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これはわが家の北側、お隣は小さな商社ですから夜は誰もいなくなることを幸いに、ここまで店を広げる大胆さ。 夜だけだし、乗って来たバイクは遊歩道に停めてくれていますから、まだ個人的被害は少ないんです。 ベトナムでは『舗道は誰のものではなくみんなの物、誰がどう使おうと文句は言いっこなし』という風潮があります。 日本では『みんなの物だから、個人的な利用はやめよう』となるはずなんですけどね。 バイクはどこに停めるかというと…。 今はまだ9時、これが最盛期の10時になると義弟も店を閉めるのでその前にまで及ぶのが悩みの種。 ただ、11時になると店じまい。 それ以降になると公安(警察)の目が厳しくなり、ノー・ライセンスの店は(高額ではない)罰金を取られたり、店の備品を没収されたりするからです。 早く寝る人間にとっては、それだけが救いでした。 いつもの騒めきや嬌声ではなく、なんだか怒鳴りあっている感じですから、あえて出て行くことはしませんでした。 でも、今度は急に静かになって、少し離れたところでまた同じ声がします。 2階のベランダに出てみると、ハザードランプに(黄色い矢印の)赤色灯を点けた公安車両が停まっているではありませんか。 すぐにカメラを取り出しました。 車両には没収されたとみられるイスとテーブルが、すでに1セット乗せられています。 営業しているのは店内だけ、いつもこんな状態だといいんですけどね。 きっと店内は大混雑のはず。 長引いているのは、(義弟Bによると)どうやらこの店には責任者がいないからのようでした。 もちろん営業ライセンスはありませんから、IDカード(市民証)を見せての現取(現場取調べ)に応じています。 金のネックレスが夜目にもよく光ります。 公安車両のエンジンがかかりました。 ようやく引き上げるのでしょう。 今日のお仕事は、これで終わりかな。 普通はこういった手入れがあれば、数週間は安全日だと言います。 それがベトナムでは常識。 私も約30分のバトルを見終えて、残りのお酒を飲みに降りようと思っていました。 公安車両が、思いもかけないUターンをして戻ってきたのです。 これには大騒ぎ、敵もさるもの引っ掻くもの、こんなことはめったに見られないでしょう。 北側のお店は翌日から閉店、南側のお店もその月いっぱいで引き払いました。 「オレたちもたまに舗道で飲んだり食べたりするよね、これは大丈夫なのかい?」 「ドン・ウォリー(心配するな)、取り締まりは金儲け(営業)目的だけ。オレたちは大丈夫だよ」 義弟Bの意見に、ほかの義弟や甥っ子までが頷きます。 しかしながらベトナム人たちの『法律談義』には要注意、何度も肩透かしを食らわされたことがあります。 「店をやめるのはいいけど、かなり損害があったのではないかな?」 「彼らは借家だし、今までガッポリと儲けているから、これもドン・ウォリーだ」 毎晩でもないでしょうけど、ベトナム各地ではきっとこんな戦いが繰り広げられているのでしょう。 今日の午後からベトナム中部に出かけます。
チビたちの学校が何と8月からになっているので、たぶん10日〜2週間の旅になるでしょう。 SONYからもらったバッグはチビに取られ、いつも通りのリュックに荷支度も終わりました。 まずは夜汽車での出発、7名分のチケットが取れなくて寝台車ではなくソフトシートの旅は初めて。 では、行ってきます! |
日々平安
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