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お寺の山門をくぐると前庭にはクロスの掛けられたテーブルが並べられていて、なんだかパーティーが開催されている雰囲気。 飲み物はいっぱい並べられてあるけれど、そこはさすがお寺です。 私の好む系統の飲み物はありませんでした。 次の門を入ると、受付がありました。 お坊さんに訊ねることにします、こんなときには便利な英単語があるのです。 『セレモニー』は慶弔いずれに使っても差し支えのない言葉です。 これできっかけ作りをしてから、外国人でも入れるのかどうかを聞けばいいのです。 私を追い抜いて行ったお二人は、バッグから白い封筒を出して黄色の箱の中に入れました。 これは招待状が必要な『セレモニー』かもしれません。 それも聞けばいいだけのこと、仏教寺で門前払いはまだ経験がありませんから、気は楽です。 三人並んだお坊さんたちが一斉に椅子から立ち上がりました。 先ほどのお二人のときは座ったまま両手を合わせての礼をしただけだったのに、やっぱり外国人などの門外漢は参加できないのかなと緊張してしまいました。 いちばん右側の方からお答えがありました。 表情は柔らかく、咎める雰囲気もなさそうなので、ずうずうしく尋ねることにします。 「私も、入れますか?」 「もちろんです!」 「モーメント、プリーズ!」 お話を聞くと、お札そのままではなく封筒に名前と住所を書かなければいけないそうでした。 カンニングするにも、みんな箱の中に入れられてしまって見ることはできません。 「ジャパニーズスタイルで書いていいですか?」 「もちろんです!」 「日本、地震と津波で大変でしたね。ご家族はだいじょうぶでしたか?」 「ご心配、ありがとうございます。カンボジアも洪水で大変ですね」 しばらくお話をしていると、椅子を勧められました。 なんだかトゥクトゥクドライバーのロンが言うとおりになってきたみたいです。 『ゆっくりしてくればいいよ』 中庭にもずらりとテーブルが用意されていて、椅子はパゴダに向かってだけ。 本堂内です。 祭壇に向かって左は男僧たちが占めています。 右側は、女性。 天井には極彩色の仏教法話の図が描かれていました。 今日はとても内部の見学はできません、また次回の楽しみが増えました。 振り返ると、民族楽器の準備も終わっているようです。 突然太鼓の音から音楽が始まって、それに唱和する人たちの声が本堂から聞こえてきました。 この楽器の演奏者は、どこに行かれたのでしょう。 厳粛なセレモニーでなければ、私が入ってそれらしき真似事をしてみたかったんですが。 しばらく鳴りを潜めていた『欲しい欲しい病』が、突然出てきました。 私のぶり返した病とは別世界、テーブルにおつきのみなさんも手を合わせて祈っておられます。 やっぱり私は俗人。 ロンに指定した通りはセントラルマーケットのすぐ近く、急げ! |
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2011年12月23日
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