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「汽車の窓から」ではなく、ディーゼル機関車の窓から見える農村風景。 鷺もいれば、昔ながらの農耕牛や水牛もいます。 農作業に使われているのが手工具が多いのもこの辺りの特徴、メコンデルタでは目にすることの多くなったトラクタはおろか、耕耘機すら見かけません。 穀倉地帯にも明らかな差が出はじめているようです。 ベトナムは二期作三期作が行われていますから、いろんな田圃の状態を窺うことが出来ます。
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2009年04月15日
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ベトナム中部のクアンガイ市内から国道1号線を45分ほど北上して東に折れると、国道より立派な道路が現れます。 この先、約15kmの海岸沿いに建設された施設が、今年ベトナム国内に大きなニュースとして報道されました。 『南中部クアンガイ省に建設されたユンクアット(Dung Quat)製油所で2月22日、グエン・タン・ズン首相参列のもと、石油製品の商業生産開始式典が開催された。同製油所は国内初の石油精製施設として、ベトナム石油ガスグループ(ペトロベトナム)が30億米ドルを投じて建設した。原油の年間処理能力は650万トンで、フル稼動時には国内石油製品需要の30%に応えることができる。 計画によると、今後徐々に稼働率を上げていき、今年8月に100%の達成を目指す。フル稼働時には毎月、ガソリン15万トン、ディーゼル油24万トン、液化石油ガス(LPG)2万3千トンなど8種類の石油製品を生産する』 ベトナム資本で建設した製油所で、国産原油から生産した初めての製品であることに喜びを表明したものでした。 今まで産油国でありながら、原油のほとんど全量を日本などに輸出して、ガソリンなどの精製品はマレーシアなどの外国から輸入や委託に頼ってきた国にとっては、きっと悲願が達成された瞬間だったのでしょう。 主力の輸出産品のひとつであるコメの育つ先に、夜になれば煌々と灯りがともっているはずです。 生産は開始されてもここまでは初期の第一段階、二次三次と計画はまだまだ目白押し。 貯蔵タンク群にもたくさんのクレーンが作業中でした。 遠戚さまの中にもこの石油貯蔵精製施設に就職している人が5人はいるので、雇用創出にも一役買っているようです。 ひとりはペトロベトナムのホーチミン市勤務から志願しての転勤ですから、Uターン組も出るほどの人気ぶりは大卒の就職希望のトップ5に入るのも頷けます。 ここはポリプロピレン製造工場が建設中、技術供与は韓国のHyundai(現代)エンジニアリングでした。 2008年2月から開始、2010年中の完成をめざしています。 プロジェクト入札には日本企業連合も参加したそうですが、最近特に感じる日本建設界の不人気ぶりが影響したのかも知れません。 ここはユンクアット湾の東部、フィリピン海溝で発生する地震からの津波にも、毎年のように直撃を受ける熱帯低気圧からの影響も当然考えられています。 北部と南部に集中するKCN(工業団地)の中間地点であることも、候補地の最右翼に揚げられた理由のひとつでもあるでしょう。 建設ラッシュが続くエリアの外側には、作業員の飲食目当てのバラックが建ち並んでいます。 この道路も整備されてバラックがなくなると、本格的な稼働が始まる証なのかも知れません。 大型のタンクローリーが行き交う姿が、想像できます。 ユンクアットのプラント群を一歩離れると、そこは昔ながらの農業地帯、取付道路が拡張されたために耕作面積が少々減っただけ。 集落の目印になる椰子と整備中の道路が対比できるところを写真に撮っていたら、牛クンたちがちょうど通りかかってくれました。 彼らも舗装された道の方が歩きやすいんでしょうか、アスファルトの部分だけを選んでいました。
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