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生体牛輸出反対沸騰 残酷な屠殺光景が放映される 5月30日夜のABCテレビ時事番組「フォー・コーナーズ」で、動物保護活動家が撮影したインドネシアの屠殺現場の光景を収めたビデオが放送された。 ビデオは、インドネシア国内の複数の屠畜場で撮影されたもので、暴れる牛を押さえつけ、失神させない状態で喉をナイフで切りつけ失血させたり、一度で頸動脈を切り開くことができず、10回ほど切りつけたり、暴れる牛を殴る、刃物でえぐるなどの場面が映されている。 この屠畜場で屠殺される牛がオーストラリアから生体牛として輸出されたものとされており、アニマル・オーストラリア、動物虐待防止協会(RSPCA)、緑の党、連邦議会のアンドリュー・ウィルキー無所属下院議員らが、政府に対して、生体家畜輸出を禁止するよう改めて要求しており、「政府も畜産業界もインドネシアの屠畜場の現状を認めることを拒否している」と批判している。 業界団体LiveCorpでは、放送に先立ってビデオを提供され、インドネシアの屠畜場3か所との取引を直ちに停止し、他の1か所には屠殺訓練専門家を派遣した。LiveCorpのキャメロン・ホールCEOは、「発展途上国での動物福祉改善には様々な難問があるが、過去10年大きく進歩してきたと思う。動物福祉に関してオーストラリアほど努力しているところはないし、動物福祉にオーストラリアほど投資している国もない」と述べ、ビデオに撮られた光景はインドネシアでも少数だ」と強調している。 インドネシアは、オーストラリアの牛輸出相手先としては最大の市場で、約100か所の屠殺場を持っている。アニマル・オーストラリアのリン・ホワイト氏が2011年3月に11か所の屠畜場を視察したが、家畜虐待は一般的な光景だとしており、一度は牛が滑りやすい床で脚を折ったが、屠殺室までむりやり歩かせようと力を入れたため、尾骨を折り、眼をえぐり、鼻から水を注ぐというありさまだったと証言している。また、RSPCAのビッダ・ジョーンズ科学主任は、ビデオ内容分析を指示され、「平均10回、牛は喉を切られ、中には33回も切られた牛がいる。屠殺担当者に技能が欠けており、しかもナイフの刃も鈍っている」と分析している。 オーストラリアの生体牛輸出業者は、牛をロープで吊り下げて喉を切り、失血死させる伝統的な屠殺手段から、拘束箱と呼ばれる牛を床に固定する方法で動物福祉を改善できると期待しているが、実際に生体牛はこの箱を使っていない屠畜場に送られており、輸出業者も同じように非難の的になっている。 緑の党が生体牛輸出問題を議会で追及し、ウィルキー議員も議員立法案を書くとしている。(AAP) 生体牛輸出6か月禁止 牛虐待屠畜場報道に政府決定 6月8日、連邦政府は、インドネシア向け生体牛輸出を即時停止し、最長6か月禁止すると発表した。 ABCラジオに出演したジョー・ラドウィグ農業相は、「今のところ、輸出禁止の影響について業界とは話し合わない。インドネシアで動物福祉を厳格に守るセーフガード制度が施行され、オーストラリア政府、国民、業界がその制度を信頼できるようになるまで生体家畜輸出を禁止する。輸出業者が、オーストラリアの港から屠畜場まで供給流通チェーンの全段階で透明で点検可能な動物福祉を保証する機能を編成しなければならず、政府は、その機能の編成を輸出業者に義務づけるセーフガードを設立しなければならない。ABCテレビの『フォー・コーナーズ』で放送されたビデオには多くの国民と同様ショックを受けた。インドネシアの一部の屠畜場で行われているこのような残虐な動物虐待は忌まわしい行為だ。国民は、政府が行動すべきだと考えている。業界代表と話し合って、動物虐待をなくす制度を作らなければならない」と語っている。 これまでに考えられている制度として、独立機関を設け、インドネシアだけでなく、すべての生体家畜輸出供給チェーンについて輸出先の屠畜場まですべてを監査する制度がある。 ラドウィグ大臣は、「『フォー・コーナーズ』を見るまで、海外での動物虐待の現実を知らなかったが、1月に、業界に宛てて、動物福祉が十分ではなく、改善の余地があると通達し、3月に業界が計画案を提出した。しかし、その内容が十分でなかったため、そのことを再度通達した」と語っている。 また、連邦政府は、これからインドネシアとも話し合い、屠畜場の慣行を改善する対策を考えるとしており、「供給チェーン保証制度を実施するまでにはしばらく時間がかかるだろう。期限を定めるつもりはないが、現在の輸出禁止は当面6か月とする。この期間中に業界が保証制度を考えて提出するよう望んでいる」と語った。 これに対して、畜産業界では、政府の措置は無理もないと認めながらも、経済的に大きな打撃になると苦渋を隠しきれない。(AAP) 「好奇心はネコをも殺す」 オーストラリアの野良ネコ駆除作戦 2010年02月24日 18:27 発信地:シドニー/オーストラリア 【2月24日 AFP】オーストラリアの科学者らは、同国に1800万匹生息しているとされる野良猫を駆除するため、「好奇心はネコをも殺す」のことわざにあやかった新たな罠(わな)を考案した。 この新たな罠は、音と光を用いてネコの好奇心を刺激し、近寄ってきたネコに毒を噴出するというもの。豪研究機関の「外来種共同研究センター(Invasive Animals Cooperative Research Centre)」によると、サウスオーストラリア(South Australia)州沖のカンガルー島(Kangaroo Island)でまもなく実験を始めるという。 スティーブン・ラピッジ(Steven Lapidge)教授によると、この罠はトンネル状の装置で、音と光を発してネコを中に誘い込む仕組み。「トンネルの中を通過する動物をセンサーで判別し、ネコのかたちをしていたら、その腹部に、睡眠を誘う毒を噴出する」という。豪公共放送のオーストラリア放送協会(ABC)が伝えた。 外来種共同研究センターは、オーストラリア国内に約1800万匹の野良猫が生息しているとみている。もともとペットだったネコが野良ネコ化したものだが、野生生物を殺してしまうため問題化している。だが、普通の毒で駆除するのが困難で困っていた。 オーストラリアは広大であることから、外来種などが入り込むと思わぬ結果になることがある。同国では、野生のブタやウサギ、キツネ、オオヒキガエル、果てにはラクダによる農作物や環境への被害に悩まされているという。(c)AFP
鯨保護などを筆頭に、動物愛護団体・環境保護団体が大手を振っている国。 価値観の違いというより、ビジネスとして成り立っているのだろう。 今夜の『チャンネルニューズアジア』によれば、インドネシア政府は急遽ニュージーランドに緊急輸入を依頼したそうだ。 |
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