乗り物百態

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急増グラブバイク

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東南アジアでは有名なバイクタクシー、ベトナムではホンダオムとかセオムとか呼ばれます。
カンボジアでは確かモトトップ、いずれの国も外国人と見たら吹っかけてくるのが当然。
カンボジアではバスターミナルで降りたら声を掛けられて、○○ホテルに行きたいけどどの方向かと聞いただけで「1ドル!」と言われた事があります。
道を教えてくれるのではなく、ターミナルから300メートルほど離れたホテルにまで乗せてもらうだけでこの値段でした。
普通1ドルなら1キロ以上は走ってもらえるのにね。

日本では見られないこんなシステム、使い慣れれば安いし渋滞に巻き込まれてもすぐに抜け出せる特長は捨てがたいのは山々。
しかし旅行客には苦手な料金交渉をしなくて済むのが、最近急激に増えたこのグラブバイクです。
英語版アプリもあるけれど、現在地や戦気を入力するにはベトナム語や地理が必要なんですけどね。



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スマホでアプリをダウンロードすれば即時に価格が表示されますから、あとは『OK』ボタンを押すだけで最も近くにいる契約バイクが現れるシステム。
去年の暮れにはダウンタウンの中心街に、こんなグラブサンタも現れました。
これは車の『グラブカー』、この奥にはハードロックカフェの1号店もあります。
今回ご紹介するのは、これのバイク版です。



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セオムと言えばほとんど男性の職種、地方の列車駅には女性を見かけたことがあります、しかし長年暮らしていてもホーチミン市内では女性のドライバーを見たことはなかったのです。
安全・安心とされるシステムは女性にとっても魅力な職業かも知れません、ちらほらと見かけるようになりました。



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今年に入っての3月中旬でしたか、わが家から南に下がった大通りにも、こんな広告が出ました。
その前を走る緑のヘルメットに緑のジャンパー姿はグラブバイク、どんな思いで走っているんでしょうか。

日本の法律は旅客を乗せる職業だと、二種運転免許が必要とされています。
これは安全を確保するには大変重要な要件、例えば移民が自国で運転免許を取っていればすぐにその国の免許証に切り替えると、タクシードライバーに応募できるって、ご存知でしたか。
もちろん研修期間はあるという事ですけど。
ベトナムのドライバーもエンストしたり、Uターンが下手だったりの人に出会いますからね。



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このドライバーは、とっても若そうです。
ちょっと長くなりますが、ベトジョーさんにこんな記事があったので転載しておきましょう。

『就職活動をするも仕事が見つからず、大学を卒業後にバイクタクシー配車アプリのドライバーになる若者が増加している。

 2012年に大学を卒業した北中部地方タインホア省出身のチエンさんは、履歴書を片手に5年間にわたり就職活動をした。警備員やマーケティングなどで収入を得ながら就活を続けたものの、専門に合う安定した仕事に就くことができなかった。

 サラリーマンになる夢を諦めたチエンさんは現在、露天で友人とお茶を売る傍らでバイクタクシー配車アプリ「グラブバイク(GrabBike)」のドライバーをしている。今の仕事を始めて月の収入は800万VND(約3万9400円)ほど、多い月には1500万VND(約7万3900円)に達したこともあり、今ではほかの仕事に就こうと思わないと話す。

 ハノイ市出身のドンさんは電気修理の仕事をしているが、副業でグラブバイクのドライバーをしている。ドライバーの収入は月に600万〜700万VND(約2万9600〜3万4500円)で本業より高いという。

 ハノイ市のグラブバイクによると、ドライバー全体の3分の1は定職に就いていない既卒者で、ドライバーを専業にしている人の月収は平均で1200万〜1500万VND(約5万9100〜7万3900円)に上るとのこと。

 労働傷病兵社会省傘下のハノイ市職業紹介サービスセンターによると、最近の学生は仕事が見つかっても希望する職種や給与、職場環境と合致しない場合に敢えて仕事に継がず「失業」状態となる傾向があるという。

 また、教育訓練省傘下の人材育成需要予測開発センターによると、就職活動に消極的な学部卒者や修士・博士課程の修了者も増えており、既卒者が専門に合わない仕事に就くことは人材そのものや教育訓練の浪費であると指摘する。

 中央共産青年団のレ・クオック・フォン一等書記官はこの現状について、学生に大都市に範囲を狭めず国内の幅広い労働市場を在学時からよく調べるよう呼びかけるとともに、関連当局に対して、学生向けに適時情報を公開するよう求めている。』



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こちらも女性ですね、スマホをいじっていますからコンタクトでもあったのでしょうか。

今年もベトナム国家公務員の最低賃金が引き上げられて、7月1日から現在の月額121万VND(約6000円)から9万VND(約440円)増の130万VND(約6400円)となります。
もちろん公務員も副業が大っぴらに出来るお国柄ですから、額面通りに受け取ってはいけませんよ。

この職業は各種保険もなければ年金の制度もない『個人事業酒』扱いなのは、この事業を展開するどの国でも同じ。
もし事故ってしまっても誰も面倒を見てくれません、それを承知の上ならいいでしょうけどね。



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こんな光景を見たら、私だってやってみたくなる…。
そんなことを考えながら家に着いてベランダで一服していたら、学生アパートでルームシェアをしている仲良し女子大生さんが出かける所でした。



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二人とも初めて見るスカート姿、後で聞いたら先輩の結婚披露宴に出席したとの事でした。



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二人ともスカートですから、私のできない横乗りで。
2台確保できるソフトなのかと思ったら、それぞれがスマホでオーダーしたそうでした。

私は使いませんよ、他人の褌で利益を上げるシステムは大嫌いだから。
車だってバイクだって、スマホだって個人の持ち物なんです。
それに、もう10年以上世話になっているバイクタクシーのドライバーが3人いますからね。
家にまでだって、迎えに来てくれるLiem。
「5分で行く!」
たいてい10分以上は待ちますから、きっとグラブバイクの方が早いんでしょうけど。

ちなみにLiemは、3年ぐらいは私が韓国人だと思っていたと打ち明けてくれました。
帰る時に使って、ちょうど家内が家から出てきたところに鉢合わせした時に知ったそうです。
「そうか、日本人か。これからはベトナム人料金と一緒にしてやる」
以降も料金は変わっていませんけどね、これもベトナム人気質でしょうかね。

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