ちょい旅

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農園に

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一時は原子力発電所の建設が検討されたほどの人口過疎地、さもありなんで、海岸から内陸部に向かうとずっとこんな砂丘地帯が続きます。
あ、原発建設はロシア・日本がそれぞれ受注していたのに、2016年の国会で計画中止を決定されました。
共産党や政府が決定したことを覆す国会って、一党独裁の弊害を指摘する人たちには驚きだったでしょうね。
『シンカンセン』に関しても同じで、どこかの国とはいささか趣を異にする国、最初から蛇足でしたが…。

ホテルを8時半出発、私とホテルの旅行案内窓口の女性と小1時間かかっての共同作なのです。
もちろんカウンターのオプションリストにはありません、彼女が実家や親戚に電話してくれてまとまった私のわがままツアー。
料金の総額は終わるまで不明、チャーターした車代だけが事前に了承していただけの4時間(半日)ツアーなのです。



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道路の中央を走るバイクにクラクションも鳴らさないドライバー、サイゴンでは考えられないシーンにほっこりしました。
「よくは見えないけど、道路にはたくさん砂がありますからバイクを驚かすと危ないんです。それにもうすぐしたら右に曲がるはずですから」
余裕ですねドライバーさん、都会でもこうありたいものです。



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確かにすぐ右に曲がりました、ホテルを出発してから30分もかからない途中はご紹介した通りタンロン(ドラゴンフルーツ)の特産地です。
もちろん地道ですから速度はかなり落とします、オフロードとまでは言えないけど何しろ道幅が狭い。
Uターンできそうな所はいくつもあっても、やっぱり不安になって来るのでしょうね、ドライバーだって。



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折よく通り合わせたのが中学生さんたち、ベトナムは同姓が多いので名字で問合せしても無駄。
もちろん「タンロン農家はどこですか?」なんて聞いたら、ほぼすべての農家が該当します。
ここは遠戚様の名前を知っている同行の女性が出番、今日は『添乗員』として半日お付き合いをしてくれます。
このまだ先との事、曲がった道は間違っていなかったようですね。



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電話で連絡してくれているはずですから交渉は簡単なはずなのに、私たちはしばらく待ちぼうけ。
観光農園でもなく一般の栽培農家ですから出迎えなどありません、まずは家に戻ってきてもらうようにわか添乗員さんが電話で連絡。
今は農作業にだって電話は手放さないようですね、これも世の流れですか。



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農家の主が戻ってこられるまで、ちょっと園内の入り口付近をドライバーと一緒に拝見する事にしました。
ドライバーの説明によると砂地に緑が見えるのはほとんどがタンロンとか、この辺りではやせた土地にもできるというサトウキビだって育たないそうです。
ご覧の通りタンロンはサボテンの一種、背丈は1〜1.2メートルほど。
私がデジカメを持って直立すると、視界は遮られることはありません。



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これがタンロンの花、夜に咲く花ですから朝の今は元気がありませんね。
「夜に、また来ますか?」
何かの花に似ていると思われる人もたくさんおられるでしょうね、そうなんです、その月下美人だってサボテン科なのです。

ウィキペディアによると『月下美人はメキシコの熱帯雨林地帯を原産地とするサボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物である。花言葉は:はかない恋。日本で多く流通しているクジャクサボテン属(Epiphyllum属)には交配種が多いが、これは原産地からそのまま導入された原種である』とあります。
日本名は月下美人で英名は『Queen of the Night』、つまり『夜の女王』なのだそうです。
どちらに美しい響きがあるかはここでは書かずにおきます、みなさんの方がよくお分かりでしょう。



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「ここにベー(Be=赤ちゃん)がありますよ」
ドライバーが指さす先に、小さなタンロンが出来ていました。
ここでポケットのわがスマホが『十番街の殺人』のメロディー、これは家内とチビからの呼び出し音。
農家のご夫婦が戻ってこられたそうです、それでは案内していただきましょうか。


今日は大晦日、皆様におかれましてもいい年を迎えられますように。

アサァ〜

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私の体内時計はきっと異常なんでしょうね、時差が19時間あるハワイでも午前10時に到着した翌日だって、ちゃんと朝4時半には目が覚めましたからね。
旅行に出たって同じ、家内には嫌な顔をされてもこれはマイペースです。

地引網漁をしているかが楽しみだったのに、今朝はないそうでした。
朝散歩からホテルに戻って来たら朝陽が昇りそうだったので、もうしばらく外にいる事に。
家事や母親の介護から解放された家内やテスト後のチビには、もう少し朝寝を楽しんでもらいましょう。



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日の出前の速足散歩ですからホテルの西にある省道を歩きました、海岸からは100メートルほどでしょうか。
少しホテルに下ると、霞朝陽が見えてきました。



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赤いけど夕陽ではありません、でも口を突いて出てきたのは…。
♪真っ赤っかっか 空の色 みんなのお顔も真っ赤っか〜♪
みんなって、私一人だけなんですけどね。



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正確に言うと、一人ではありません。
この穴は浜蟹の隠れ家、近づくと中に逃げ込んでしばらく待っても出てきません。
やっぱりもう少し上に行って、椰子の葉葺きの屋根を写真に入れないと南国の雰囲気が出ないですよね。



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あはは、逆光になって屋根が分かりませんな。
実は数年前に行ったクイニョン市内で見た『だるま朝陽』を期待していたんです、ここまで昇ってしまうと諦めないといけないでしょうね。
やっぱり珍しいからだるま朝陽が有名になるわけで、そんなにたびたび見られるものではないのでしょう。



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カメラのレンズを太陽から離すと、もうこんなに明るくなっているんです。
いくらデジタルカメラが進歩したって、人間の目とは明らかな差があります。
私は朝散歩、この人たちは朝泳ぎですか。
時計を見るともう5時半、1時間近く散歩した後はシャワーにします。



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コテージへの帰り道に、つつじに似た花が植わっていました。
こちらに来る前に住んでいた大阪玉手山もつつじの名所、柏原市が近鉄から遊園地の無償譲渡を受けてからは以前より見事になりました。
つい思い出してついシャッターを、帰ってから花図鑑を調べても分からなかったけど。



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ニチニチソウですかね、同じ花壇にありました。



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これはブロ友さんに教えていただいたスパイダーリリー、私はずっとハマユウだと思っていたけど。
ブロ友さんを信じてスパイダーリリーとしておきます、波風が立たなくていいでしょう。
気が付くとホテルの入り口にまで来ていました、ここで大騒音が。



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表の省道に戻ってみると、けたたましいというか騒音そのもののトレーラーがやって来ます。
ナンバープレートは軍用の物、この大きさだと戦車でも運ぶんですかね。
時刻は6時過ぎ、この音でほとんどの人が目覚めた事でしょう。
シャワーを浴びて朝食にしますか、その後は私がお願いして特別に組んでもらった半日ツアーです。

明日、どうする

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中部地方の海岸でよく見かける木、防風林としてもよく植えられています。
杉に似ているけれど幹などは松の木肌にそっくり、数センチの松ぼっくりも落ちていますから私は『まっ杉』と呼んでいる木。
プールをぐるっと回ってこの林の向こうが管理棟、食事はこの2階にあるレストランでいただきます。



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チャペルがある尖塔の左が管理棟、わがコテージからはプールや海は近いのに食事だけはちょっと不便かな。
南国特有のスコールが来たら、ちょっと困りますね。



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これが昼食、特に変わったものはなし。
きっと海産物は夕食なんでしょうか、中央右にある海藻スープが美味しかった。
海苔と昆布を足してモズクで割ったような感じ、分かりますかね…。



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天井にぶら下げられているのは、夜店で金魚をゲットしたわけではありません。
こうしておくとハエが来ないとか、これはクアンガイ省の親戚でもよく見かけます。
特に農家だと牛を飼育している事が多いので、ハエに悩まされる事が多いからと聞きました。
誰が考えたのかは知りません、ただそんなに効果があるのも思えないんですけど。
信じる者は救われる、ですかね。



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帰りはショートカットで芝生を通って、はい、警備員さんに笛を吹かれて叱られました。
すみません、でもいい景色じゃないですか。



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ちょっと昼寝のあと、水着になってタオルとカメラだけを持って海岸に。
あらら、たったこれだけの人ですか、プールにはチビを含めて結構人がいたんですよ。
もう午後2時半なのに海で泳ぐのは私一人。こんなにきれいな海を独り占めなんて勿体ないですよね。



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日焼け防止オイルを塗っていてもあまり泳ぎ過ぎると効果がなくなります、今日はこれぐらいにしておきますか。
といってももう午後4時過ぎ、泣かずによく一人遊びしますね。
浜にシャワーがないので、悪いけどプールで代用します、すみません。



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夕食はちょっと早い6時から、コテージを出るともうイカ釣り漁船が出ていました。
もっと暗くなると鮮やかな光になるでしょう、楽しみですね。



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海の近くなのにやっぱり海鮮料理が少ないんです、このホテル。
別に刺身を出せという訳ではないけど、これは貸し切り代金を値切ったからかも知れません。
社長の第9義弟は交渉上手でもけっこう吝嗇ですからね、そうでなければお金持ちにはなれないのでしょう。
これも、可もなく不可もなく、そんな夕食でした。



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コテージに戻る時に出ていた月、暦を確かめると十六夜でした。

「近くに何もない、明日一日どうする?」
試験休みだから遊びたい一心のチビ。
「本館の一階に旅行案内所があったよ、半日ぐらいのスケジュールがいい」
家内は私に振ります、任せておいて、後で文句を言うなよ。
支払いはどうせ私、近場で安いツアーを選ぼうっと。

便乗旅行

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「20人ぐらい空席があるから、ハムトゥアンに泳ぎに行かないか?」
小さな会社を経営している第9義弟から、社員旅行に誘われました。
誘われたと言っても実費は負担、これがベトナム流で無料にしてくれたらうれしいんですけどね。
この御仁は欧米風の教育を受けてきたから、公私の区別はきちんとしています。
ちょうどチビも試験休みだし、家内は母親の看病疲れを癒すにもいいかなと参加しました。

出発は義弟の会社からで朝6時、このタイプのバス3台で出かけます。



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国道1号線を北上しますから終点はハノイ、これを左に曲がると高原の避暑地で有名なダラットです。
今はサイゴンも乾季に入って過ごしやすい時期、最高気温も体温越えはありませんから海水浴の方がいいかもと即断。



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この辺りの名物はハンモックカフェ、まだ時間が早いのでお客様はいませんね。
バスが停まれるような駐車場がないのでここはパス、ミニバンだとトイレ休憩でも利用されます。
後の林はゴム園、最近は手入れが十分されているとは言えません。
ゴム相場が下がったのでしょうか。



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ベトナム中南部の名産といえばタンロン(ドラゴンフルーツ)、こちらも最近は相場が崩れて大騒ぎでした。
なんでも中国南部でタンロンの生産が始まって、今まで通りに輸出しようとした業者のトラックが中越国境でストップ。
百台ほどが見通しの付かない通関待ち、そんなテレビニュースも流れていたんです。
3年前でしたか、やっぱり百台余りのトラックが国境で足止めを食らったの産物はスイカでした。
当時は政府が損失補填をしたので収まったようです、今度はまだ結論が出ていません。



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ホテルに到着は11時前、南側の入り口に私たちは使わないようにと指示。
その名の通り、新婚旅行者専用なんです。
確かホテルは貸し切りと聞いていたのに、こちらは別なんですね。



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尖塔が見えるのが新婚車用のホテルで、チャペルで結婚式を執り行う事もできるそうです。
低い仕切りの手前が貸し切ったホテルエリア、義弟は社員の家族も招待していますから子供も何人かいます。
お邪魔しないような仕切り塀は当然でしょうかね。



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これは私たちが追加料金を支払って借りたコテージからの写真、やっぱり見知らぬ社員集団と同じホテルは敬遠したいじゃないですか。
ホテルは4階建て、窓からの景色はそちらの方がいいんでしょうけど。
コテージからはプールも歩いて20秒、照明がないから夜は静かだと思われます。



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そのコテージ、なかなかいい雰囲気ですよね。
義弟一家も同じタイプのコテージ、約30メートルほど離れていますからもちろん静粛は保たれています。
彼の声は大きいし息子は傍若無人なので、これぐらい離れていた方が安眠できそう。



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室内も清潔で禁煙、もちろん家族のいる部屋ではタバコは吸いませんよ。
キングサイズのベッドが二つ、これで追加料金が2泊で200万ドン(1万円)は格安ではないですか。
何よりうれしいのは潮騒を聞きながら眠れそうな事、このホテル近辺には何もありませんから泳ぐ事以外は自分で見つけないといけません。
田舎の遊びは小さな頃に経験しています、でも思い出せるかな。



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ホテルのプライベートビーチ、コテージから歩いてこれも0分。
このあとは昼食、それから何をするかって?
もちろんまずは海水浴でしょう、チビが今年の夏休みにマスターしきれなかったバタフライを教えてやりましょうか。
いや、まず昼寝だわ。

やっとワニ釣り

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公園と見間違いそうでしょう、でもここは公園ではなく宗教施設跡なんです。
2003年版『地球の歩き方』から引用しましょう。

『ミトーから船で約20分。フーン(Phung)島に遊園地のような奇妙な造形物が見えてくる。椰子の実だけを食べて生活していた椰子教団の寺(?)だ。教祖ダオズア(本名グエン・タン・ナム)は1909年、フックタン(現ベンチェー省)で生まれ、1928〜35年までフランスに留。その後帰国し、仏教とキリスト教、イスラム教、カオダイ教、ホアハオ教を融合した宗教を確立、ここに小さな教団の生活共同体作った。ダオズアは、当時の南ベトナム政府によって何度も投獄されながら活動を続けたが、1990年に死亡し、教団は解散させられた。
9つの塔は9本の支流があるメコン川を表している。また後部に建てられている2つは橋で結ばれているが、その下にはハノイとサイゴン(現ホーチミン市)の文字があり、南北ベトナムの統一を象徴している』

文中の『カオダイ教』『ホアハオ教』はいずれも坑フランス戦争時に興隆した新興宗教、今でも数100万と自称する信者がいます。
また教祖名ダオズアの『ズア』は椰子の実の北部語読み、南部では『ユア』と発音します。



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9本の柱それぞれに龍が巻き付いてクーロン(九龍:メコン川の別名)なんて、とっても分かりやすいモニュメントですね。
私たちは正面の食堂で昼ごはん、食事を含めた約1時間半の休憩で食べたあとは自由行動。
早く食べて目的地に行かなければ。



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デルタの食事はどこもよく似ているのが基本、料理法や付けダレなどの工夫を楽しめばいいでしょう。
ただ今回は搗き立てのお餅を、大量のヤシ油で大きく膨らませる『ジャイアントボール』はありませんでした。
生春巻きかと思ったら揚春巻、ヤシ油で揚げると香ばしくてきつね色になります。
これはどんな油を使っているんでしょうか、もしかしたらサラダ油かな。



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お馴染み、象耳魚のフライです。
このレストランでは頭を外してありました、これは珍しいんですよ。
白身で淡泊な味の川魚で、お隣のカンボジアでは見かけませんから気水魚でしょうか。



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ワニの養殖場へ行く道、また見つけましたよ子だくさんのバナナ。
こんなに小さなバナナに巨大な蕾、その上に数段黄色が見えるのが花です。
花が萎れるとバナナの実に、ただしこれは食用ではなくお酢の原料になる種類だそうです。



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食事の缶ビールも3本だけにして、一人でやって来たんです、ワニ釣り。
鶏肉の餌が小さくなった上に、約6割アップの5千ドン(¥25)に値上げされていました。

ベトナム人にはあまり人気のない場所、楽しんでいるのはほとんどが白人の観光客なのも不思議ですね。
深さが約3メートルの、本来は養殖池で見て楽しむだけだったんです。
それがいつの間にかワニ釣りで、当時はベトナム人も多かったのに飽きられたのでしょうか。



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私はこちらの日向ぼっこしているワニと遊びましょうか、こんなに濁っていてもワニは水中から餌に飛びついてきます。
こちらなら動きが見えるから、ただ食いされずに長く遊べそうですからね。
職員さんに鶏肉を付けてもらって5千ドン(¥25)払おうとしたら、細かいお金がない。
黙って5万ドン札を渡しておつりを待っていたら、バケツにあと9回分の餌を入れて持って来ました。
まあ、いいか。



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あら?せっかく遊んでやろうと思ったのに、池ポチャして帰るんですか。
いっぱい餌を持って来てくれた職員さんが、竿の先に付けた餌をブラブラと見せるように指示してくれました。
ワニは水中からでも見えるそうです、こんなに濁っているのに。



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さすが年季の入ってそうな職員さんの指示ですね、さっきのワニがUターンするだけではなく他のワニまでも来ましたよ。
竿は1本に餌は一つ、さてそんな作戦で遊びましょうか。
まず戻ってきたワニの背中に餌を乗せてみました、この位置ではワンコだって無理でしょう。
ワニはじっとしたまま、あのゴツゴツした皮革ですから気付かないかな。
池の中から仲間がやって来ました、こいつに取られるかも知れない。
そう思って竿を持ち上げた瞬間にパクッ、体をひねって食べられてしまいました。
写真にも撮れない鮮やかな早業、職員さんは笑いながら次の餌を準備。



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私がワニ釣りに執着しているのは、実を言うとささやかな目的があったのです。
何度もワニはこうした施設では見た事があるのに、ワニに舌があるのかどうかを知らずにいました。
ワニ肉の料理に関しては、プロ野球の外国人選手が大好きで…という話はずいぶん昔に聞いた事があります。
今度はきっとワニの舌を撮ってやろう、それには餌を前にぶら下げるのが一番。
そう思っていろんな工夫をしてみたけど、奴らが口を開けるのはほんの一瞬なのです。
5万ドン分、バケツに入った餌は全部取られても、体を動かす予兆など全く分かりませんからね。

かくして今回も目的は達成ならず、職員さんの笑顔だけが印象に残りました。
蛇足です、その職員さんに聞いたんですけど、ワニの舌っておいしいそうですよ。

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