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料金が3千ドン(¥15)から5千ドン(¥25)に値上がりしても、タクシーやセオム(バイクタクシー)に乗るより安全だし安いから。 この時もサイゴン川東部の7区にあるエキジビジョンセンターからの帰りの乗り継ぎ、次のバス停がわが家に一番近いので降りる準備をしていました。 道路の中央が工事中でフェンスが張られて、バスが通るとバイクだって1台がギリギリ。 これを抜けるとレ・バン・シー橋で、わが家には右に曲がって800メートルほど。 ところがなぜか停車したまま動かないのです。 ドライバーは飛ばされて舗道に、沿道の商店から顔からの出血を手当てを受けていました。 ダメージは顔だけじゃないな、そう思っていたら通りがかりのバイクに乗せられて手当てしていた女性とサンドイッチにされて運ばれて行きました。 この国も救急車は有料の上、電話しても日本のように早く到着しないのです。 車掌さんはスマホで遊び(?)始めます。 もちろん逆とんぼりになったセババンはそのまま、誰も手を出さないからバスは動かない。 日本だと現場検証があるから、警察が来るまで手を出さない事も多いでしょう。 ベトナムでは死亡事故や重傷者が複数出ないと、そのような措置は取られないとよく知っておます。 「セババンを動かさないといけないから、誰か手を貸して」 乗客に呼びかけたら、乗り合わせて男性が2人立ち上がってくれたのです。 私のショルダーバッグは車掌さんに預けて、ドアを開けてもらいました。 私を含めて3人しか男性がいなかったんですけどね、バスの運転手は離れられないルールがあると後で聞きましたけど。 でも、事故があったりしたら、救命措置などは別だそうです。 「上の袋から舗道に移そう」 そう言って3人で取り出そうとしたのは、ひとりでは動かないからなんです。 一袋が60キログラム以上、昔の体力はどこに行ってしまったのでしょう。 何袋あるのか、上から取って行ってもなかなか下までには届きません。 そのうちに通行中のバイクを止めて応援してくれる人が増えました、総勢10人ほどになってようやく逆立ち状態から脱したセババン。 「バカほど積みやがって」「こんなに積んだら、道路に穴があったらこうなるよ」 みんなが口々に言います。 舗道に移動した袋は25ほど、まだ10袋以上は荷台に乗っています。 合計35袋以上、重さにすると2トン以上。 「ありがとう、これでバスも動くし渋滞もなくなる」 決して私がリーダーではないけど、みなさんの協力に感謝です。 そうは言っても汗はいっぱいだし、両手に震えが出て止まらない状態はわれながら情けない。 車掌さんからバッグを貰って歩き出すと、橋の手前でまたバスが停まりました。 運転手が「乗れ」と手で合図して、ドアを開きます。 写真を撮ればよかったけど、手が震えていてそんな気にはなれませんでした。 「いいよ、私の家は橋を渡って右。停留所からだとまだ500メートルほど余計に歩かないといけない」 「お前はどこから?」 「ジャパン!」 言ってよかったのかな、後から公安(警察)が来て証拠隠滅だなんて言わないよね。 おまけ。
それでも運転マナーは年を追うごとに悪化する一方、これはベンチェーに行く際に撮った写真。 左折(日本なら右折)するために信号で停まっていた女性に、赤信号を無視して突入してきた男性二人乗りのバイクが接触。 逃走を図るバイクが左から来たコーチと衝突する直前、この後の写真は公表しません。 もちろん私も救護活動はしませんでした、すみません…とも思わなかったけど。 |
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2018年11月04日
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