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中には、例えば腕時計など99%はコピー商品ばかりが掲載されているページもあって、どこぞの国とほとんど変わりませんから、企業欄を開いて確認作業をしないといけないことがあります。 『2PShop』で売られていた商品をもう少し詳しく知りたくてメールを送ってもなしのつぶて、きっと英語の苦手な人が経営しているのだろうと思って家内に電話を掛けてもらっても繋がりません。 493A/184A カックマンタンタム通り 13坊 10区 ホーチミン市とあります。 この住所はわが家からそんなに遠くありません。 現物を見ながら話を聞いてみて、よければその場で買えばいいと出掛けることにしました。 ただ、スラッシュやアルファベットが複数付く住所は、なかなか見つけられないことは知っていたんです。 タクシーはここまで、降りる前にドライバーから手荷物には気をつけてと注意を受けました。 人もこの辺りではたくさんいるし。 グーグルマップでは住所を入力しても表示が出ないけど、誰かに聞けばいいやと高をくくっていました。 ベトナム人の特徴として「知らない」とはまず言いません。 よくいい加減な教え方をすることには、じゅうぶん気をつけなければ。 できるだけたくさんの人に聞くのが、この国で住所を探すコツです。 そう教えてもらったけど、ジワリと冷や汗が出てきました。 心境がカメラにも伝わったのでしょうか、ずいぶんとピンボケしています。 「カメラを手に持って歩いたら、危ないよ」 誰もがそういうので引き返そうか、どうしようか。 えい、ここまで来たら行くしかない。 命までは誰も狙わないだろうなんて、私の第六感が。 ここでまた道を尋ねたら、「もう少しだからついておいで」とおばさんが案内してくれることになりました。 ベトナムではこうして、何度助けてもらったことでしょう。 おばさんが中に向かって声を掛けてくれると、このおじさんが出てきました。 最初のキャプチャーを確認してください、ここに間違いありませんよね。 493A/184A、おじさんが住所のプレートを指さして確認してくれました。 「こんな難しい住所によく来たな、それも外国人が。お前はどこから来た?」 「日本からです。みなさんが教えてくれたんです、感謝です」 ネットショップにあった店は、もちろんここではありません。 「誰がオレの住所を使うんだ、それぐらい(探すのが)難しい住所なんだろうな」 お茶を飲めと言われたけれど断って、もと来た道を戻ろうとしたら…。 「カックマンタンタム通りに出るなら、こう行ってこう行ってこう行って…」 「分かりません…」 もうこの頃には、ネットショップがどうのこうのということなど頭にはありませんでした。 ベトナム人ウォッチャーとしては、至福の時間です。 「どこまで?」 「家です、住所は…」 「4万ドン(\200)だ」 顔見知りのセオム以外は必ず値段交渉します。 ここはそんな場合ではありませんし、金額も妥当だと思いました。 「お願いします」 ベトナム人でもセオムの被害に遭うことは新聞でもよく見ますから、これで緊張から解放されました。 路地に入ってから約1時間、ベトナム路地の旅はこれでおしまい。 たまにはこんな日もいいかな。 それに、記憶に残る一日でもありました。 |
日々平安
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