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ありがとう

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【2011年3月22日 更新】
私の人生には2度の大きな転機がありました。
ひとつは『臨死体験』までした2000年の『脳髄動脈血流不全』で言葉と文字と特技を失ったこと。
もうひとつは、1995年1月17日午前5時46分の阪神淡路大震災です。

「人生を振り返るには、まだ若すぎる」などと格好をつけた屁理屈をこねて、前だけしか見ない生き方は他人様にとっては好ましく見えたかもしれません。
私自身がいちばんよく分かるのです。
きっと今の東北大地震にも匹敵する修羅場を目の当たりにしてきたので、人生を振り返るのが怖い。
実は、そんな意気地なしな人間なのです。

いろんな面白そうなことに好奇心を抱くのは持って生まれた性格だと思います、ただ、そうしないと記憶がジワジワと甦ってきそうな不安のほうがきっと大きかったからだと思います。
義捐金を集める許可を求めて人民委員会や公安のオフィスに出かけたのも、渦巻き線香のお寺で祈っていただいたのも、いわば強迫観念からだったのかもしれません。


私がどうしても許せなくて執拗ともいえる反応をしてしまったのが今回の地震に対する『チェーンメール』の一種でした。
普段は意見が違うと黙ってスルーするのに、『阪神淡路大震災(神戸地震)のときに起こった人災(レイプ)…』と書かれた内容の注意記事が転載されて増殖していくことに、激しく反発してしまったのです。

少なくとも、少なくとも、準備していただいた社宅に私が移るまでの避難所暮らしでは、この種の話は噂にもなったこともなければ注意書きとしての張り紙だって見た記憶はありません。
震災翌日には校庭に大阪府警のテントが張られ、そこにはずっと警察官が24時間常駐してくれていたし、もちろん夜間のパトロールも実施してくれていたのです。


神戸新聞を発端として週刊誌や、果ては朝日新聞にまで大きく報じられた『被災者やボランティアに対する女性暴行事件』は、のちにフリージャーナリストが『ある女性カウンセラーから発生した捏造』だと証明してくれました。
こちらをご参考に。

にもかかわらず、いまだに『女性の人権擁護団体』が各地の講演で訴え続けているのです。
これは逆にあの環境の中でがんばった女性被災者や、ボランティアで来てくれた女性に対しての明らかな冒涜でしかないと私は思います。

週刊誌や雑誌には期待できませんが、発信元の神戸新聞も転載した朝日新聞も、このことに対して反論も検証も行っていません。
これが混乱の原因だと、私は考えます。

2ちゃんねるでもほぼ5年ごとにこの件に関するスレッドが立ち、その特徴は現場にいた人たちは『なかった』とするのに対して、風聞で『あったと聞いた』とする人の際立った温度差です。


私の考えを押し付けるわけではありません。
皆さんご自由に検証なさってください。


いちばん膨らんだ『軽トラ』さんの記事にも当初トップにこの『人災』について書かれていましたし、たぶんこれを参考にしたと思われる派生記事にはもっと露骨に書かれています。
特に女性の方々から、私のコメントに対して『注意喚起が、なぜ悪い?』との反論をたくさんいただきました。

そうかもしれません。
『阪神淡路大震災の時にあった…』という文言さえなければ、私はスルーできたと思うのです。
気分を害された方々、本当に申し訳ありません。

思いがけない反発の強さと反響に申し訳なく、もうすぐ4年になるこのブログを閉鎖しようと思いました。
でもここでしか見られない姪っ子の写真もあれば、その折々の感動もあります。
皆さんからいただいた暖かいコメントだって、宝です。

恥ずかしながらこのまま残すことにしますが、更新は一切行わないことに決めました。
みなさんのブログへは、『ベトナム オフロード』として訪問させていただきます。


別なブログでまたベトナムの身近なことを書いていこうと思います。
長い間可愛がっていただいて、ありがとうございました。

がんばれ、ニッポン!甦れ、ニッポン!

椰子並木

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海岸の椰子はよくお伝えしてきましたから、今回は陸の、それもジャングルでもない『椰子並木』をご紹介しましょう。

この辺りの椰子は、ココ(ココナッツ)椰子ではありません。
いつもなら葉の茂る下に椰子の実が見えるはずなのに、それらしきものはまったく見当たらないし幹もずっと細いでしょう。
これはビンロウ椰子という種類なのです。



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この道を挟んだ反対側も…。



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やっぱりビンロウ椰子、収穫は終わったあとだそうです。

規則的な間隔で植えられています。



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これが植えられてまだ2ヶ月も経たない幼木。

幼木といっても立派に2〜3年生、これからが勢いよく伸びる時期なのだそうです。



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メコンデルタのベンチェー省はココナッツの生産でも有名、木成りのココナッツを切り落としてウエルカムドリンクとしてもてなす習慣があることもお伝えしました。

この一帯では入植の昔からココ椰子ではなくビンロウ椰子が居宅の周辺に植えられていて、米作や果樹園とは別の現金収入の道を探ってきたそうです。



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そのわけは、3年生でもこんな収穫ができるからだそうです。

年に4回ぐらい中国から(政府の許可を得た)買い付けが入り、漢方薬の原料にされるとか。
wikipediaで調べてみると、『女神散(にょしんさん)、九味檳榔湯(くみびんろうとう)』などに配合されるとありました、効用までの記述はありません。
ただし、日本では嗜好品として使用することが禁止されているともありました。

ベトナムでも、古来は結婚式に花嫁が食べさせられたり、すり潰して『キンマ』と呼ばれる胡椒科の葉と一緒に噛んで、もっぱら女性の疲労回復に利用されてきたことは『クチ少数民族文化村』のおばあさんのお話でご紹介したことがあります。
今も山岳地帯に住む少数民族のお年寄りが『鉄漿(おはぐろ)』のような歯をされているのは、この習慣からだということも。



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こちらが訪問したお宅の母屋、今ではテレビアンテナよりずっと高く育っています。
ビンロウ椰子は成長が止まっても4〜50年はこうして家に日陰を作り、強い風からや落雷からも守ってくれるのです。

これはどんな椰子の種類でも同じ、決して南国の風情だけでなく、いくつかの実利がなければ伝統として根付くはずがありません。



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これがもうすぐ完成するお宅、ご案内した玄関の並木だけでなく、周囲にもビンロウ椰子は植えられています。

主のカップルは1ヶ月後に入る予定。
今はビンロウ椰子の実は形式的な引き出物に利用されるだけ、若奥様はきっと召し上がらないはずです。
これだけは伝統どおりにはしなくてもよくなりました、こんな苦いものは食べないでよろしい。



おまけ。
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いちばん近いチョー(ローカルマーケット=露店)まで10Km以上、HONDAカブもこのあたりではテレビと同じく必需品です。
50cc以下のバイクなら運転免許証の要らない国、もちろん年齢制限もありません。

交通警官も含め、公安(警察)のオフィスは3集落の向こうですから、「きっとみんな(免許証を持っていたって)不携帯だよ」とはこの地出身の義弟の話です。



おまけの、おまけ。
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ちゃんとココ椰子の木もあるんです、誤解のないように撮っておきました。

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