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2018年06月

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異様な臭いが

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3週間前は4基だけでしたから、ハハンと分かっても写真に撮っただけで気にも掛けませんでした。
電話ボックスではない事も分かっていたけど、それの裏側がこんなになっているとは知らなかったのです。
もちろんなぜここに置かれているかを義弟たちに聞いても、街区が違うので知りませんでした。



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その4基はいつの間にかなくなって記憶からも消えそうになっていた3日前、今度は団体さんがお出ましになったのです。
今度は正面を向けて置かれているので、みなさんも何かがお分かりでしょう。
はい、仮設トイレなのです。



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この日からが大変でした、なにせ34基の仮設トイレが対岸とはいえ、わが家前に置かれたのです。
まずは1台ずつ正面からの掃除ですか、日本ならリース会社が後始末から貸出準備まですべて自社内で行うはずなのに。
よくわが家前の道路にも行き来していた散水車が来ていますね、公園管理局の車です。
それが…風向きによっては、わが家にも漂ってくるのが困りもの。
風が逆向きなら壁を隔てただけのお寺はすぐ裏ですからもっとでしょうね、ここは参拝客も多いはずなのに。



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赤シャツさんがひとりだけ、竹製のはしごを持って来て作業を開始です。
今日1日で終わるなら我慢しましょう、一つ南のブロックにあるプロパンガスのお店では時々悪臭が鼻を突いて、クレームが多かったからか移転されましたけど。
誰もが恩恵を受ける設備などでもこうした齟齬が起きてしまうのは、日本でごみ焼却場建設に反対運動が起きるのと同じ構図かな。



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その日に掃除が終わったものは正面に向きを変えられています、きっと昨日の夜にクレーン車でも来たのでしょう。
赤シャツさんお一人で1日10基ですか、これは3日間辛抱しないといけませんね。
もっと公園局も人数をかけてくれればいいのに、と外国人が言っても仕方ないし、もう誰かが公園局に…電話もしていないでしょう。
お上には批判をしても、じっと耐える国民性もあります。



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赤シャツさん、あなたには何の責任もありませんからね。
頑張って、なるべく早く終わらせてくださいな。



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仮設トイレって、こんな構造になっているんですね。
手洗いの水は外部に流れて、いいんでしょうか。
下のタンクには、便器からの水が溜められてるようですけど。



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私がデジカメに収めた最後の画像、私のお願いが通じたのか翌日にはなくなっていました。
赤シャツさんが頑張ってくれたのでしょう、でも不思議ですね。

義弟の店だけでなく、この通りにあったすべてのテントが『舗道を占拠している』として強制撤去されたのは半年前。
仮設トイレが置かれているのも舗道なのに、ここで掃除までして…いいんでしょうかね。
「舗道を守れ!」と号令をかけた中心部1区の副書記は、何の理由も語らずに辞職されました。
朝令暮改の国ではあっても、庶民は(陰口はいっぱい叩いても)何も言わない、為政者にはとってもいい国なのでしょう。



おまけ。
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例の『歴史的米朝会談』が終わった日のシンガポール東方の空、見た事のないほど航空機で混雑していました。
シンガポール航空がこんなに上空で時間待ちをしているのも初めて、世紀の会談にも誰かが我慢を強いられるのですよね。

大失敗のイチゴジャム

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前回のイチゴジャム作りは買い物も含めて家内に頼った部分があったので、今度は二人だけで「チュクリタイ」のだそうです。
ところがチビは夏休みの塾で忙しいし、なかなかタイミングが合いません。
塾以外にも月・木・土曜の午前中は水泳で(モノになるかどうか分からないけど、私をコピーしたいだけの)バタフライに挑戦、木曜と日曜は大学生の姪っ子とヨガ教室。
火曜日の午前中に、やっと時間が取れる事になりました。

私は朝からレモン代わりのチャーン3個と、グラニュー糖1キロを市場で買って準備。
チビは前日の夜に、準備が出来たら起こしてとまだ爆睡中です。



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チビを起こす前にイチゴ酒を家内に味見してもらいます、私より家内のナイトキャップ用に作ったものですから。
今回はベトナム国産の激安イチゴで作ったので少々心配していたけど、まずは合格。
チビを起こしに行きましょう。



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2回目ですからチビも結構手馴れています、チャーンの果汁を搾るのも私から何の指図も必要なし。
前回は家内が買ってきた10個全部を半分に切って、7個分はお昼のフォーに使わないといけなかったんです。



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この穴あきお玉もチビが準備、去年ハチハチで買ってきた日本製です。
「男は台所に入るものではない」というありがたく頑固な義母のいる部屋の前を通らないと、これは取りに行けません。
チビがチャーンを搾っている間に、イチゴを鍋に移すのは私。



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イチゴはいつもより多めの1.2キロを漬けましたから、グラニュー糖は300グラム程度の3分の1ぐらいにします。
甘くなるのはチビのダイエットによくありません、ダイエットだけでもありませんけどね。
家で作るジャムは、甘さ控えめでイチゴの風味を楽しめるのがいい所。



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最初は強火の2000ワットでアルコールを飛ばします、チビはかき混ぜたいのを我慢してアク取り。
粒の残っているジャムをトーストに、これも自家製ならではです。



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イチゴの色が戻って来てから約10分、2000ワットから1600ワットに落とします。
ベトナム産のイチゴは安い分、前回と比べて色が少し悪いかな。
何せ1.2キロで日本円にすると250円ですからね、少々の事は我慢しないといけないでしょうね。



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水分も少なくなってきたところで1000ワットに落とします、このモードは哺乳瓶のマークで示されている通りハロゲンヒーターでは最弱なのです。
これであとはチビに任せて、私はベランダで一服しますか。
後は火を止めるタイミングだけ、前回はちょっと早過ぎのきらいがありましたからね。



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一服していたらチビが慌てた声。
「ユンボン(私の事)!ホンコ デン(停電)!」
テレビは消えてるし扇風機も停まる寸前の空回り、あらら、ベトナム名物が一番大切な時に起きました。
下に降りてプロパンガスを使うしかありませんね、ホーチミン市の電源公社サイトに何の表示もない停電がまだよくあるんです。
電線が地中化されたのは表通りだけ、裏通りで何か事故があればこんな停電が月に1度ぐらいは発生します。
10分程度のチョコ停電から1時間以上に及ぶものまで、電源公社のホームページに予告のないものが起きるのです。



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チビが通電を待っていたのは5分ぐらいでしょうか、冷たくなるとジャム作りは再開できないよと言うとしぶしぶ下に降りて家内に委ねたのです。
「コレ、ユンボンノ」
私の分を持って来てくれて、言いました。
「コンドハ ゼンブ オワリマデ フタリデ チュクルゾ」
まだ作るのかい、次はバナナ酒を漬けようと思っているのに。

今もこうしたちょっとした規模の停電は続きます。
だからどんなにいいウォシュレットでもただの便座、Wifiだって使えない時がある…これがいまだにサイゴンの現実なのです。

ネズ公め

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アジアアメリカゲートウェイ(AAG)の海底光ケーブルが今年確か3度目の切断、通信会社は他の回線に退避しているものの、たまに引っ掛かったりつっかえたりする事があります。
でもこの日は全くネット回線がつながらず、Wifiだけがダメで電話回線なら使える状態でした。
いったんルーターを切ってから再接続しても「IPアドレスを取得しています」がずっと表示されて、ルーター電源を落としてみてもダメ。
通信業者のベッテル(Viettel=ベトナム軍隊通信)に電話してみると、このエリア担当者が1時間も経たなうちに来てくれました。

私のパソコンや携帯電話で状況を確認してくれたら、外部線で支障が起きている事が分かったのです。
仕事の早いのがベッテル、またその1時間後にやって来たのが6〜7人の作業グループ。
枝線の入っている四角いマンホールを開けて、大掛かりなお仕事が始まりました。



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電線地中化でいろんなケーブルはここに入っています、バイクで光ケーブルも到着しました。
義弟の店からプラボックスを借りて座っている人、いったい何をするんでしょうか。



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二人がマンホールに入って、もう残っているケーブルは2巻になってしまいました。
これで足りるのかな、図面をほとんど残さない国ですから気になります。。



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左に見えるのは引き抜いたケーブル、だとすると持って来たケーブルで十分でしょう。
プラケースに座った人は、一向に動きませんね。
ベトナムは職務分担がはっきり分かれ過ぎているのも弊害、トラックの運転手は車の運転だけをすることも珍しくないのです。



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路地の電柱にカーブルの引き上げ箇所があって、そこから地中ではなく空中配線になっています。
わが家に入っているケーブルもここから、まだ地中化になってから2年もしないのに断線ですか。
ぜひ光ケーブルは日本製を使ってくださいな、よくトラブルを起こす海底ケーブルにも。



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プラボックスに座っていた男性が、何やら計器を取り出しましたよ。
やっと出番がやって来たんですね、どうやら接続状態のチェックをされているようです。
でも本線から取り出して、わが家に来るケーブルをチェックしないでいいんですかね。
ま、お任せしますけど。



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地中から取り出したケーブルは、右のゴミ集積所に捨てられています。
果たしてゴミ収集業者が持って行ってくれるかどうか、銅線ではなく光ファイバーのケーブルですけど。
3人集まって額を寄せて、計器を覗いています。



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あれ、もうこれでいいんですかね、客に確かめなくても。
それに、お座りだったプラボックスも返してくれないと。



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はい、ここでストップがかかりました、私の顔もよく覚えてくれているエンジニア君からです。
二階からずっと拝見しているのにわざわざ私の携帯電話にコール、ちょっと上を見て声をかければいいのに。
プラボックスに座って検査されている間も、私はタブレットで接続状態をチェックしていたんですから。
「おーい(ベトナムでも同じなんです)!」
ベランダから声をかけて、指で丸サインを出しました。
せっかく電話を掛けてくれたのですから、原因を聞いてみました。
「ネズミにケーブルを齧られたんです」



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ケーブル類を地下埋設にするのもいいけど、ネズミの侵入対策はきちんとしておかないと。
何事にも素早い対応をしてくれるベッテル、今回は日曜日なのに電話をしてから4時間ほどで修理はすべて完了でした。
ルーターの不調を含めて、今まで修理代も出張費も請求された事のないベトナムの優良企業です。

満開は?

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だ〜れも「満開だぞ」なんて言わないうちに、こんなに淋しくなってしまったゴールデンシャワー。
まだチラホラと花は見えるけど、もう盛りの過ぎた事は誰の目にも明らかです。
テクノパークのあるコンホア通りで何度か満開を見た事があるので、あまりにもあっけなく終わってしまったのが不満。



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道路一面に黄色い花びらが散っていた時、義弟が言った事がありました。
きれいだからカメラを取って来ようとしたら、まだまだこれからだよと応じたのです。
散り初めに気付いたのは風の強い日、道路一面が花びらで黄色くなっていたから。
それが今ではアップにしないと、道路わきの花びらさえ見えなくなってしまいました。



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その週末に義弟の言う『無駄枝刈り』が始まりました、まだ満開も見ないのに。
空が暗くなって雨が降って来たので、作業はここで止めてしまったみたい。
こんな働き方もいいかなっと。



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翌日の日曜日に作業は再開、やっぱり日曜ぐらいは公務員だって休みたいですよね。
ガサゴソと聞こえるのはこの木から、今は目が悪くなったから最初はどこで作業しているのかが分かりませんでした。
じっと睨んで焦点を合わせると、ここで伐採作業、腰に安全ベルトをしているのに、首の後ろに回したロープは何なんですかね。



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この木だけ伐採された枝が異様に多い、これも何故なんですかね。
みなさんプロなんでしょうけど、ベトナムの作業はどうもよく分からない。
まさか私と同じような気まぐれなんかじゃないでしょうね、ちょっと心配。



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この下枝刈りはよく分かります、義弟がわが箱庭の手入れをしてくれる時でも同じ。
理由は、下枝が木の成長を遅らせるからとか。
私は別に横へ成長してくれても、一向に構わないんですけどね。
街路樹としては視界を妨げる事にもなりかねませんから、それはいいのでしょう。



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のこぎりで枝を切っているお兄さん、今度はわが家正面の木に登って格闘中です。
これぐらいの太さになると、長い棒の先に切断機の付いた道具でも無理なのでしょう。
彼が一番よく働いているように見えました。
首のロープはもうありませんね、いったい何の目的だったんだろう。



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切り落とされた枝は芝生部分に移動、深夜には収集車が来て翌日にはきれいになっているはずです。
公務員も深夜勤務があります、路地奥に住む2児のパパもこのような仕事をされていると聞きました。
朝の6時に仕事を終えて、義弟の店でビールを2缶飲んで帰るのが日課。
ベトナムでは朝から酒を飲んでいる男が多いなんて某旅行記に書いておられる人がありました、深夜勤務がまだ多いのがベトナムなんです。
実情を知らずに、日本と同じように考えるのはいかがですかね。



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ちょっと脱線しましたね、作業が終わった後の並木道は視界が広がって見通しはいいみたい。
おっと、ゴールデンシャワーの花が満開になるのはいつかを、義弟に聞きに行ってもらいました。
いつもは配達先の長老さんに聞いた話を私にするので、この作業をしている人たちに聞けば一番確かだとけしかけたのです。

「まだ10年はかかるらしい」
帰ってきた義弟はそう言うんですけど本当かね、君たちは私がクアンガイ省から持って帰った黄胡蝶の種も、花が咲くまで10年かかると言ったぞ。
「それ言ったの、ユンバイ(7番目の義弟)だよ。オレじゃないよ」
たしかあの席にも君はいたけど、黄胡蝶は種を蒔いてからたった1年で花が咲いたよな。
今度は専門家たちに聞いてくれたんだから信用しましょうか、10年は私にとって長いか短いか。



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10年後を待てと言われてても、ちょっとこれは悲惨な枝切りではありませんか。
川向かいの道路もよく見えるようになったけど、これもよし悪しでしょうかね。

椰子のロープ

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年に三度も収穫できる稲作が出来なくなりつつあるのはお伝えしました、そこで現金収入を考えないといけなくなったみなさんは知恵を絞ります。
これは椰子の葉を乾燥させてから編んだ籠、試作品ですから骨組みは長兄さんが拵えた針金。
日本の農協に似た組織で認められたら、良さそうな竹を探して作るとか。
長兄さん、それなら最初から竹でこしらえた方がよくないですか。
そう言ったらここで会話が中断、またいらぬことをと家内に叱られました。



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これは次兄さんが作っている椰子の実で作った小物入れ、今度は何も言いませんでした。
もちろんまだ仕掛り品。



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二つ切りにしたふたを開けると、こうなります。
これから塗料を塗るとか、どんな手作り感が出せるかがカギかな。
どうやらその農協に似た組織でコンクールが催されているみたい、何かいいアイデアはないかと急に言われてもねぇ。
ベンチェー省ですぐ手に入る材料で、第一それがまだ理解できていません。



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これは長兄さんの奥さんが昔からされているいわば手内職で、椰子の実繊維をまとめたもの。
こんなにきれいになるんですよね、こっちの方が何か考えるには早そうではないかな。



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今はこんなロープしか作っていません、それでも前に来た時よりも進化しています。
昔は古い自転車の車輪とペダルを利用した手動、モーターに変わっていても停電時には復活するそうで、巻取り器の向こうに置いてありました。
見栄えは悪くても長兄さんのお手製、ベトナム人は器用なんです。

奥さんがこの仕事をするのは朝食前、食事の準備は次兄さんの奥さんが担当とか。
始まりはだいたい朝の4時半、私の起きる時間とほぼ同じです。
いつもは早朝散歩に出るけど、明日はこちらの納屋を拝見させてもらい約束をしました。



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起きてからすぐに顔を洗って行ってみると、もう作業は始まっていました。
何だか蚕から取れた絹糸を糸撚り器にかけている昔の映像を思い出させる雰囲気、違うのは撚りをかけるために回転するのがモーターである事ですかね。



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長兄さんがモーターに替えてから、作業はずいぶん早くなったそうです。
「どれぐらい早くなった?2倍?5倍?」
「10倍ぐらい」
モーターは使わなくなった脱穀機の中古、プーリーだって何かの流用品だそうですから元手はほとんどかからず。
「1日に何メートルぐらいロープに出来る?」
「何メートルかは分からない、だいたい朝の2時間で5〜6キロ(グラム)ぐらいかな。あとは畑仕事もあるし」



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喋っている間でも、モーターは遠慮なしに同じ速度で回ります。
奥さん、追われてる。
「喋りながら(仕事を)したことはないからねぇ」
邪魔して、すみません。



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早朝散歩を終えて帰ってきたら、玄関にロープの束が置かれていました。
これが1週間の成果、仲買人が今日引き取りに来るそうです。
ベトナム女性は働き者、それに引き換え…。



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朝食からこのありさま、お客様として歓待してくれるのはありがたいけど、先ほどの仕事を拝見した後では気が引けます。
それでも飲みますけどね、ご好意を無駄にしてはいけません。

左が長兄さん、右のボケてしまったのが次兄さん、次兄さんの隣がドライバーでその隣が村長さん。
もちろんドライバーはアルコールなし、今日も運転してもらわないといけませんから。
行先はベトナム戦争で有名になった女傑の博物館、近くの村出身ですからよく自慢話を聞かされました。



おまけ。
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長兄さんが購入したビデオカメラのケース、日韓ふたつの会社名を足して二で割った大陸製。

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