OHANAたち

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正確な名前

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一昨年の夏休みに旅行したベトナム中部のクアンガイ省で、無断で鞘ごといただいてきた種。
成長して花をつけるまでには10年ほどかかると言われて、ちょっとショックだったことがつい最近の事みたい。



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猿と交換した柿の種を育てるカニの心境で、早朝・出勤前・午後の帰宅時・就寝前の1日4回も水遣りを欠かしませんでした。
「幼木の状態になるまで、水は多めに」
実家にこの木がある義弟7のアドバイスを忠実に守って、芽が出て来た時は飛び上がるほど喜んだものです。



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2年目に入る今年は、すでに先輩の大輪ハイビスカスを凌駕する勢い。
もっともハイビスカスは購入して2年目に綿状の物が葉っぱや蕾に付き始めて、土から10センチほどの所ですっぱりと切って丸坊主に。
それさえなければ、きっと同じぐらいの高さにはなっていたでしょう。



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この花の名前は、ブログで『オオコチョウ』だと教えてもらいました。
ですからずっと『大胡蝶』と書いて来たけど、ある方から「大胡蝶は蘭の仲間です、これは違いますよ」と指摘されてから悩み始めたのです。

確かに『大胡蝶』で検索してみると、これとは全く違った蘭の写真。
いったい君の名は?と聞いても答えてくれるわけはありません。
家内も義弟もベトナム名では答えられるけれど、英語名もまして日本名なんて知りませんからね。

日本人4人が月に一度集まる『情報交換会』でこの事を話してブログの写真を見せると、ベトナム在住20年以上になる先輩が言いました。
「これ、オオコチョウですよ。間違いありません。ただし、オオは大ではなく黄です」
その場で調べると、黄胡蝶として立派に掲載されていました。

先代枝雀さんの落語で『代書屋』という噺があります。
字の書けない読めない「とめさん」が、代書屋さんに履歴書を書いてもらうお話の中で…。
「とめぇ、お前の名前は留三郎やぞ」…コテッ。
と、いまわの際に父親から聞く場面があります。

キミの名前は『黄胡蝶』やったんやぞ。
私はまだコテッとなんて、逝くつもりはありませんけどね。



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その黄胡蝶、木のてっぺんに何か黒っぽい鞘が見えたんです。
まさに一番最初の写真みたい、まだ中に種が入っているかどうかは確認できません。
箱庭の淵を歩かないと手が届きません、アップにしてみましょう。



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ひとつだけ豆の入った枝豆に、感じが似ています。
隣のチビ部屋から手を伸ばしても高さ的に無理、義弟にとび職をしてもらえるまで待ちますか。



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3日後に気付いたのは、壁沿いに一つの鞘。
まだキヌサヤみたいで、中には種が入っているかは透かしても確認できません。
黄胡蝶はマメ科の植物とありました、これでよく分かります。
自分で持って帰ってきたのが、茶色く熟れた鞘だったことを思い返せば分かるのに。



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全然気づかなかったけど、道路側に張り出した枝にもちょっと茶色くなった鞘を見っけ。
きっと早くから形は出来ていたんでしょう、種を植えてから2年余りで子孫を残せる木なんてあまり聞いた事はありませんね。



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初めて花をつけたとご報告したのは去年の10月、それ以降は間断なく咲き続けている黄胡蝶。
まさにのべつ幕なし、花自体も一週間は楽しめるし次から次へと咲くのもありがたい事です。

今度日本からお客様が見えたら、この鞘をひとつづつ記念に差し上げましょう。
ただし植物検疫は…自己責任です。



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箱庭でもう一つの自慢、大輪ハイビスカスは残りの蕾があと数個になりました。
これからは花期が終わって、3ヶ月ほどは葉だけの季節。
今回の花期は長かったから、今年は年3回の開花だけでしょう。
最後の花が終わると焼籾殻と鶏糞、お礼肥えです。

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