5(金) 午後 11:53
ひーさん、おっしゃる通りです。
仮に購入時には本物に近い性能があっても、それを維持することはまず不可能だと思います(笑)
カスタム化して、本物に近づけるなんて、皮肉ですよね(爆)
2010/2/5(金) 午後 11:54
こんばんは、smokyさん。
丸いヘッドランプを付けたシャリィの方が、絶対に可愛いですよね。
その上、12ボルトタイプで、程度がよくて、オリジナルのままで、もちろん日本製!
この5条件だけでも5年がかりで見つけることは出来ずにいます(笑)
散歩の方が健康にいいのは、じゅうぶん分かっていますけど…(汗)
この『シャリィ』でも200ドルなら買ってもいいかな?(爆)
2010/2/5(金) 午後 11:55
せい君のママさん、最近はオーナーさんの雰囲気で彼が何を考えているのかが分かるようになりました(笑)
でも、このオファーは何だったんだろうと思ってしまいました(汗)
冗談好きで、時々大笑いをさせてくれます。
最近、大資本の競争相手が出来たので、どんな経営の舵を切るのかもお手並み拝見しています。
まだ後ろ姿だけしか公開の許可をいただけないのが残念、とてもいい男なんですよ(笑)
ぽち、ありがとうございました。
2010/2/5(金) 午後 11:56
夢花さん、本物と同じ性能で、本物と同じぐらいの耐久性を発揮してくれるのなら、私も考えないこともないんですよ(笑)
本物のHONDAとニセ物の差は、わかる人なら乗ってみてすぐに感じ取れるそうです。
私は残念ながら、状況証拠からでなければ判断できません(笑)
やっぱりこだわりを決して捨てられない状況もありますよね、よく分かります。
2010/2/5(金) 午後 11:57
炎蔵さん、まったく同感です!(笑)
欲しいタイプのシャリィ、TBしておきました。
これが緑色なら「譲って下さい!」と言い出すところです。
HONDAは、スゴイです。
ただ、乗って楽しいバイクがずいぶん減ってしまったように感じているんですよ(笑)
ぽち、ありがとうございました。
2010/2/5(金) 午後 11:58
whitekopikoさん、確かに日本からの50ccバイクはなくなりました。
だからこそこうやって新車と変わらない価格で今も取引されているのだと思います、日本での『原チャリ』とはまったく違った使い道だからでしょう。
ただ、今の日本製が昔のような堅牢製があるかと聞かれれば、残念ながら肯定することは出来ません。
当時と設計思想がまったくかけ離れてしまっているからです。
労働者の環境も変わりました。
それに、もうひとつ認識していただきたいのは、アジア諸国を軽視してはいけないでしょう。
ホンダが中国進出した時、ずっとコピーを作っていた会社と手を組まざるを得なくなったほど、技術基準は肉薄してきています。
私はこの『シャリィ』を製品的に決して貶しているわけでもなく、事実だけをお伝えしているつもりです。
なぜならば、噂は耳にしているけれど、現在はどうなのか立証できないからです。
Jプランドの雄であるSONYがいろんなクレームで苦しんだように、今回はTOYOTA。
日本製品の神話が崩れかけているのは、海外にいれば肌で感じますよ。
理由は、たくさんあげられます(笑)
2010/2/6(土) 午前 0:01
このシャリィ、なんかニヤけました。
おっしゃる通りこんなに綺麗な新車が今ある訳が…
クランクケースはピカピカなのにその下の部品は錆びている。。。
そんな所もご愛嬌なんでしょうね。。。
2010/2/6(土) 午前 11:47 [ 148KING ]
ベトナムオフロードさんが、疑いもなく、検討してくれたら・・・
扱ってもいいのかな・・・
という試算があったから、オファーされたのか・・・
でも、値段を言うところまでしか、企みは続かずって感じだったんでしょうかねぇ〜
うーん、
2010/2/6(土) 午後 3:30
いしぶろさん、日本では味わえない楽しさがたくさんあるでしょう?(笑)
一瞬でも『おおっ!?』と思わせる仕上がりでした、知識と見る目が求められる買い物は、結構面白いですよ。
生産が打ち切られて10年以上、それでも続けて作られていることにHONDAのすごさを感じさせられますね(笑)
2010/2/7(日) 午前 9:21
アガスタさん、まずはよくできた『シャリィ』だと言えます。
どんな魂胆だったのかはまだ不明、でも毎回楽しませてくれるお店でしょう?(爆)
買ってきた弟さんも乗らないバイク、このまま値段が下がってくると、お客様がつきそうです。
200ドルを切ったら、私がお客様になっているかも知れません(笑)
2010/2/7(日) 午前 9:21
ず〜〜っと前から『愛しのシャリィちゃん』言うてたから
きっと試されたんやで(^^)
これでもええやん
馬には乗ってみよ
2010/2/8(月) 午後 7:11 [ gob*te*_*aisuki ]
goboさん、そうかも知れませんね(笑)
でも、『丸めで、12Vで、緑色』の三条件はよくご存じのはずだし、「利益が出ない商売」だからとのお答えもいただいています。
工場も拡大されていますから今はやる気満々、私に息抜きして遊んでいたのでしょうか?(汗)
これから前を通るたびに冗談がてら価格を聞いてみましょう、もしかすると『持って行け!』…は、ないでしょうけどね(爆)
2010/2/8(月) 午後 11:44
ベトナムに渡った日本製の『宇宙船シャリー』と思ったのに
コピーですか!
今、日本には丸目のシャリィにダックスにモンキーM型、4L、みーんなコピーで入って来てますが、安くてもだーれも買いません
ディテールがおかしいからです
作るだけ無駄なのにどんどん在庫が増えてます。
あそこまで作れるのにどーして仕上げに手を抜くのかわかりません?
どーせなら欠品の旧車パーツでも作れば喜ばれるのに
2010/2/9(火) 午後 9:04 [ ヨンクロウ ]
ヨンクロウさん、私も一瞬目を疑ったほどでした(笑)
外見の仕上がりは数年前とは比較にならないほどよくなっています、塗装のコンタミも片面に1箇所だけ。
ほほ〜、丸目のシャリィも出回っているんですね、気を付けないと…情報をありがとうございます(笑)
性能や耐久性は未確認ですが、ここまで出来る技術があればねぇ、おっしゃる通りだと思います。
オーナーが500ドルと言ったのは、たぶん仕入れ値がその半額だと踏んでいます。
200ドルなら体を張っての試乗もいいかな?でも微妙です(爆)
2010/2/9(火) 午後 11:41
カンボジアで見かけたシャリーちゃん
まだ報告せんのか?
2010/3/31(水) 午後 7:39 [ gob*te*_*aisuki ]
今写真の整理中に付き、いましばらくお待ち下さい(笑)
満載ワゴンが終わってからにしますね。
2010/3/31(水) 午後 11:37
やっぱりこれが伏線やったんやな
あんたのブログは先も考えて読まなあかんから
疲れたりする(^^);
2010/4/10(土) 午後 6:36 [ gob*te*_*aisuki ]
いえいえ、決して先読みして記事にしておいた訳ではないんですよ、goboさん(笑)
もちろんオーナーさんの弟さんがどこの国に出かけられていたかは知っていましたけどね。
のちに自分がそこに行くなんて、考えてもいませんでした。
いい情報をもらっていたことは、確かです(笑)
2010/4/10(土) 午後 11:42