ちょい旅

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マイクロバスを降りたバナ・リゾートの広い駐車場から少し歩くと、ここで一時解散。
ガイドの『オボちゃん』がロープウェイのチケットを買う間、40分間の自由行動だそうです。
何でチケットを買うのに、そんな時間がかかるんでしょうね。



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ベトナムでは珍しく案内板がありました、「リゾート」と名乗るからには当然でしょう。
オボちゃんの説明では息が黄色い矢印のロープウェイで乗り継ぎ、帰りは赤い矢印のロープウェイで一気に戻るのだとか。

以前来た時には赤印のロープウェイ1本しかなく、それも私たちが来てから運転を始めたぐらいに閑古鳥が鳴いていました。
「三分間お待ちください、チェックが終わってからお乗りください」
何だかインスタントラーメンみたいなロープウェイだと、笑った事を思い出します。



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大きなスーベニアショップ、本来なら帰りに買うのが記念品だと思うんですけどね。
ここで40分後に集合ですから、私もチビたちに付き合わないといけません。



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黄色い矢印の方に乗って登って赤い方で返ってくるんだよ、チビたちに説明。
それにしてもチケットを買うのに40分も掛かるなんて、かなりの人気ぶりなんですね。
やっぱりダナンの旅はツイてないんでしょう、頂上に大きな仏像があるはずだから、そこで厄落としをしないといけないかな。



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こんな所が嫌なんです、時間になっても2グループが現れないんです。
チケットと思っていたらカード、往復使えるのかと思っていたらその都度使うカードが違うそうですよ。
面倒ですね、上で遊んでいるうちに失くしたら…この方がいいのかな。



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「はい、ここに並んで」
オボちゃんが言いました、ジグザグに仕切られた待機通路で。
並んでいる人の向きが様々で、お分かりになるでしょう。
ひぃえ〜〜、やっぱりツイてないダナンの旅です。



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じわじわとは動きます。
私、どれだけおいしい店でも並んでまで食べようとは思わない人間。
でもここまで来たら「下で待ってる」なんて言い出せません。
やっぱりツイてない。



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三階のフロアが搭乗ゲート、この階段に来るまで20分かかりました。
まだロープウェイさえ見えません。
やっぱりツイてない。



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前方に『改札口』が見えても、なかなか到着できません。
ファミリーの飲料水が入ったリュックが重たい、なぜ現地で買わないんでしょう。
ニャチャンの『ビンパール』みたいに持ち物検査があって、食料・飲料持ち込み禁止になっていたらどうするんだろう。



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改札口にカードを入れます、もちろん戻って来ません。
ここで人員制限を掛けているらしくて、改札口の前に立ってもゲートがなかなか開いてくれないのです。
出ると、こんなスペースがありました、振り返って撮影。
持ち物検査はないみたいです、ちょっとツイているかな。
でも、ここまでが30分だから、ツイていませんよね。



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まだ先に、こんな行列があります。
この先を左に曲がると、ようやく搭乗口のようだと旗を持った他のグループ先導者が叫んでいるので分かりました。
並んで待って乗ったのは大阪万博の『風神雷神』以来、あの頃は若かったから好奇心が忍耐力を育んでいたのでしょう。
空港のチェックインカウンターで待つのも嫌い、だから1年○万円を払ってでも航空会社のゴールドカードを持っていたのです。



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ロープウェイに乗るまでの待ち時間が45分、長じてからこんなに並んだのは初めての経験でした。
考えてみれば今日は日曜日、子供たちも夏休みだしタイミング的にも最悪だったんですね。
やっぱりツイてないか。

バナリゾート

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正面に見える高層ビルがダナン市新庁舎、タクシードライバーによると姪っ子が予約した『ソン・トゥ・ホテル』はこのビルを挟んだ北と南に1軒ずつあるそうです。
右に行くか左に曲がるかの二択ですから正解率は50%、まずは北の方から行ってみる事にしました。



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北はハズレ、引き返します。
ホーチミンと違って渋滞がないから気にならない、姪っ子はそんな強がり。
ちゃんと住所をメモしておいたり、ホテルの画面をお気に入りにでもしておけばいいのに。



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もう残りはここだけ、確認もせずに荷物は降ろしました。
レセプションにチェックに行っていた姪っ子が「正解!」と、名前さえ間違っていなければ当然の事です。



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ホテルに入ると、私はまず時計をチェックします。
どの方面からのお客が多いか、きちんとしたホテルなのかがある程度推測できます。
ハノイ時間の隣に日本時間がありますから、きっと日本人も多い事でしょう。
分針の誤差は…ベトナムでは許せる範囲かな。

新市庁舎からは500メートルほど南の市街地にあって、旧市庁舎(今も業務は行っています)のすぐ南西隣にある三つ星ホテル。
ただ、ハン川を見るにはヒルトンホテルの高層ビルが邪魔、相手は五つ星ですから仕方ないかな。
私が行きたい『チャム彫刻博物館』には1キロほどだから、ロケーションはいいでしょう。



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ここなら私たち4人でも十分な広さ、もちろん喫煙者のためのベランダも付いています。
ただ、景色があまりよくない、ヒルトンホテルが邪魔なんです。



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結構小綺麗でしょう?ネット予約が50万ドン(¥2500)で朝食付きですからね。
最上階の12階には朝だけレストラン、後の時間は喫茶&バーになっているそうです。
小腹が空いたとチビたちが言うので、ちょっと覗きに行きました。



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カフェ・デン(ブラックコーヒー)を頼んだら、ゆで卵が付いてきました。
半分に切ってあるのでそのままガブリ、殻が剥いてないので困りましたね。
普通喫茶店で食べるゆで卵は、ちゃんとむいてありますよね。

「持った時に、分かりそうなものなのに」
家内はそう言っても、先入観があります。
半分に切ってあるのはスプーンで食べるためだそうで、汚い食べ方でごめんなさい、やっぱりツイてないのかな。
それにしても殻ごときれいに半分、どんな刃物を使っているんでしょうね。



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あとはダナン駅で2日後の寝台車のコンパートメントが予約できるかどうか、最悪バラバラになっても仕方ないと事前に打ち合わせ。
ハノイ方面からダナンで降りる人は多いはず、ダナンに行こうと言い出しべいの姪っ子がみんなのIDカードを持って窓口に行きました。
明日の『バナリゾートツアー』も姪っ子がネットで予約しています、だんだん頼りがいが出てきた19歳です。

スキップしながら休憩のカフェに戻ってきたところを見ると、同じコンパートメントが取れた様子。
ホッと一息した所で晩ご飯に向かいましょう。



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翌朝7時、ツアーバスがホテルまでピックアップに来ました。
ソン・トゥ・ホテルからの参加者は私たちの他のもう一組、このホテルが最終の要で満席。

2004年に来た時はフランス人が避暑のために建てたヴィラで、何戸かの荒廃した跡とサボテン科の植物にいっぱい落書きのあった宿泊施設が建てられていただけ。
こんな所が『小中国』と揶揄される所以なんですけどね。
ロープウェイで頂上まで来て、ドライバーが1時間も行方不明になった事もありました。
サイゴンでは絶対見られない雲海が広がって、ファミリーは「ロマンチック!」と大喜びしましたっけ。



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マイクロバスの補助席はお尻が痛い、ダナン市内からは確か40キロちょっとだったはずですから我慢。
窓際の席は予約した本人が陣取って、隣がチビ。
満席なのでツアーガイドは扉に寄り掛かっての案内、このかた…雰囲気がどなたかに似ていませんかね。
勝手に付けたニックネームは『オボちゃん』、今日1日よろしく。



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郊外に出ると目的地がよく見えます、矢印がバナリゾートで、オボちゃんによると海抜が1482メートルだそうです。
アミューズメントパークに生まれ変わって、ハノイやホーチミンの『行きたい旅行先』では常に1位か2位を獲得しているとか。
ベトナムのアミューズメント施設、期待せずに楽しみましょうか。
予約した姪っ子が、どうしても行きたいとまで言うんですから。



おまけ。
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これが日本と違う所、車の燃料は出発前に入れておきましょう。

路線コーチ

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「サイゴンに帰る切符がないなら、ダナンに行こう!ダナン駅は大きいから、切符は取れる」
そう言いだしたのは大学生の姪っ子。
ダナンはベトナム中部最大の商業都市だし観光の拠点でもある、きっと降りる人も多いからサイゴン駅までの寝台車は簡単に取れるはず。
足(交通手段)や枕(宿泊)はどうするのかと聞くと、スマホをかざして「これがある」なのだそうです。

サイゴンには車をチャーターした方がずっと安いはずなのに、彼女の頭の中はダナン近郊の『バナリゾート』しかないようでした。
「旅行社のバス、オーケイ。ホテル2泊、オーケイ」
誰が支払いするんでしょうね…。

旅行社のバスが止まるのは、国道旧1号線のデュックフォー郵便局の前だそうです。
その日はジンとハウの家に泊まらせてもらって、朝10時前にバイクに分乗して到着しました。



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「10分ほど遅れます」
旅行社のバスから姪っ子に電話がありました、でも30分待っても来ません。
45分経って、それぞれ大きな荷物を持っているので何台かのコーチが声を掛けます。
1時間経つと、さすがに私たちも辛抱の糸が切れました。

「フエ行きだよ、どこまで行くの?」
1台のコーチが止まって、私たちに声を掛けました。
「ダナンまで、いくら?」
ひとり10万ドン(¥500)というので顔を見合わせると、4人が頷きました。
もちろん大学生の姪っ子も、予約した旅行社のバスはどうするんでしょうね。
これだけ約束に時間を守らないんだから、いいか。



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私はいいんです、運転手と助手の間に座らせてもらったから。
後ろを振り向いても、ファミリーの顔さえ見えません。
噂に名高い、路線コーチに乗ってしまったようです。



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足元は狭いけど、サービスは悪くないんです。
乗ってすぐに、冷たい飲料水もくれましたから。



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トイレ休憩の後、少々遅い昼食に小さな食堂で停車。
ガソリンスタンドのトイレ休憩には降りてこない人もあったけど、昼ごはんには全員おりてくるはず。
人数を読んでみました。
運転手と助手を入れて23人、噂通りでした。



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ドアに目立たない色で乗車定員が書かれています、分かりますかね。
最大積載量が1トンに定員が16名、7名オーバーです。
だからでしょう、車の窓は中が見えないような濃い色のフィルムが貼られているのは。
チビに聞くと「シンドイワ〜〜」の答え、分かるなぁ。
私だって前列センターは、足さえ延ばせない。
どこかの国のアイドルグループは『前列センター』を投票で選ぶらしいけど、これはかなわん。



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定員オーバーですから、交通警官の多い国道1号線は走りません。
抜け道を選びますから、こんなナンバープレートのない改造車にも出会えます。



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休憩も入れて4時間経過、ようやくダナンの海岸通りに出ました。
ここだって国道からかなり離れています、ちょうど開発中のエリアです。
余談ですがこの開発に絡んでダナン市のトップが逮捕、社会主義国家では市長(書記長)に権限が集中しますからね。



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降ろされたのはこんな所、私たちは海水浴をするのではありません。
タクシーだってほとんど通らない、見つけてもお客さんが乗っている車ばかり。
目のいい姪っ子が、通るタクシーに書かれている番号に電話しました。
ところが、自分たちがどこにいるのかが分からない。
「アラモードと書かれたビルから100メートルぐらい…」
つまったところで私が助け舟、「西だよ、西」で何とか配車してくれることになりました。
土地勘がいい訳ではなく、グーグルマップを見ていただけ。



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ようやくタクシーに乗って姪っ子がホテル名を言います。
「そのホテルは二軒あるけど、町名は?」
どこまでもトラブったダナン行き、これからもトラブルが待っているんです。

アイデア商売

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明日サイゴンに帰る予定ですから、ジンとハウの家に寄ってごあいさつ。
近所から知り合いが来るので、家内たちは時間が長くなります。
私は庭で子供たちとバカ遊び、百面相や形態模写などで笑いを取る約1時間でした。

庭にある水連、わが家の水連はこれから株分けしてもらったものです。
いわば親水連。



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やっと終わってキムチの実家へ、バイクなら『地図にない橋』を渡るところでも今日はタクシーですから国道1号線に戻ります。
道路ぎわに、こんな『記念碑』が3ヶ所にありました。
ここ十数年に起きた洪水の跡が刻まれているのです。
「こんなものじゃなかったよ」
キムチパパは、何度も私に言いました。



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キムチの実家に到着、明日乗る統一鉄道の切符ももらわないといけません。
キムチパパは陸軍の功労者、結構どこにでも顔が利きますからこんな時は任せておけば大丈夫なのです。
残念なのはチャーターしたタクシーから降りる際に、距離と金額の写真を撮るのを忘れた事。
途中で契約した100万ドン(¥5000)を超えた時点でご報告してありますから、もういいですかね。

キムチの実家も新しい住所になっています。
日本なら表札に世帯主の名前を書きますね、あるいは姓だけの事もあるでしょう。
ベトナムではところ番地をプレートで表示するのが個人の家宅、わが家も同じです。
これは目的の住所を探すにはとっても便利、在留邦人間でも話題になった事がありました。

「個人情報の制限」→一理あるけど、ご近所はみんな知ってる。
「ベトナム人は地図が読めないから、こんな風習が出来た」→今は誰でも、グーグルマップを見てる。
「郵便物が迷子にならないように」→郵便局内で迷子になる方が多い。
さまざまな意見が出ました、でもこの意見には誰も異論をはさめませんでした。
「ベトナム人には同姓同名が多いから、住所でなければ特定できないさ」



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キムチの実家に到着して、待てど暮らせどデュックフォー駅に勤める遠戚様が現れません。
キムチパパが何度も電話してくれても、つながらないのです。
明日の切符を待つ間に、こんな夜更けになってしまいました。

私も店で一杯飲んでいる内にこんなお兄さんが現れて、興味はそちらに。



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荷台にくくり付けられているのはテレビではありません、大きなスピーカーなのです。
キムチが「とても夜は眠れない」と言っていた、その元凶が現れたのでした。

以前わが家前の道路にもこういったバイクが現れて、ムーンウォーカーのダンスをしたりのパフォーマーがよく現れたものです。
このお兄さんはこちらのどれとも違って、飲み客にカラオケの提供をするだけでした。



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手に持っているのはiPad、ベトナムにはカラオケ専門の無料サイトがあります。
風景画などは現われずに、文字だけの歌詞も出て楽しむ事が出来るのです。
そのソフトを使って、こんな商売が現れたのでした。
1曲3千ドン(¥15)ですから、分のいい商売かどうかは分かりません。

お客さんからのリクエストで曲を選択、これをブルートゥースで飛ばしてスピーカーから音を再生。
サイゴンなら近所から苦情が出るでしょう、ここは田舎だからできるんでしょうね。



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これだけの投資額、回収できるのには何年かかる事でしょう。
減価償却など考えずにいるのなら、結構いい小遣い儲けにはなるかも知れません。

デュックフォー駅に勤める遠戚様から電話があって、サイゴンまでの寝台車切符4人分は取れなかったとの事。
明日帰る予定だったのに、どうしましょう。



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ニャーギー『世紀』に戻って、もう1日宿泊したいと申し出ても断られました。
もう予約が入っているそうですから、仕方ありませんね。
荷物をまとめて、とにかくジンとハウの家にでも行きましょうか。



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これがニャーギー『世紀』の請求書、消してあるのはすでに家内が払った洗濯代。
どうです?4人が5泊して145万ドン(¥7250)なんです、衛星テレビ・バスタブ・ミニ冷蔵庫・バルコニーにWifi付きですよ。
隣は朝早くから開いているフォー屋だったし、ビジネス客にも人気なんでしょう。

行き当たりばったりの旅行は、こんなハプニングがあるから面白くもあり、気苦労もあります。
大学生の姪っ子が言いました。
「ダナンの駅は大きいから切符も買えるし、ここからだと旅行社のバスもある。ダナンで1泊してもいいし」



おまけ。
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これからジンとハウの家に行くと、家内が電話していました。
到着したら私が大好きなバナナの実、駅で見送る際にお土産として渡すつもりだったそうです。
早速サラダにしてもらって、食べながらこの先を考えましょうか。

黙って頂戴しました

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足も目も今は自信がないから、ゴールドマウンテンを少しだけでも眺めて歩こうと思いました。
キムチの実家は夜遅くまで飲食店をしているから、「頂上から写真を撮りたいから、乗せて行って」という訳にも行かなくなりました。
登り道は戦争中に米軍が舗装したまま、手入れは一切されていませんから荒れ放題。
今年はいろんな角度から、ゴールドマウンテンを眺めてみたいなと思いました。


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こんな田舎にも道路名が付けられて、わが家の道路と全く同じ名の通りもありました。
ベトナムは英雄・偉人のお名前をいただくのが常、仕方ありませんね。



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あら、『車は注意!』の立て看板があります。
前方工事中、でも歩きなら大丈夫だろうと進みました。



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立て看板から500メートルほどのお宅に、大胡蝶が満開。
それに、さやえんどうみたいな物がたくさんぶら下がっています。
初めて見るけど、これはきっと種でしょう。



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奥のお宅を見ると、扉は開いたままです。
たくさんいただいてもわが家は狭い、というより、わが家近くに庭付きのお宅なんてなかったっけ。
2鞘だけでいいから下さいと、お願いしてみよう。



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「すみませ〜ん、すみませ〜〜ん」
大声で何度も声を掛けると、近所からワンコが来て吠えられました。
私はほとんど犬に吠えられたことがないのに、このワンコたちは人相も読めないのですかね。
余所者が立ち止まっていると吠えるのは習性ですから、褒めてやらないといけないんでしょうけど。

何度叫んでも、誰も出てきません。
ご近所からでも誰かが顔を出しそうなぐらい、ワンコが吠えているのに。



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もうこれだけ呼んでも反応がなければ仕方ない、失礼いたしますよっと。
なるべく茶色く変色したものを、きっと『熟成・大胡蝶の種』でしょうから。



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やっぱりドキドキしますね、ベトナムでは低くても垣の中の物に手をつけてはいけないという暗黙のルールがありますから。
どうです、この熟れよう。
鞘なんてカチカチで、ナイフの代わりにも使えそうです。
小さな方の鞘には3個、大きな方には8個の使えそうな種が入っていました。

昼は内緒でキムチの家に、庭の隅にでも撒いておきましょうか。
何年か先に来たら、大きくなっているかも知れません。
これもまた楽しみ。



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こちらのお宅には黄色い大胡蝶、でもまだら紅の方が大胡蝶らしくていいですよね。
もうイメージはわが箱庭の住民になった気分、黒土のままでいいのかな。
この辺りは鉄分の多い赤土、入れ替えるのは大変だからそのままで挑戦してみよう。



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旅行を終えての翌日、持ち帰った小さな方の鞘から種を出して3個埋めました。
双葉からあの見慣れた小さな葉っぱが出てきたのは2週間後、それも3発3中とは意外でした。

「あ〜あ、別々に間隔を開けて埋めればよかったのに。幼木は、水を多めに遣らないといけないよ」
故郷の家に大胡蝶の木がある義弟が、そう言いました。
もうここまで来たら選別するのはかわいそう、花をつけるまで10年はかかると聞いても平気。
大胡蝶三兄弟と、サイゴン暮らしもいいじゃないですか。

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