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こんな狭い山道を走ってお兄さんのレストランに、ちょっと不安がよぎりました。 知人さんの上はこの方だけ。 「あとは年下だから、向こうから来る。兄貴は商売をしているから、今夜来られないからね」 わがファミリーでも家内が姉気風を吹かします、ベトナムはまだこんな世界なのでしょう。 もしかして、これ全部が長兄さんの物ですかね。 お昼はお休み、営業は夕方から。 でも、ここでは大宴会なんてできませんよね。 なにせ知人さんは13人兄妹ですから、それこそ『ロングハウス』でないといけません。 モンシロチョウもどき、キバナコスモスの蜜ばかり吸っているから、黄色がかっているんでしょうか。 「歓迎の宴会はわが家でします、ここは明日の夕食」 「13ファミリーも集まるんですか?」 「全員集まるなんて、まずありませんよ。両親が亡くなった時だけかな、今夜は8ファミリーだけ」 それでもすごい、わが家でも多くて6ファミリーですからね。 「あなたたちの泊まっているホテルより…2倍以上します」 知人さんは笑っておられました。 山奥の何もない所なのに、需要はあるんですね。 料理名はまだ定かではありませんから、飲み物のページを。 義弟の店で原価は知っています、どれほど上乗せしているかである程度判断できるのです。 小瓶のビールが70円から、レストランとしては安い部類で安心しました。 お茶は日本企業の、わが家でなら酒類以外はほとんど気に掛けないのに。 多少デザインは違ってもテーブルを四つもくっ付けられるダイニングの広さより、びっくりしたのが初めてお目にかかる奥さんの若さ。 日本にも年の差婚があるけれど…羨ましい限りでした。 料理は若い奥さんとお手伝いさん(ベトナムでは『oshin(おしん)』と言います)の二人で、なにせ20人分ほどですから大変。 わがサイゴン組も応援しようとはしたけれど、いつもとは違う料理に戸惑い勝ち。 結局配膳をしただけでした。 来る来る、最盛期は子供を入れて30数人だったでしょうか。 私はお宅から30メートルほど東にあった『たこ焼』の幟が気になっていて、いつ出掛けようか、何人分買って来ようかと思案しながらも、ついつい機会を失ってしまったのです。 庭こそないけれど、ご立派な邸宅ではありました。 この方角にはナイトマーケットもあると聞いていたので、まずそこに行ってみようと提案がありました。 歩けどもあるけども、なかなかそれらしきものが見えてきません。 もう2キロは歩いたでしょうか、さすがにみなさんお疲れでカフェに入ることにしました。 明日はチビが楽しみにしているエレファントライディングが控えています、今夜はこれぐらいにしておきましょう。 みんな歩き疲れて、ホテルまでの帰りはタクシーでした。 7客乗りセダンに総勢8人も、私は助手席ですから関係ないんですけどね。 そう言えば、こちらに着いてから交通警官の姿を見かけたことがない。 田舎はどこでも鷹揚でした。 |
日々平安
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