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続・ネズ公め

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Wifiの光ケーブルがネズ公に齧られて交換したのは約ひと月前、今度はわが家の固定電話が不通になりました。
ベッテル(Viettel=軍隊通信会社)とは違って、ベトナムポスト(郵政通信j公社)は同じ国営なのに動きが遅いのです。
家内が電話してからエンジニアが来たのは4日後、これはほとんどは日本とそっくりですよね。

二階に入っている電話線を3メートルほど替えてもらって、通話できるかを確認して作業終了。
「断線の原因は、ネズミです」
「ここは二階だし、ネズミは上がってこないと思うけど」
「ほら、ここに糞がありますよ」
お食事中の方はおられませんよね、見苦しい写真ですみません。
「電線でも、ネズミは伝わって来ます」
なのだそうです、証拠を見せられたらぐうの音も出ませんね。



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週に一度棚の掃除をしている時、ここにも糞があるではないですか。
日本の桜が満開になった時、家内がアオザイを着て撮った記念写真の前に。

小さな頃は天井裏にネズミが『運動会』をしていた記憶があります、時々野良猫も参加して目覚めた事もありました。
この歳になって…天井裏はない建物でもネズ公と一緒に暮らすのは嫌ですから、捕獲器でも買おうかと義弟に相談してみたのです。



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「これがいいと思う」 
買って来てくれたのは韓国の会社がベトナムで生産している『マット式』の捕チュー紙、日本製は見当たらなかったそうです。
ゴキブリホイホイのネズミ版ですかね、記憶があります。

会社で生まれた野良猫の子供をそれぞれ1匹ずつ持ち帰ることが決まって、私もその一人でした。
何日かしてその子猫が捕まったのです、暴れたからか粘着シートが布団蒸し状態に。
手に負えずメーカーさんに電話したら「灯油かベンジンかで少しずつ拭き取るように、なければサラダオイルでも。あとは(猫は嫌いでも)湯あみさせてください」との回答でした。
途中略。
洗面器の縁に手を乗せてニャーニャーとうれしそうに鳴く子猫が会社で評判になって、わが家にいたのは2週間だけ。



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今度はネズミ、習性としては隅を歩くらしいので買って来てくれた3枚とも通りそうな壁際に置く事にしました。
風呂場に1枚、寝室に1枚、家内の写真の前に1枚にしましょう。



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何という接着力、大の男が目を剥いて引っ張らないと開かない。
これならネズ公もちょっと踏み込んだだけで逃げられないだろう、それぐらいよくくっ付いているのです。



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真ん中に餌らしきもの、きっとネズ公の好きそうな匂いがするんでしょうね。
ちょっと期待していいかな。



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ところが、です。
絵にはきれいな直角に開いているのに、あれだけの接着力を無理に剥がしたものですから、両方ともこんなに丸くなってしまいました。
私がネズ公なら、ヤバそうなところは通らずに裏の隙間を通りますけどね。

3枚とも現在までまったく効果なし、義弟にそう告げるとこんな答えが返って来ました。
「たくさんいたら引っ掛かるけど、きっといるネズミは片手以下だろ」
そんなにいるのなら、もっとイヤだわ。



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どうせ義弟や家内に頼んでもネズミ慣れしているから無理、わたしゃ私の考えで動こう。
日本の日用雑貨を売っている店に、ちょっと遠いけど参上。
ありました、ネズミ用の『どくいりきけん、たべたらしぬで』が。
ついでにアリンコ対策も、屋上の菜園には現在大量発生中ですから。

ついでに買い物したら、何と福沢さん1枚ほどの無駄遣い。
いけませんね、日本のホームセンターで買ったら半分もしないでしょうけど、ほぼ2倍の価格なのに欲しい欲しい病が出てしまうんです。



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開けてみるとネズ公用は麦の形をした赤い小粒、アリンコ用はもっと小さくてピンクと白の二色構成。
何とわが本籍地和歌山にある会社製ですか、きっとこれは効果があるに違いないと信じてしまう単細胞なのです。
さて戦いはこれから、心配なのは殺鼠剤を食べたネズ公がどこでご昇天なされるか。
明るい所に出てきてくれればいいけど、人知れず、いやネズミ知れずに昇天されたら…。
臭いなどの始末に困るけど、これに関しては何も書かれていませんでした。



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少々毒々しい色ですね、毒でしょうからいいのか。
これは毎日強制的に飲まされているビタミンC剤のキャップ、壊血病の初期症状と言われればイヤでも飲まないと仕方ありません。
ふたつありましたから、これはどちらもベッドの下に。
朝起きてもうひと眠り欲しいなと思った頃に、この辺りで小さな異音がしたからです。



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3日後、毒々しい餌が減っているではありませんか。
さすが日本製、効果はすぐに表れた模様です。
でも…その効果を確かめようがない。
まさか、釣りの餌みたいに食い逃げってことはないでしょうな。

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