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エコウォッシャーとはベトナムの高級ホテルによく採用されているタイプ、もちろんニッコーホテルなどの超高級になれば対停電設備があるので電気式のウォシュレットだと思います。 頻繁な停電が少なくなって来たこともあって、わが家に3ヶ所あるトイレの2か所をグレードアップしました。 実はバブル時に入った『一括払い生命保険』の支払い問題がようやく解決、ン百万円の臨時収入があったから。 わが部屋のトイレは便器まですっかり替えてしまうほぼ一日がかりの工事。 義母の部屋は便座だけ交換、客間のトイレは従来通りのエコウォッシャーで我慢してもらうことにしました。 お客様が泊まるごとに、使用説明するのは面倒だという結論でした。 電源リセットするとこうやってノズルが出てきても、引っ込んでスタンバイ状態になればもう温風以外のボタンは受付けません。 ただ、一晩電気を切っておいて翌朝は約10分間は使えるという、厄介な故障なのです。 家内がTOTOに電話してサービスマンがやって来たのは2日後、それまでは客室のトイレを使わざるを得ませんでした。 サービスマンは首をひねるばかり、結局何もできずに帰りました。 帰り際に残していった言葉、これが気に入りません。 「お風呂の蒸気が、電子基板に悪影響を及ぼしている」 じゃあ、その基板を取り換えればいい話だし、第一ベトナムで日本のような浴室とトイレを分離している家があったら教えて欲しいものです。 まだまだ浴槽のある家も少ないし、シャワーに温水を使っている家は増えてきたはず。 私も技術屋の端くれですから、この言葉には猛反発をしました。 「ならばウォシュレットはベトナムで使えませんと、はっきり言えよ」 こんな簡単で小さな器具に1時間以上もかかった末、やっぱり分からないと言って帰りました。 「新たに買っていただく方がいい」 もうTOTOからは買うもんか、確かカック・マン・タン・タム(8月革命)通りにINAXのショールームがあったはずと検索してみました。 しかしながら今年に入って閉鎖されたらしくて、移転先も載っていないとなれば手の打ちようもありません。 電源ボタンと柿色のオフボタンを同時に十秒以上押す、これが自動診断をスタートさせる手順のようです。 すべてのLEDランプが点滅して、残って点灯しているランプで故障個所を判断するとありました。 このシートを読んでいたら、どうも温水シャワーの過熱を検知するサーモセンサーかヒーターが故障しているらしいと分かりました。 家内がTOTOへ電話すると、古い機種なのでもうその部品はないと言います。 まだ購入から丸三年も経っていないのに。 日本の法律はメーカーに部品在庫の年限を規定しています、ベトナムにはそんな消費者保護の法律なんてありません。 多少高くついても日本の法律はありがたい、サービスマンはこれを知っていて「新しいものを買え」と言ったのでしょうか。 英語がお分かりの方はお読みください、その他の方はスルーを。 ショートメールにあるナム・キー・コイ・ギア(Nam Ky Khoi Nghia)通りのショールームとはわが家から北東に歩いて5分、バイクだと一方通行のせいで10分以上はかかります。 以前お話した『画家の卵』の画廊よりもっと近い、すぐに行こう。 今は世界のTOTOですからきっと英語のできる人がいるだろうし、もしかしたら日本語の話せる人がいるかも知れない。 英語でもこの症状を説明するには、きっと冷や汗ものでしょう。 でも物おじしない性格ですから、きっと何とかなると思って入りました。 受付けにおられた6人ほどの女性たちに声を掛けました、もちろんこれは下手なベトナム語です。 「May I help you?」 デジカメで撮ったわが家のトイレの型番を示して、欲しい部品の名前を言いました。 彼女は「少々お待ちください」と言ってデスクに戻って、コンピュータを叩き始めます。 きっと在庫を見てくれているのでしょう。 「申し訳ありませんが、このモデルで在庫があるのは(便座)カバーだけなんです」 「日本から取り寄せも出来ないんですか?」 「この機種は日本以外で販売しています、日本にはまったく(部品は)ありません。シンガポールなら、もしかしてあるかも知れませんが」 彼女の名札を見るとチビと同じ名前のTHUです、それを話して携帯電話の待ち受け画面を見せると笑いだしました。 ブログでも報告したように、チビが二歳の時に今は亡き愛犬を三輪車に乗せて屋上で押す姿です。 急に打ち解た雰囲気が漂いました。 上手に切り替えますね、本心では『買い替えるならINAXだ』と決めていたのに。 それに…私だってもう性根が尽き果てつつあります。 「ご迷惑をおかけしたので、5%割引させていただきますね」 以前に買った時は「TOTOはディスカウントしません」なんて言われたのに、きっとこれが精一杯の『気持ち』なんでしょう。 それに今度は二年間の保証付きです。 こいつが壊れたのは約2年半ですから、あまり役に立たないかも知れませんが。 右上の方に『販売担当者』として『Xuan Thu』とあります。 割引してもらったのは3000円余り、家内には「またTOTO?」と言われそう。 この方は初めて電気式のウォシュレットに替えた時に来られた人、英語も堪能なんです。 取替えをする前に故障をを確認してくれました。 ずっと電源は切っていたものですから、最初の約10分間は使えます。 「不思議ですね、こんな故障は初めてです。持って帰って確認させてもらっていいですか?」 ヒーターサーモが故障したら、ずっと同じ症状を起こすはずだと言います。 技術屋は、こうでなくっちゃ。 修理マニュアルに頼っていただけでは進歩はそこまで、それに使えないものを置いていても仕方がありませんから差し上げます。 勉強に使ってくださるなら、電気製品を安く買う流しの業者に売ったっていくらにもならないでしょうからね。 9日間にわたるTOTOとの戦い、これで終幕です。 タイトルに『ととと』とありますが、外国では由来の『東陶』とは言ってくれません。 ショールームのメンバーも含めて、みなさん『とと』と発音するのでそう書きました。 おまけ。 「この先にあるTOTOのオフィスに、デリバリしてもらえませんか?」 「私たちの店は、デリバリはできないんです」 顔馴染みになった強引さ、お好み焼10枚を配達してもらえることになりました。 これで割り引いてもらった半分はお返しできる計算になります。 【追】
11:25にTHUさんから入ったショートメール、黄色い消去線の右は『I'm』の間違い。 |
日々平安
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