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終わる予定なんです、何とかテト前には終わらせて欲しいとお願いしていました。 たくさんに知り合いが来るのに、マスクしてお会いするのは失礼。 何より、飲んだり食べたりするのにマスクしたままでは話になりません。 歯茎にネジの付いたナットを入れてから3週間目、女先生から電話がかかってきて1日早い午前10時半の歯科医院い木でした。 今は150が3日続くと飲み始める事に勝手に決めているのは、これが石原裕次郎さんの死因にも挙げられているから。 通常は130台に収まっているので、通常値より少々高めでも体は好調を維持しています。 でも、ここに横になると、やっぱりドキドキしてきますよね。 え?なんで? 助手さんが血圧計を取り出して、私に近づいてくる。 「150を超えていますから、この錠剤を飲んでください」 奥の診療台にはひじ掛けがない、こうする以外にないんでしょうかね。 妙齢の娘さんでもある助手さんにこんな測定をされると、血圧は上がるでしょう。 もうここでは写真を撮りまくってきたからでしょう、助手さんが今日入れるインプラントを持ってきました。 「写真、撮ります?」 そうですよね、入れてしまってからでは撮りにくいですからね、ありがとうございます、と。 あまり冷たい風を感じるのは好きじゃないけど、これで血圧が下がるのなら仕方ありません。 測定方法を変えていただいたら、きっと平常値に戻ると思うんですが。 私は助手さんたちとバカ話、なぜかよくご存じな日本のアニメが話題。 これに関連してはほとんど知らないのに…ドラえもんとクレヨンしんちゃんなら全完読はしていますが。 ほとんど聞き役、日本文化が若い人たちに愛されるのはいい事です。 新しい歯を入れるだけなのに血圧を測ったりと、いかにも大仰なのはなぜかな。 日本では血圧なんて全く関係なかったし、出血しそうな時でもこんなシートはしなかったように思います。 国が変われば法律も変わる、手術やそれに至るまでのセオリーだって違うのでしょう。 出血を覚悟しなければならない手術であれば、例え歯科医でも血圧を測定しておくのは決して無駄ではないような気がします。 知人が言っておりました、歯科医は力仕事の重労働だと。 分かりますね、男先生が腹に力を入れるような息遣いで、新しい歯をセッティングしています。 インプラントの仕組みはよく分からないけれど、ねじ込むだけではなさそうなんだ。 10分ほどでシートが取られ、口を漱ぐように指示が出ました。 男先生、「もういいですから出しなさい」とは言いません、私の顎の下をポンポンと叩くのです。 そして嫌いなリューター(回転砥石)で赤い色の付いた部分を数ります、私が金型修正でよく使った赤丹(光明丹)と同じですね。 あ、センセ、今削っているのは私の元からある歯じゃないですか。 削るなら新たに入れた部分を…と言っても、あいにくこんな状態では喋る事は出来ません。 繰り返すこと3回、「OK」の声で歯を前後左右に動かしてみました。 「大丈夫みたいです」 もう男先生は私に使ったゴム手袋を診療台において、入り口の患者さんの方に。 今日は女先生がいないので、お忙しそうです。 家を出る時に家内が言いました。 「今日で最後なら、お礼のチョコレート(明治ブラック)を持って行ったら?大きい方」 ベトナムでは通常医師へのお礼はありません、高級病院は別にして。 それでもかれこれ1年近くもお世話になったのですから、これは当然でしょうね。 もちろんいっぱい面倒を掛けた助手さんたちにも同じもの渡して、「これでお終いですね、ありがとうございました」とお礼を言いました。 「次は3ヶ月後ですよ、点検のためです」 男先生はいるのに、助手さんに案内されてレントゲン室。 「これが本当に最後ですよ、問題がなければ」 終わってから一応診療台に横になって、男先生を待つ間助手さんも同席。 助手さんがフィルムを現像して、診療台の小さなバックライトの付いたすりガラスに貼り付けます。 「健康そうないい歯に収まっています、これで終わりです」 途中仮歯のチタン部分が折れて50万ドン(¥2500)が余分な出費となったけれど、それ以外は一切別項目での支払いを求められた事はありません。 私の血圧値が高くて三度も降下剤をいただいた事もあるのに、すべて最初の治療日に支払った1000米ドルポッキリなのです。 機械も器具・工具も全て特許を持っているドイツ製でした。 日本の『インプラントネット』で検索してみたら、前歯1本なら最低でも30万円とありました。 それ以外に『初診料、再診料、医学(指導)管理料など…150〜1,500円、治療期間中の仮歯代…5,000〜20,000円』なのだそうですよ。 わが一時払いの医療健康保険でも歯は除外されていますから、これはありがたいじゃないですか。 チョコレート、今日に渡した方がよかったかな。
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