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和牛売り切れ

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サイゴンでは信号などで停まったバイクに、いろんなチラシを配る仕事があります。
義弟Cが持ってきてくれたのも、そんなチラシでした。

こちらには古くから『神戸牛』と表示して、怪しげな牛肉を売る店があります。
ベトナム政府は『狂牛病事件』以前からも『神戸牛』や『松阪牛』の輸入を許可していません。
『福島原発事故』からは、ずっと日本産牛肉の輸入をしていませんでした。
販売されているのは『米国産の神戸牛』で、本来は表示違反。
すき焼きやしゃぶしゃぶなどを提供する和食レストランで使われているのは、ほとんどオーストラリア産の和牛肉だったのです。



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ベトナムは豚肉ならなかなかおいしくて、いくつかのブランド肉があります。
ただ、牛肉となると評価はガタ落ち、たまに「これは、水牛じゃないか」と思わせるような代物に出会うことさえありました。
今年の6月、日本食材を卸販売している『アクルヒグループ』が農業農村開発省獣医局から神戸牛輸入ライセンスを取得したと新聞報道があって、もうすぐ口にできると現地邦人間で期待が高まっていたのです。

霜降りの和牛だと1kgが開店記念特価で385万ドン(100g当たり1925円)ですから、神戸牛だとどれぐらいするんでしょう。
月が替わってまだ6日、わが小遣いで買えるのならと出掛けることにしました。



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なぜ日本のイメージが『TOKYO』なのかはさておき、開店時間の9時にタクシーでほぼ一番乗り。
花輪もたくさん残っていて、ジャパンクオリティと肉の写真もいっぱいです。



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無洗米の法被を着た方もスタンバイ、肉以外にもどんな商品があるのかが楽しみです。
店内通路もベトナムらしからぬ広さ、まずはやっぱり肉売り場へと向かうことにします。



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途中の果物売り場には、私が欲しい梨はナシ。
ベトナムでは青いタイプのリンゴは、ほぼ売れません。
写真は禁止とどこにも書いていなかったので遠慮なく、注意されればやめる気で撮りました。



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肉売り場です、神戸牛がない。
開店直後なのにこのありさま、もしかして準備が間に合わなかったのかと思って聞いてみました。

「神戸ビーフは、どこですか?」
「ソーリー、3日間で全部ソールドアウトです」
「和牛は?」
「ソーリー、ソールドアウトです。今あるのはアメリカとオーストラリア産だけ」
大人気だったようです。



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目的の品がないと分かれば、あとは店内を見て回るだけ。
365とあるのは即席麺では後発組の日清食品が発売したチキンラーメンの亜流、4000ドン(¥20)です。



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日本の調味料もかなり揃っているし、レトルトフーズも種類が豊富でした。
ここは『ハチハチ』で手に入らないものを買うしかないなと、カートを押します。



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食器に洗剤類、ここが突き当りでした。
茶碗蒸しの蓋付き容器が欲しかったけど、残念ながら該当品なし。



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チビが一緒に来ていればもっと量は増えたことでしょうが今日はこれだけ、左下の袋に入っているのは1個5万ドン(¥250)のリンゴが3個です。
土曜日だけれど、建国記念日の前に四連休のお休みがあって、今日はその振替登校日。
別にこの日を狙って行ったのではありません、チラシをもらった翌日なのです。
結局肉類も刺身類も買わず。
どちらもチョー(Cho:公設市場)で家内が買う方が安いし、これだけあれば半月は十分持つでしょう。

よく考えてみたら、これらは家内が毎月2回『Tokyo Shop』で買うようなアイテムばかりです。
交渉して、いくらか払い戻ししてもらおう。



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却下。
味醂や『うどんだし関西風味』などの『必需品』がなかったからだそうです。
今月の小遣いは急に切迫してきました、どうしましょう。

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