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ブンチャー

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『ブンチャーは、揚げ春巻きや炭火で焼いた豚バラ肉の薄切り、つくねを甘酸っぱいタレに入れ、米の細麺ブンと一緒に食べるハノイ市の名物料理。2014年には「ナショナルジオグラフィック(National Geographic)」のウェブサイトで発表された「世界のストリートフード10選」にも選ばれている』
ベトジョーさんからでした。

今年の5月にベトナムに来たオバマ大統領がハノイで食べたというブンチャーはこのつけ麺式。
「独特のブンチャーがあるから、出勤前に一緒に行きましょう」
知人さんにそう誘われてやって来ました。



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私の選んだのはハノイ式のつけ麺ではなく皿うどん式、と言っても内容は全く同じです。
同じ米麺でも私はフォー派、あまりブンは好まないんです。
でも美味しいと言われたからには、食べるスタイルは変わっても挑戦するのが私の食いしん坊魂。
これが…サイゴンで食べるより、断然美味しかったんです。



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特に豚ミンチを生ライスペーパーでくるんだものが美味しくて、これだけをダブルでお代わりしました。
「表で作っているから、見てきたら?」
このレストランへ入る時に写真を撮ってありますから、モニタで確認してみました。
それらしき人は写っていません。
店の名前は『ティェンアン(天英)』、ああ、ブンチャーの文字が切れていますね。
知人さんに見せると、頭だけが写っているそうです。



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手早く食事を済ませて、表に出ました。
やってますね、手つきも鮮やかです。

向かって左の蒸気鍋に米粉を溶いたものをこの杓子1杯流し込んでから、こうして広げます。
蒸気鍋は二つ、中央に生ライスペーパーの出来上がりが置かれていますね。



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この生ライスペーパーが4つ分、ひき肉の調理されたものを乗せて手早く巻いて出来上がり。
これがブンチャーに盛られる一人前の半分。
出来上がりは左奥の鍋に入れて行くのに、これだけ早くても在庫がありません。



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時間を置かずに今度は向かって右の蒸気鍋で同じ作業、あまり速いので生ライスペーパーをバットに取る工程の写真が撮れません。
私が前に立って写真を撮っていても無視、話を聞く間さえ与えてくれないのです。
よく工場でするように、3回の作業を腕時計で測ってみました。
3人前作るのにジャスト1分、素晴らしい早業です。



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「1分で1.5人前出来るんですね」
そう声を掛けても、顔は上げてくれません。
これは作戦を練らないと。



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「ジョージュ(上手)、ハクシュ(拍手)!」
日本語でならこんな風に幼児語で言ったら、やっと顔を上げてくれました。
「中国人?」
「いや、日本人です」

外国人とは先ほどの言葉で分かっていたんでしょう、でもまた俯いて作業に。
「美味しかったですよ」
「ありがとう」
「豚ミンチもあなたが作ったんですか?」
「ヤー(はい)。昨日作ったものを一晩寝かせて、味を浸み込ませます」
「この店は何時まで?」
「たいていお昼ぐらいまでには売り切れるから、それで終わり」
「それから、豚ミンチを作るんですか?」
「昼寝をしてから」

奥から家内が出てきて、追加で注文したのが来たと言うので会話はこれで打ち切り。



おまけ。
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家内にカメラを渡して、撮ってもらいました。
今年初の顔出しは恥ずかしながらここで、彼女がちゃんと笑ってくれたのは一瞬だけ。
もうちょっとズームを上げるか近付いてくれたら、もっとよかったのに。

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