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せっかくすべての電柱を取り払って、電線も地中化工事が終わったのに。 どうもこれは素人くさい、2本の電線をところどころにテープを巻いて使っています。 プロなら最初から複線といって2本の銅線が被覆されたケーブルを使うはず、これは義弟の素人工事だなと怒鳴りつけてやろうと思いました。 店に降りると、察しのいい義弟が小さな機器を指さします。 「公安がね、しばらく置かせてくれって言ってきたんだ」 店のWifiルーターと並列に繋いで、光ケーブルを利用しているみたいです。 何を通信するのかといえば、この監視カメラからです。 こんなどこを向いているのか分からなくなったカメラでも、公安は把握していたみたいですね。 ありがたいなあ、これで視界を邪魔するものがなくなるでしょう。 今度は道路標識のてっぺんに取り付けるのか、それはいい考えだけど配線はどうするんだろう。 やっぱり複線ではなく、単線を2本テープで止めています。 よく見ると青い線は光ファイバーケーブル、他の色は銅線2本入りの平行線でした。 『DI CHAM』とは『徐行』の事、誰も守っていませんけどね。 でも、義弟の店のテントを取っ払ったと同時に、舗道の街路樹にイルミネーションを取り付けていたお店でも、空中配線を全部撤去したのは公安なんですけど。 一般市民はダメで、公安なら許せるってことはないはず。 カメラからの配線をここに放り込んで…もうすぐわが家に入っている電線も外してくれることでしょう。 何で帰ってしまうんだよ、目障りな電線を外してくれずにどうするんだよ。 すぐ義弟の店に降りると、腹立たしくも彼は悠然としておりました。 「ベッテルの光ケーブルは路地奥の電柱から引っ張ってる、だから目の前の電線を外すのはいつになるか分からないって作業者が言ってたよ」 「じゃあしばらく我慢しないといけないのか?これって公安の法令違反じゃないのか?」 「ユンボン(私の事)、電線のある間は、店のテントは安泰だ」 |
日々平安
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