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お馴染みの結婚式や誕生会にしてはちょっと早過ぎるなと思いながら出かける準備をしていると、複数のサイレンが耳をつんざきます。 ははん、あれだなと思って義弟に確かめると、案の定でした。 今は整備された遊歩道に沿って植えられた街路樹が成長して、対岸が見通せなくなっています。 お寺の屋根飾りに上る朝日も、もう見えません。 市場だってスーパーだって定休日があるのに、ベトナムには会社や公官庁以外はテトの長期休暇を除くと決まったお休みがないのです。 これが、『あれ』なんです。 すでに多くの人が集まっていました。 今回は交通規制もなく、バイクや車が自由に通れたのはどういった基準があるのでしょう。 ベトナムでは同じ公安省に属していても、大まかに二つの組織があります。 主に治安や諜報を司る『公安警察』と、地域や刑事・消防を司る『人民警察』とに分かれています。 どちらが怖いかといえば前者、何せ出入国管理業務も行っていますから、ビザの即刻停止や国外退去処分も彼らの権限です。 このトラックは、犯罪者の護送用車両なんです。 黄色い矢印が証言席、マイクの前に立った男性が何か述べておられます。 後ろの赤い矢印が警官席、被告や証言者の警護をしているのではないでしょうか。 日傘の上で、お水を飲んでいるのがきっと検察官だと思われます。 バイクや車が通るし、見物人もいっぱいいて、私が被告なら絶対にイヤだ。
でも、きっと選り好みはできないんでしょうね。 共産国家の『見せしめの刑』、十二年いて見たのは二度目でした。 |
日々平安
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