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今頃動くか

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昼はカフェ、夕方からは炭火で焼く魚料理の路上食堂に変身してしまう路地向かいのお店。
義弟の店だけでなく、軒並み頭上に張り出したテントまで撤去して「舗道はみんなのもの」と大々的に活動していた公安(警察)にブーイングが出ていたのにこれはいいんでしょうかね。
この(昼間)カフェは公安とつながりがあると噂されて久しく、それをなるほどと実感させる路上食堂なのです。

手前の小さな煙突が付いた『料理台』が魚焼き器、毎日けっこう客が来ています。



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私が夕食を終えて二階に上がった時間ですから9時前、表が何やら騒がしい。
青く点滅するライトを天井に付けたトラックは公安の車、ナンバープレートも青色ですからすぐに分かります。
ベトナムはホーチミン市も政府は朝令暮改、だから公安だって大変なのはよく理解できるのですけどね。
路上から椅子とテーブルが姿を消して、残るは魚焼き器だけになりました。



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路地からも野次馬が、でも一番タチの悪いやじ馬は二階から写真を撮っている私。
朝は義弟の店からすぐ隣の『コムタム(豚のたれ焼がメインのサラメシ)』から、夜は魚を焼く匂いがわが家の2〜3階に漂って来ます。
煙は高い所に、だから食事は一階でするのです。



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これを持って行かれたら商売あがったり、これほどの魚焼き器はなかなか手に入りませんから店内に移動します。
左の青年は焼魚の当番、右はいわばウエイターでしょうか。
でもカフェのオーナーは出てきませんね、二階に住んでいるはずなのによほどヤバいと感じているのでしょうか。



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移動間際の公安トラック、不思議ですねえ、1卓分のテーブルと椅子4脚だけが積まれただけでした。
生かさず殺さず、無許可営業からは収入源(○の下)だけは確保しておく。
途上国にはよくあるパターンではないですかね、先進国はもう少し高等なテクニックがありそうですけど。

舗道上にあった看板や何かを料理する屋台でしょうね、積まれているのは。
これは誰がどんな判断で決めるのでしょう、不思議な事ばかり。

前回義弟の店からテントを外した公安、これを機に義弟は日用品・タバコ・保存のきく食料品とアルコールを含めた飲料のライセンスを再取得しましたから、あながち無駄ではなかったようです。
「今度は早かった、3ヶ月で再発行してくれた。でも手数料が…50万ドン(¥2500)も取られた」
有効期限は3年間、公安が来てカネを払わずにタバコを数本持って行くのを黙認する方がずっと安上がりだとぼやくことしきり。



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公安のトラックが去った後、さすがに今日は店を閉めるのかなと思っていました。
ベトナムの国民は、そんなにヤワではありませんよ。



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30分後にはじわじわっと舗道の半分ぐらいの規模で再開、以前お伝えした舗道の飲料を商う露店が摘発された時には誓約書にサインを求められていたのに。
もっともこの露店からは何も持ち去りはしなかったのは、公安ではなく市の環境維持局だったから。
今回はオーナーを呼びつける事も、書類にサインさせることもありませんでしたから不思議。



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翌日の夕方、何事もなかったように店開き。
何か効果はあったんでしょうかね、どうもよく分かりません。



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同じ摘発をするなら、こんな時にすればいいのにと義弟に言ってみました。
これはベトナムがAFCスズキカップのチャンピオンに輝いた夜、道路まではみ出しての営業だったからです。
「無理だね」
「なぜ?」
「公安だってサッカー好きのベトナム人、テレビにかじりついてるよ」

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