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チビたちは楽しみにしていたアトラクションの城を回っているはず、ほとんどが地下に作られていて周囲からはどんなものがあるのか想像がつきません。 絶叫マシーン系は好きなのに、地下にあるものなら速度だって制限されているだろうから興味が湧かないんです。 水上に見えるのは人形だけで、それを操作するのは簾の奥に隠れた人たち。 長い竹をくり抜いて、ひもで操っているからくりは以前拝見させてもらったことがありました。 演目に『孫悟空』がありますね、これなら聞き取りにくい歌でもストーリーは分かります。 でもまだ開演には30分ほど時間が、ちょっと酔い覚ましに園内を回って見る事にしましょうか。 日本語が目に入ったから近付いただけ、美味しいですよと言われても…。 すみません。 劇の始まりにいつも出てくる人形、ご挨拶してから演目を紹介してくれます。 あれ、孫悟空とは言わなかったぞ。 でもチャム族のダンスがあるらしいから、しばらく見てみます。 これは池の主である鯉と龍との戦い、結構動きが早くて面白いんです。 勝つのはやっぱり龍、なにせ中華系では当たり前の筋書きなのです。 さてその将来は…ベトナムで見ていただくか、ご想像してくださいませ。 国父ホー・チ・ミンがこの水上人形劇を愛して、ハノイに人形劇学校を創設したのは有名な話。 南部でも歴史文化博物館やダムセン公園には、小規模ながら常設の劇場もあります。 そこで演ずるのはこの学校の卒業生さんばかり、老若男女の混合したチームがいくつあるでしょうね。 一般に『ベトナム族』とされるのは『キン(京)族』の事、人形劇の発祥は1000年以上前にキン族の収穫祭に当たる行事からだとされています。 キン族は北部を勢力下において、チャム族は中部にチャンパ王国が2世紀から19世紀まで栄えていて争いを繰り返したとされています。 1000年前だと勢力争いの真っただ中ですから、キン族の人形劇にはチャムのダンスなどの演目はなかったはず。 きっとこれは近代に創作されたものでしょう、ベトナム政府は『民族融和』を憲法に記しているぐらいですから。 この辺りはまだ工事中の建物が多くて、先にはクレーンも見えますから拡張中なのでしょう。 建物はやっぱりフランス調なのかな。 ダナン空港が拡張整備されて、各国からの直行便が増えました。 ロシア人はもともと多かった中部地域です、そこに中国語・韓国語・英語が混ざってもちろんベトナム語。 日本語は全く耳にしませんでした、フランス語も。 日本人は声が小さいからでしょうか、それともまだバナリゾートの情報が伝わっていないからかな。 それに…日本人の旅行日数は、世界でも短いそうですからここまで足は延ばせないのかも知れません。 下りのロープウエイ駅に近い場所ですから、けっこう人通りがあります。 その中のお一人があまり見かけない竹筒をお持ちでした、笛ですかね。 私が注目していると、男性が近くにまでよって見せてくれました。 「笛ですか?」 「いや、これはきせるだよ。吸ってみるか」 私の返事を待たずに、男性は刻みタバコを詰め込んでくれます。 「吸って、吸って!」 火を付けてくれていますから、吸わないわけには行かないでしょう。
尺八よりちょっと長めの竹筒、本来は吸った口で中の煙を味わうものなのに…。 咳込んでいる間に男性は筒を持って大笑いしながら駅の方に、お礼も言えませんでした。 チビたちのガス抜きは終わりました、もう早く帰ろうよ。 |
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2018年01月28日
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