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がんばる小学三年生

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連絡(LIEN LAC)帳です。
日本の通知表・通信簿・成績表に当たります、今の呼び名を知らないので経験した三つを連記しました。

アントゥの通う学校は『教育実験校』に指定されていて、いろんな試みが行われています。
宿題ゼロもそのひとつ、一年生から英語の授業が行われたり、塾通いをしなくてもいいよう水曜日を除く毎日の放課後に2コマの補習授業があります。

登校時間は朝7時、帰宅は午後5時。
児童たちも大変、先生方はもっと大変でしょう。
1クラス確か35人、担任の先生はメインとサブのお二人ですからできるのだと思います。



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表紙を開くと、身分証代わりにもなる写真入のデータが2ページにわたって書き込まれています。
パスポートを申請する時にも、保護者の市民証(IDカード)と一緒に提出するほどです。



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主教科の成績欄、上から国語(ベトナム語)、算数、理科、歴史、外国語の順です。
理科と歴史は四年生から始まります、今はベトナム語と算数、それに英語だけ。

日本の義務教育に多い相対評価ではなく、10点満点の絶対評価です。
その右にあるやや難解なマークは『×』、該当する項目に入れる印、日本ならきっと『○』でしょう。
『G』『K』『TB』『Y』は、『よくできました』から『頑張ろう』の順だとしていいと思います。

一学期前期は全部満点だったのに、後期は国語の『書き取り』が減点されています。
左利きなのに右手で文字を書き始めた一年生の頃は、7〜8点でした。
今回の原因は、よくわかっています。



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先生が黒板に書く詩などを、児童は写し取ります。
その時に、よくこんなミスをしているからです。

赤ペンで抜け落ちた単語が指摘されて、一気に1点減点。
きっと先生も最初は気づかなかったのでしょうね、評価が訂正されています。
おっちょこちょいと思い込みの激しい性格は、とっても誰かに似ていると言われます。
誰かって、誰やねん…。

私の担当は算数、ただし最近増えた応用問題はパスさせてもらっています。
これはよくがんばったと思います。
英語は、担当から外してもらいました。
外されたと言った方が正確かも知れません。



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サブの教科は、5点満点です。
道徳、社会通念、音楽、詩はよくても、やっぱり画才のないのは4点でも仕方がありません。

誰かに似ているなら、体育の3点はないでしょう。
ユンボンは中学二年の2学期を除いて、この教科だけはずっと5だったのに。
自転車に乗れるまでほぼ3週間もかかったことが、アントゥの運動神経を物語っています。



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やっぱり積極性に欠けます。
下の項目二つは、一年生からずっとここに印が入ったまま。

ずいぶん人見知りは治ってきたのに、内気なところはベトナムでは評価されません。
先生の問題にわかったと手を上げるのは一番最後の子、そう書かれていました。
自信のなさか奥ゆかしいのか私にはよくわかっているから、これはいいのです。



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ベトナムでは小学校の授業料と給食は無料です。
ただ、教科書や補助教材は有料、この連絡帳も8000ドン(¥35)でも有料。
もちろん貧しいと認定された家庭には免除されます。



おまけ。
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宿題がないので、予習と復習だけが家での勉強。
疲れたら寝る、これが子供にもいちばんです。



おまけの二。
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この頃からもう5年、ティンティンは両目に白内障を患って、アクティブなストーカーはできなくなりました。
♂15歳。
今もアントゥが学校から帰ってくると、一番先に迎えに出ます。

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