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これを右に行って、海岸に行くようです。 海岸はこの先の三差路を右に曲がって一本道、ガイドのNさんによると約2kmだそうです。 それを聞いて、ほとんどの人が左手のレストランへ入ってしまいました。 もうモニュメントで記念写真も撮ったし、ベトナムの人たちはこれでいいのかも知れません。 ここがベトナム、つまりインドシナ半島最南端、右がタイランド湾で左が南シナ海となります。 もちろん線などはありません、念のため。 こうして最北端を除いて東西と南の端を制覇した瞬間、お天気が良ければと思いながらしばらく妄想にふけりました。 私たち3人の姿を見て、みなさんは立ち上がります。 「ベトナムの一番南にあるレストランで食事です、あと30分頑張ってください!」 Nさんが声を掛けます。 他に誰も4kmの道を歩いていないんですけどね。 途中で勢子ガニを売っていました。 「ほかにお客様がいないから、かわいそう。お昼ご飯を食べるレストランで料理してもらう、チビが大好きだから」 そうなんです。 ベトナムのレストランは持ち込みでの飲食はおろか、海産物などを指定の方法で料理してくれるところが多いんです。 刺身は99%無理ですけど。 4kmも歩いてきた後です、先ほどのレストランでちょっとぐらいは休憩させてくれればいいのに。 速や足で戻って来たのに、チビも家内も海岸の話を聞こうともしません。 旅行主催のサイゴンツーリストは少々値が張るけど、美味しいものを食べさせてくれるのが有名。 でも、ここはあまり期待しない方がよさそうな気がしました。 海鮮レストランなのに、日本人が喜びそうな魚は皆無。 途中で家内が勢子ガニを買ったわけが分かったような気がしました。 こんな大雨の中、どこもぶらつく気も起きませんよね。 時たま『ベトナムの一番南にあるレストラン』の窓から、強い南風に乗って雨が入って来ます。 Nさんに聞いてみました。 「天気予報では、カマウ地方は『曇一時雨』でしたよね?」 「はい、『一時』ですからすぐに止むと思います」 「そうですか。ところで、岬なのに灯台がありませんね」 「私たちのいるところはここ(赤い矢印)、灯台はここ(黄色の矢印)。直線距離でも6kmはありますから、見えません」 「これを見たら、私はまだ(ベトナムの)最南端へ行ったのではないんですね?」 「旅行で見られる、最南端です」 まあ、いいっか。 これでカマウ岬ともお別れ、集合場所にはみやげ店もあったのに覗く時間がありませんでした。 観光船が何隻か到着しています。 時刻は13時、これから北上してバックリュウ省に向かいます。 何だか肩透かしを感じた、ベトナム最南端でした。 おまけ。
100点満点の95点を差し上げます。 5点引いたのは、クラクションの代わりにパッシングライトを多用していることが分かったからです。 |
ちょい旅
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