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ある親しい方の結婚披露宴できっと食べ過ぎだろうと、このお腹の出っ張りは気にせずにいたのです。 実はこの入学前検診で、『乱視』の上に『肥満児』の烙印を押されてしまいました。 本人は眼鏡を嫌がるかと思ったら逆、私はもちろん、新聞を読む時には家内もお父さんもかけているので喜んだという昔話。 幼児の頃は『健康優良児』でホーチミン市から表彰された事もあるし、「子供の内は痩せているより、少々超えている方が健康的」などと家族全員が思っていました。 「ユンボン(私の事)、コレ チョット チョーダイ」 食事の時に言われて、その「チョット」が半分ぐらいになってもお構いなしでしたから。 肥満児宣告されてからはお父さんは書店でカロリーブックを購入、店にたくさんある袋入りのお菓子だってめったに与える事はありませんでした。 お父さんと早朝散歩も日課に、それでも体重は一向に上昇するのは成長期だから仕方ないのに。 BMIは大人と子供の計算式が違っているのは、健康機器関連のセクションにいた時に学んだことがありました。 標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×身長(m)×13 これが子供の計算式、私が記憶しているのは日本人のデータですから、ベトナム人に適合するかは政府の平均値で判断するしかないようです。 お父さんは「10年生(高校生)になると、週に2回はアオザイを着ないといけない」、そんな通達が出た事を知っています。 そんな方向から娘の自覚を促そうと戦略を組みます、アオザイは体のシルエットがもろに出る衣装なのはみなさんご存じのはず。 国内産の果物でいつでも手に入るスイカ、1玉3万ドン(¥150)。 農産物の行商さんも協力してくれて、毎朝届けてくれたのも継続の力になりました。 朝起きて私の部屋に置いてある体重計に乗るのが日課、ニコニコ顔があったり曇った顔色を見せる日があったり。 登校は時間がないからとお父さんのバイクで、でも下校は2.5キロの道のりを歩いて帰るとやる気満々。 ただし火曜日と木曜日は早い時間から塾が始まるので、お父さんのバイクが出動していました。 「交通量が多いし、舗道でもバイクが走るから心配」 時々店を家内に任せて、お父さんは様子見に出かけます。 続けたのは2ヶ月ほどでしたか、もう安心だと帰宅時間だけを管理するようになりました。 お父さんが誕生祝は何がいいかと聞いたら、来年のテト(旧正月)にアオザイを買って欲しいから何もいらないと答えたそうでした。 ずいぶん長い間着なかった、いや、着られなかった民族衣装。 だいたいこれぐらいの年齢だと誰もアオザイは着ないんですよ、日ごと月ごとに体が成長するからだと思います。 それにしてもお父さんはありがたかったでしょう、10数年前では高校生の白いアオザイが仕立て代込みで20万ドン(¥1000)でした。 今は物価が2倍になったとしても50万ドンにはならないはず、私が誕生祝に買ったソニーのヘッドセットが100万ドン(¥5000)でしたから…。 長い髪を切ってしまったのは、どこかのプロボクサーみたいにオーバーウェイト…などではなくシャンプーに時間がかかるから。 もう『チビ』とは言えないかも知れないけれど、私にとっては永遠にチビなのです。 何はともあれ目標は達成、意志の強さは誰に似たんでしょうね、ユンボンは6ヶ月も止めた煙草をまたふかしているのに。 努力は、報われるものですね。 そう言えば、大学生の姪っ子と一緒にショッピングセンターに出かけていたな。 お年玉はまだ潤沢だし、この種の買い物は家内も私も蚊帳の外になりつつあるみたい。 今は家内と共用する服も多くなりました、でもアオザイだけはちょっとした体形の違いが着こなしに差ができます。 私がこちらに来た年に生まれたチビ、この10月で15歳になります。
ここ数年で仕草もめっきり大人っぽくなってきたのに、いまだに風呂上りは…。 来年は高校受験、これはあまり心配していないけど、普通食に戻ったからなぁ。 リバウンドで…白いアオザイが着られないなんて事がないように、節制しようね。 |
ワンコとアントゥ
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