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今はほとんどの行商さんが拡声器を使う中、この業種だけは誰一人としてそんなものは使わずに地声で通しています。 わが地区を回る廃品回収業は一人だけ男性がいるものの、ほとんどが女性なんです。 だからそんなに利のある職業ではないのですね、でも来た当時より確実に増えた気がします。 左隅で手押し車にもう満載になったからか、余裕の会話かな。 何度もホーチミン市政府が分別回収にトライしても、いつも腰砕けになります。 市民よりも回収業者が大反対するから、集めた中から資源ごみをリヤカー上で回収するのが副収入になっているからなのです。 理由は最後に。 この人、ゴミ箱があまり思わしくなかったのかな。 道路の向かい側に放置されたごみから、めぼしいものを見つけたのでしょうか。 目のいい事も、この商売には欠かせないようです。 アルミ缶は個数で買い取りです、私が来た頃は24本入りケースに空き缶を詰めて渡すと8000ドンくれましたっけ。 義弟の店で缶ビールを買ったら同じ価格でした。 今は資源価格が安くなった反面、ビール価格は上がって2箱分で1缶買える程度ですかね。 これは建築廃材でしょうか、路地奥ではたいてい途切れずに増改築をしています。 屋根材か壁材かを折りたたんで、手押し車に乗せられるようにしているのです。 それがずっとタイトルの「ニャチャイバン」だと思っていました、たまに「バーン」と伸ばす人もいれば「ニャチャーイ」だけの人がいるのが不思議。 これを辞書で見ても、携帯の翻訳アプリで探しても見つからないのも不思議。 「はい!」と言って返ってきた紙には『VE CHAI BAN』とあってびっくり、『ベチャイバン」が正解じゃないですか。 こちらに来てからずっと『ニャチャイバン』と言い続けてきたし、誰も訂正はしてくれなかった。 『ベチャイバン』と『ニャチャイバン』って、似てると思いませんか。 今も前を通る廃品回収のおばさんに、耳掃除をしてから聞いても私には『ニャチャイバン』としか聞こえない…。 袋を開けて、めぼしいものがないとまた結んでくれるからいい人なのです。 絶対声を掛けない廃品回収も、中に入るのですよ。 手鉤を持っていて、袋を片っ端から破ってそのままにして立ち去る。 たいてい来るのは夜、この人たちはきっと『ヤチャイバン』なのでしょうね。 左の袋はペットボトルを潰した後に入れておきます、中央は枯葉や雑草を抜いたものを入れます、右はアルミ缶を潰したものを。 燃えるごみは別にして、ペットボトルとアルミ缶がいっぱいになると、声が聞こえたらベランダから呼び止めるのです。 もちろんおカネはいただいたことがありません、写真の上から2番目のおばさんが二階から投げる袋をキャッチするのが一番上手。 だからみなさん、わが家前で『ニャチャイバン』と声を掛けてくれるのです。 おまけ。
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