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やっぱり見た目が

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スピーカーからは相変わらず『タイ風アイス』の音声が流れっ放し、『Hello』のTシャツを着たこの女性も同じワンルームマンションに住む大学生さんです。
私と同じように『タイ風アイス』の工程をスマホに収めています、きっとSNSにでも投稿するんでしょうかね。
フェイスブックもツイッターも、私は3ヶ月と持ちませんでしたが。
あれは忙し過ぎます、マイペースで出来るブログが一番。



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お客さんがまた増えていますね、珍しいものには目がないベトナム人の特性が現れています。
この『タイ風アイス』のおじさん、もうすぐ荷台上の椰子の実がなくなるんじゃないかな。

あ、一階に降りて義弟になぜ『タイ風アイス』というのかを聞いた結果をお知らせしないといけませんね。
普通なら英語には英語で答えてくれるのに、この時はベトナム語でした。
「トイ ホン ヒュウ」
つまり「オレ、知らないよ」という事、きっと家内にこの写真を見せても同じ答えでしょう。
ご期待に沿えないで、すみません。



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外国人観光客は反対方向の遊歩道を行く人が多いんです、路面がこちら側の舗道より整っているからです。
きっとその遊歩道からご覧になっていたんでしょうね、価格をおじさんから紙幣で確かめての購入。
ここで分かりました、1個3万5千ドン(¥175)の安さじゃないですか。



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外国人観光客の男性はどなたかに電話に女性はコンデジでの撮影、これまた…今流行りのインスタグラムでしょうか。
さっき帰ったはずの『Hello』Tシャツを着た大学生さんが5分も経たないのに戻って来ました、よほど美味しかったのかな。
それとも12室あるワンルームマンションで評判だったのかな、他にも男性客が。
おじさんは大忙しですね。



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おじさんは先着順に『タイ風アイス』を作っています、これはベトナムではちと珍しい光景。
おや、外国人男性から電話を受けたからでしょうか、もう一人外国人女性とお子さんが現れました。
この女性もスマホで撮影、たぶん『タイ風アイス』とは理解されていないはずなのに。
SNSでは『ベトナムの路上アイス』なんて投稿されるのかな。



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この母娘が最終のお客さんみたいですね、それでもスピーカーからの音は止まりません。
セババン(前に荷台があるオート三輪)の上からは、椰子の実がほぼなくなりました。
おじさん、今日はホクホクの売り上げでしょう、義弟の店以外でなんと23個も売れてしまいましたからね。
今日はもう間もなく店じまいだろうな、そう思いました。



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これは浅はかな考えでした、おじさんは荷台の下から新たに椰子の実を取り出します。
そうか、そのための荷台だったのか。



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取り出した椰子の実をナタで半分に、後は素手で二つに割れるような切込みを入れます。
当然椰子からはジュースが出ます、これだけでも一般のカフェでは売り物になるのに。
そう思っていたら、女の子が「ジュース、ちょうだい!」と容器まで持参。
おじさんは気前よくいっぱいにしてくれました、もちろん無料。
食べた後の椰子殻は各家庭での廃棄だし、ジュースをあげると捨てるものは何も残りませんからいい商売じゃないですか。

それに椰子の大産地であるベンチェー省によく行くので、この大きさの椰子はいわば規格外で格安とも知っています。
このサイズの椰子ジュースは青臭さが強くて、飲用に適さない事も。
こんな使われ方以外に小さな椰子の実を使う以外に、椰子殻活性炭ぐらいしかないと思っていた私にはうれしい光景でした。



残念なおまけ。
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2日後にも大きな音を鳴らしながらやって来たおじさん、ずいぶん前と同じ位置に停まっていました。
二匹目のどじょうは無理だったみたい、商売は水物とよく分かる光景でした。

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