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タプロム寺院の、第一回廊にあたります。 ここは正門北の脇門になります、今は『(修復)工事中区域に付き、立ち入り禁止』とありました。 表示板に三つあるマークの左はアンコール遺跡を管理する『アプサラ(委員会)』、右はユネスコの『世界遺産』のマーク、真ん中は分かりませんでした。 もちろん中には入らずに、門のレリーフ模様だけを撮らせてくださいとお願いしてみました。 もちろんジェスチャー交じりの英語で。 「(その位置からだと)ノー プロブレム」 写真を撮らせていただいてから「ありがとう」と一礼すると、反応がありました。 「日本からか?」 「イエス、ストーンビルトに興味があるんです」 「オーケー、カモン!」 回廊の中では鉄パイプを支柱に、チェーンブロックを使っての修復工事が行われていました。 遺跡に傷が付かないよう、接触部には分厚く布が巻かれています。 「マテリアルは?」 「もちろんカンボジアの砂岩を使う。同じ産地から運んでいる」 同じ産地からといっても、修復された部分はすぐに分かります。 長い年月で変化した色までは、今は無理。 年月が経過すると、目立たなくなるそうです。 「何年かは分からないけどね、10年か100年か」 「それにしても、樹の生命力は驚異的ですね」 「そうだね、樹にはかなわない。樹で崩されたところは修復できない」 「今修復しているのは?」 「自然崩壊と、銃弾で崩れたところだけ。あとは、補強」 1991年まで、内戦があった国です。 修復が終わったところや進行中の場所に案内していただきました。 「どんな飾りが刻まれていたのかを検証中だから、その作業が終われば可能性はあるだろうね」 「それまでは?」 「このまま」 彫刻の残っているところには、ステンレスのボルトで補強するだけ。 補修には場所ごとに合わせた手作業が必要ですから、実に時間がかかります。 このワーキングエリアで作業していたのは、数えただけで16人。 作業が始まって3年目だそうです。 「いちばん若い人は何歳ですか?」 「赤いシャツを着た彼が18歳で、いちばん若い」 「いいマスターになれそうですか?」 「………」 おい、赤シャツ君、がんばれよ!とってもいい笑顔なんだから。 もっと聞いておけばよかったこと、たくさんあります。 数百年の昔に大きな石をどうやって高く積めたのか、彫刻に失敗したらどんな対応がなされたのか、案内していただいた方はカンボジア人だと思うけれど、確認しなかったことなどなど。 でも、立ち入り禁止の中を見学できたことだけでも、感謝しなければ。 時間をヘンな日本人のために割いてくださって、もう一度ありがとう。 |
隣のCAMBY
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さといも庵さん、単に国のレベルではなく『人類の遺産』として認定されたわけですから、修復に当たる人たちにも気苦労はあるんでしょうね。
日本政府もあちこちの遺跡修復・維持には協力しているし、民間レベルでも大学を中心に活躍しているそうです。
カンボジアと日本のかかわりは深いんですよ、今でも『ミスター・アカシ』はよく知られています。
1991年からUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)の事務総長だった明石康さんのことです。
『アリガトウ』はほかの国の人とよく間違われるので、意識的に使っているんです(笑)
ぽち、ありがとうございました。
2011/11/7(月) 午後 11:40
さくらさん、そうかも知れませんね(笑)
職人さんは自分の仕事を誇りにしています、私も尊敬しているのが通じたのかな?
私はベトナム語でのありがとうを使うより、日本語を多用しています。
日本人と分かってもらうためもあるんです(笑)
ベトナムでも『お客様は神様』とは考えない国、売り買いは対等の立場にあると認識されているんですよ。
最近は露店のおばさんたちも『ありがとう』に反応してくれるようになりました(笑)
植物の生命力は凄まじい時があります、こんな巨岩をなぎ倒してしまうんです。
2011/11/7(月) 午後 11:41
こんばんは、なかやマンさん。
遺跡修復にはいろんな手法があると思います、おっしゃるような修復もまたいいですよね(笑)
やっぱり郷に入っては郷に従えで、その国独自の文化の中で守っていくのがいいのでしょう。
なかやマンさんもそう思われます?
家内や義弟とまったく同意見です(笑)
ぽち、ありがとうございました。
2011/11/7(月) 午後 11:41
hoianさん、引越しされていたんですか、それはお疲れ様でした。
子供の頃は引越しばかりで、転校するのがいやだった時期を過ごしました。
そんな職業にだけは就きたくないと考えていたんですけど、海外への引越しまで経験してしまいました(笑)
ガジュマルの大樹は複雑な根の張り方をしますからね。
それでバランスの取れている箇所も当然いっぱいあるわけでしょう。
このあとに続けて書こうと思っているんですけど、いろんな議論はされているみたいですよ(笑)
この国でもベトナムでも、真正品は美術館で保存して、レプリカを現場に残すことも多くあります。
これもひとつの手法なんでしょうけど、ファンとしては不満が多いのも事実ですよね。
2011/11/7(月) 午後 11:42
お宮さん、歯の治療の場合は残された側も大胆に削り取りますよね?
私はこれが苦手なんですけど(笑)
ここでは残された側には一切手を付けず、新たに加えるものだけを加工しています。
時間は…無制限一本勝負かな?(笑)
レリーフなどの装飾は、周囲の柱だ度からある程度の推定はできるでしょうね。
この先、議論がまだ続くとは思いますけど、どうなるんでしょう(笑)
2011/11/7(月) 午後 11:43
こんばんは、smokyさん。
そうなんですよ、身に余る光栄です。
いつも追い払われてばかりですからね(笑)
遺跡の周辺はずいぶん手入れされていますよ、もちろん地雷の心配もなくなりました。
またぜひお出かけしてみてください、衛生状況も改善されていますよ(笑)
2011/11/7(月) 午後 11:44
こんばんは、からすさん。
『ありがとう』は『さよなら』と並んで、世界で一番有名な日本語ではないかな?
それに、美しい言葉でもあると思います。
『岡本課長』から聞いたらしく、バスに戻ると支給される冷たいペットボトル水をもらう時にも、ドライバーが先に言うようになりました(笑)
技術職・技能職には共通の心理があると思います。
『ちょっと自慢したくなる』心理です(笑)
案内していただいた方の国籍を聞くのは失念しておりましたが、顔立ちからはきっとカンボジアの方でしょうね。
これからは妄想に入ります、インドで石工の技術を習得して、この修復工事に白羽の矢が立てられた方!(爆)
ガジュマルの大樹はすごいでしょう?ちょっといたずらをしたくなりました。
それは次回に…(笑)
赤シャツ君、照れ笑いしているでしょう?もっとがんばれよと声をかけてきました(爆)
ぽち、ありがとうございました。
2011/11/7(月) 午後 11:45
ワンワンさん、『ありがとう』は魔法みたいですね(笑)
単に崩れた石造りなら積み直せばいいんでしょうけど、そこに大樹があって、その根が深く入り込んでいるとなれば、切り倒すことだってできないのだろうと思います。
ステンレスのボルトはご覧の通り10mmほどの細いものでした。
あまり締め付け力が強いと、逆に石への力が加わりますから、ひびが広がらないようにと崩落防止の意味合いではないでしょうか。
工事が終われば自由に見学できます、でも、去年も見られなかったところだけに感激です(笑)
大ぽち、ありがとうございました。
2011/11/7(月) 午後 11:46
とらねこさん、もっとお偉い人が来たらヤバいかなと思いながら、ご厚意にはしっかり甘えました(笑)
去年も工事中だったんです、私にとっては初めて見る回廊でした。
この調子だと、あと何年かかるんでしょうね。
その頃には赤シャツ君も有力な作業者に育ってくれればいいんですけど(笑)
ガジュマル、長い時間をかけて石を倒してしまうんですね。
2011/11/7(月) 午後 11:47
anbelnさん、この技術者はきっとカンボジアの方、もしインドの方ならこれほどの会話は無理だったと思います(笑)
カンボジアも親日家の市民が多い国です、ここだけに限らずいっぱい親切をいただきました。
まさに『ありがとう』です。
1回だけ、バイクタクシーに約束の3倍を吹っかけられて、仕方なく払いましたけど(爆)
世界遺産は、世界で守りたいものですね。
2011/11/7(月) 午後 11:48
南の島でさん、今までにも『ありがとう』の恩恵はいっぱい受けているんですよ(笑)
だから『魔力』があると思ってしまうんです、決して特技ではなく語りかけることが第一。
少々言葉が通じなくても、臆せず。
これが私のスタイル、もちろんたたき出されることもたくさん経験しました。
いい経験だけを書く、ずるい人間でもあります(笑)
私が韓国の人だろうなと分かるのは『破裂音』と、語尾の『〜』の音で。
あ、ベトナムは北朝鮮とも友好国ですから韓国の人とは断言できません、元『喜び組』の公開されないパブもあるんですよ(笑)
手に職を持っている人たち、どこでも強いですね。
ぽち、ありがとうございました。
2011/11/7(月) 午後 11:49
炎造さんの仕事も、ずっと残る仕事じゃないですか、うらやましいですよ。
私はセクションが定期的に変わって、建物を作ったり製造ラインを作ったり。
どれも歴史に比べれば短い命です(笑)
でも、『ありがとう』はどんな職場にもいろんな効果をもたらせることだけは確かですね。
思いがけない効果を生む言葉でもあります(笑)
私も海外で恩恵を受けているひとりです(爆)
ぽち、ありがとうございました。
2011/11/7(月) 午後 11:50
10年、100年先を見通しての修復には、カンボジア政府の対応のよさにぽち〜。日本ではとてもとても、こんな先のことまで誰も考えなし、予算がどうのこうのと まとまらない
ありがとうは、いい言葉ですね^^すみませんより、ありがとうのほうがずっといいです^^最近中々聞くことが無くなりました。私自身も使う回数が減ったような
2011/11/10(木) 午後 6:01 [ 夢花 ]
夢花さん、やっぱり『修復』に関しての考え方が違うんでしょうね、これは痛感させられました。
結果がすべてだし、『費用対効果』で切り捨てられることの多い社会になってしまいましたからね、日本。
効率や結果だけですべてを割り切ってしまう、人間性のかけらも見られないこと、増えました。
こちらに来てからありがとうを言う機会が増えました。
これは単に日本人であることを知ってもらうためでもあったんですよ(爆)
ぽち、ありがとうございました。
2011/11/10(木) 午後 11:28
日本語でいちばん有名な単語て何やろ
挨拶ではやっぱりありがとうかな?
サヨナラも有名みたいやけど
いい気分にさせるんはやっぱりこれやろな(^^)v
2011/11/14(月) 午後 7:06 [ gob*te*_*aisuki ]
さて、グローバルなことはわかりませんが、今まで関わってきた国では『ありがとう』は有名な日本語なんですよ。
もっとも私が多用するからかもしれませんが(笑)
『さようなら』は、ほとんど使いません。
また逢えるだろうなの気持ちと、感謝をこめて、こんなときにも『ありがとう』で済ませます(笑)
goboさんはベトナム向き、あまりこの言葉は使われませんから(爆)
2011/11/14(月) 午後 11:29
これは職人気質があんたと相通じるもんがあったんやろな
好奇心だけではこんな特別扱いはしてくれんやろ
感心癖も自尊心くすぐったかも知れん(^^)v
2011/11/15(火) 午後 7:28 [ gob*te*_*aisuki ]
確かにおっしゃることも一因でしょうね、職人さんは自慢する傾向がありますから(笑)
同じ目線でものを見られること、これは得意技かもしれません(爆)
goboさんは得意分野を離れると、興味がまったくなくなるんでしょう?
2011/11/15(火) 午後 11:27
肴はあぶったイカでいい〜〜
男は無口なほうがいい〜〜
職人さんもおんなじか(^^)y-~~~
2011/11/16(水) 午後 6:14 [ gob*te*_*aisuki ]
おやおや、八代亜紀の歌ですか(笑)
たいていしゃべるのが苦手だから手に職を付ける、これが職人さんになるパターンじゃないのかな?
饒舌な職人さんって、あんまり見かけたことはありません。
だいたいTVに出ることを拒否する人が多いんですよ(笑)
goboさんの知り合いで社会活動を活発にしている職人さんって、あります?(爆)
2011/11/16(水) 午後 11:27