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そう言いだしたのは大学生の姪っ子。 ダナンはベトナム中部最大の商業都市だし観光の拠点でもある、きっと降りる人も多いからサイゴン駅までの寝台車は簡単に取れるはず。 足(交通手段)や枕(宿泊)はどうするのかと聞くと、スマホをかざして「これがある」なのだそうです。 サイゴンには車をチャーターした方がずっと安いはずなのに、彼女の頭の中はダナン近郊の『バナリゾート』しかないようでした。 「旅行社のバス、オーケイ。ホテル2泊、オーケイ」 誰が支払いするんでしょうね…。 旅行社のバスが止まるのは、国道旧1号線のデュックフォー郵便局の前だそうです。 その日はジンとハウの家に泊まらせてもらって、朝10時前にバイクに分乗して到着しました。 旅行社のバスから姪っ子に電話がありました、でも30分待っても来ません。 45分経って、それぞれ大きな荷物を持っているので何台かのコーチが声を掛けます。 1時間経つと、さすがに私たちも辛抱の糸が切れました。 「フエ行きだよ、どこまで行くの?」 1台のコーチが止まって、私たちに声を掛けました。 「ダナンまで、いくら?」 ひとり10万ドン(¥500)というので顔を見合わせると、4人が頷きました。 もちろん大学生の姪っ子も、予約した旅行社のバスはどうするんでしょうね。 これだけ約束に時間を守らないんだから、いいか。 後ろを振り向いても、ファミリーの顔さえ見えません。 噂に名高い、路線コーチに乗ってしまったようです。 乗ってすぐに、冷たい飲料水もくれましたから。 ガソリンスタンドのトイレ休憩には降りてこない人もあったけど、昼ごはんには全員おりてくるはず。 人数を読んでみました。 運転手と助手を入れて23人、噂通りでした。 最大積載量が1トンに定員が16名、7名オーバーです。 だからでしょう、車の窓は中が見えないような濃い色のフィルムが貼られているのは。 チビに聞くと「シンドイワ〜〜」の答え、分かるなぁ。 私だって前列センターは、足さえ延ばせない。 どこかの国のアイドルグループは『前列センター』を投票で選ぶらしいけど、これはかなわん。 抜け道を選びますから、こんなナンバープレートのない改造車にも出会えます。 ここだって国道からかなり離れています、ちょうど開発中のエリアです。 余談ですがこの開発に絡んでダナン市のトップが逮捕、社会主義国家では市長(書記長)に権限が集中しますからね。 タクシーだってほとんど通らない、見つけてもお客さんが乗っている車ばかり。 目のいい姪っ子が、通るタクシーに書かれている番号に電話しました。 ところが、自分たちがどこにいるのかが分からない。 「アラモードと書かれたビルから100メートルぐらい…」 つまったところで私が助け舟、「西だよ、西」で何とか配車してくれることになりました。 土地勘がいい訳ではなく、グーグルマップを見ていただけ。 「そのホテルは二軒あるけど、町名は?」 どこまでもトラブったダナン行き、これからもトラブルが待っているんです。 |
ちょい旅
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