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「30分ほど、散歩に行ってくる」 省道に出たら一輪だけハイビスカスがお出迎え、わが家のハイビスカスは大輪で15センチほどにもなります。 赤いハイビスカスは5〜6センチほど、その代わりに花芯がとっても長くてフウリンブッソウゲと見間違えそうなぐらい。 花弁が細くないし葉っぱもとげとげですから、ハイビスカスには間違いありません。 こんな種類もあるんですね。 その代わりに標識があって、これを右に曲がれば『地図にない橋』に間違いありません。 昔は牛糞に松脂を混ぜて使っていたもの、今の時代はちゃんと塗料があります。 ベトナム情報のベトジョーさんだって、いまだに牛糞を塗っているなんてお書きですけど、時代は流れいるんですよ。 「これは何人乗れるんですか?」 「三人かな、たまに四人乗ることもある」 定員思考はなさそう、息子さんの漁に使うそうでした。 やっぱり四輪が通るほどの幅がなければ、省政府も出費はためらうでしょうね。 それに『地図にない橋』はさすがに航空写真を使ったグーグルマップには載っているけれど、まだ省政府は『公道』と認めていないのでいまだに公的地図には掲載されていません もちろんグーグルマップにだって、名称は書かれていないのは当然でしょう。 この右は木工屋さんがあって、お茶をよく頂いたものです。 日曜日でもないのに閉まっているという事は、廃業されたのでしょうか。 ちょうどデュックフォー側から荷物を背負った方が歩いてきます。 歩くのには、バイクに乗って走るのとは違ってちょっとコツが必要。 すべて椰子の木と竹だけて作られているので、体重を乗せると撓むんです。 バイクや自転車は通行料を払わないといけません、2000ドン(¥10)から3000ドンに値上げになっていました。 この橋を使わずに国道1号線を回って、大きな病院や市場のあるデュックフォーに行くには20キロ以上の遠回りになります。 洪水で流されるたびに両岸の人たちがお金を出し合って、再建される理由が分かるでしょう。 橋のたもとにいるお婆さんは料金徴収と、三種類の魚を売っています。 二言三言おばあさんと言葉を交わして、バイクは行ってしまいました。 実はこのお婆さん、足が悪くて杖付きの椅子に座っておられるんです。 お金を払わずに逃げようとするのは簡単な事、でも田舎ではそんな不届き者はいませんからご心配なく。 「牛は、泳げるんですか?」 お婆さんに聞いてみました。 「まさか。今は引き潮で、川は浅くなってるんだよ」 どなたが飼っている牛たちかは知りませんが、川が浅くなっている事を知っているだけでも賢いではありませんか。 ご覧のように流れも緩やか、これも知っているんでしょうかね。 「川幅は、どれぐらいあるんですか?」 「橋の長さは知ってるけど、川幅は変わるから知らない」 「橋の長さは?」 「850メートル」 私はセルフィー拒否症ですので、持っていないんです。 これが『杖付きの椅子』、日本では見かけたことがありません。
娘さんから樹脂製の椅子を貸していただいて三人でのお茶話、『30分の散歩』の予定は小一時間になってしまいました。 |
ちょい旅
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