ちょい旅

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コーヒーの里

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知人さんの車に乗って着いたのは、ちょっと大きなカフェだと思いました。
私たちの泊まっているホテルからものの5分、バンメトートで一番規模の大きなカフェだと言いますから多少の興味はあったものの、大きなカフェほどおいしくないコーヒーを飲まされるのは経験で知っています。

「ここがチュングエンの直営カフェ、庭園も有名です」
知人さんが自慢げ。
チュングエンと言えば、ベトナムではあのスターバックスでさえ大苦戦しているトップブランド。
以前にも書いたけど、繰り返してコピーしておきましょう。
『ベトナムのランキングは、◇1位:チュングエン(49%)、◇2位:ハイランド・コーヒー(Highlands Coffee)(26%)、◇3位:ザ・コーヒービーン&ティーリーフ(The Coffee Bean & Tea Leaf)(7%)、◇4位:スターバックス(Starbucks)(6%)、◇5位:マックカフェ(McCafe)(3%)、◇その他(14%)』
1位と2位は地場産業で、バンメトートはチュングエン社の本拠地なのです。



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直販所もあります、しかし提供する商品はコーヒーだけ。
豆を指定すればここで挽いてくれるとありますから、サイフォンで淹れるようにできますかと聞くと「???」でした。
ベトナムには独特の『フィン』を使う淹れ方がありますから、仕方ありませんね。



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柑橘類ではありません。
原産地はエチオピアとされ、その後アラビア地方で飲用にされたもの。
はい、コーヒーの木です。



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本来の農園ではもっと背の高い木で栽培されていて、収穫にははしごが必要です。
ここでは観光用に植えられていて、高い木でも2メートルにはなっていませんでした。

葉っぱに特徴がありますね。
決して手入れ不足で元気がない訳ではありません、なにせコーヒーの栽培からカフェの展開までをしている会社ですからね。



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この木はもうすぐ収穫できるのでしょうか、かなり色づいています。

現在のような飲み方をし始めたのはコーヒーの木がアラビア地方に伝播してからで、13世紀になってからの事。
これは『コーヒールンバ』でおなじみでしょう、語源は『カフア』からなのだそうです。

食べ物や飲み物にはいっぱい不思議があって、どんなきっかけでこの豆を炒って、挽いて、香りの高い飲み物として完成させたのか。
それを言うと、知人さんがこう答えました。
「日本人だって、食べ物に関しては不思議ですよ。タコは食べるしナマコだって、それも生で」



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庭園には、あちこちにいろんな形態のカフェがありました。



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私たちはここで一息、いろんな種類があってもすべてコーヒーだけで軽食もありません。
知人さんは昼食がまだのようで、食べ物のないカフェはここだけですねと、自慢にもならない笑いを浮かべておられました。



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コーヒーに関する博物館、私は製造工程をよく知っています。
前回バンメトートに来たのは豆を挽く時に出る『廃粉』をいかに少なくするか、その『廃粉』の利用方法はないのかを検討するためでしたからね。

当時に比べて今は日本の某コーヒーメーカーの協力もあって『廃粉』の排出量は90%減、残りの10%は某製菓メーカーに引き取ってもらうことでほとんど廃棄分はゼロになったと聞いています。
ただこれはチュングエンとはまた違うメーカー、しかしチュングエンだって同じような手法を取っていると思います。



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「昼飯を食わせてください」
知人さんの情けない提案で、ここを出ることにしました。
バンメトートに住んで30年余り、女性2人を含む兄妹13人がそれぞれ成功したというご家族の話はまたこれから。

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