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ちょうど10年前までは町内の青年部がこの『財神様の踊り』をしていたのに、当時の地区坦(町内会会長に相当)さんが収入の使途が定かでないとして中止に。 それからというものは『出稼ぎ踊り』たちの草刈り場に、だからご近所の『ご祝儀』も最低限度になってしまったと聞きます。 今の地区坦さんになって復活しようとの機運が盛り上がったけれど、衣装や被り物が行方不明でそろわず中止が継続しています。 やっぱりこの鉦と太鼓がなければテトの気分が今一つ、中華街に行けばライオンダンスや龍の踊りはまだ見られるけど。 慣例として葬儀はテトに行なえませんから1日後の大晦日に、日本だとどうなのか聞かれても答えられませんでした。 ベトナムのお葬式は宗教旗が先導、このかたはクリスチャンだったのですね。 その後に楽隊が続きます、これは仏式も同じでも演奏曲が違います。 今回は最初が『草競馬』でびっくり、次が『おお、スザンナ』でわが家前を通り過ぎました。 アメリカの作曲家フォスターシリーズですか、ならば『オールド・ブラック・ジョー』とか『主は冷たい土の中』の方がふさわしいと思うんですが。 この後にチャーターした観光バスが続いて、チビや家内もこれに乗りこんでいました。 私も終活を考える年齢に差し掛かり、家内とも相談したことがあります。 「土の中は暗くて息苦しいからイヤ、火葬にして遺灰はクアンガイ省の海に。間違ってもわが家前の運河に撒かない事。干潮と満潮で行たり来たり、忙しゅうて堪らん」 屋上に出る所まで来ました、あと少しで完了となるところで左肘に痛みが。 拭き掃除するのは利き手の右、腕を伸ばしても畳んでも痛いのです。 こんなの初めて、あと8段は家内たちが帰ってからチビにお願いしよう。 じっと見ていて、何で形を作って蒸しあげたか、ピンときました。 本来はバナナの葉でくるんで硬く紐で結わえてから、お湯で1時間ほど茹で上げるのに。 きっとみなさんのご家庭にもある料理器具を三段重ねにして蒸しあげたもの、これはどの地方のバインチューンですかね。 なかなかおいしいけど、これだけではちょっと物足りませんから今年最後のカップ焼きそばも。 これは唐辛子が香りづけ程度にしか入っていないバージョン、それでもけっこう辛いのです。 辛味が強いのでビールが必要、わが家にいる時は風呂上り以降にしか飲まないんですけど、これは我慢できません。 これもわが家のテトバージョンですか、出来たら日本のビールがよかったけど義弟の店にはもう置いていないから仕方ないか。 あれ、昨日買ってきたメロンがない。 チビに聞いたら「レーゾーコ、ブーイ(ザボン)ト コウカン」なのだそうです、テトに食べるには冷やしておいた方がいいなんて申します。 これだって二つ買ったのに1箱しかありません、もう誰かの胃袋に入ったのでしょうね。 きっと甘いから、いらないや。 これはチビに聞いても知りません、テトの店じまいをしている義弟に聞いたら、日本旅行で九州に行った親戚からだと。 よくまあ日本に行きますね、わが親族は。 かくして夕方からは男どもの忘年会、ひと眠りしてからは年越しそばを食べて腹ごしらえ。
日付が変わると初詣と、15年間続く年末年始のスケジュールが詰まっております。 |
日々平安
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バキュームカーも年に一度は見るけれど今回も人海戦術、画像下に見える四角いコンクリートがマンホールなのです。 これを明けるの鉄製のマンホールと違って大変、汚泥を逆リヤカーに乗せるまでも大変、運ぶ時に泥がずっとこぼれるのは臭いでもっと大変。 これがテト1週間前、つまり7日前でした。 何せ常夏の国なのでほぼ年中働いてくれるわが部屋のエアコン、故障した時には夜でもすぐに飛んできて修理してくれる大切な人。 今日は息子さんが一緒でないので尋ねたら、別の仕事場に一人で行っているそうです。 初めて来た時は中学生も一丁前の職人になりましたか、これが6日前。 日本のような『○○家の墓』ではないので、この日はファミリーが手分けして掃除とお供えをしてから線香を立ててご機嫌伺い。 私たち夫婦の担当はもうひとつ、ここからちょっと離れたホックモン地区にある叔母の墓参りも。 この父親のお墓参りが終わるとファミリーはそれぞれ持ち場に出かけます、日本のようなお墓なら便利なのにと、いつも思うのです。 ペプシ缶もテトバージョン、去年までもいろんなテト向け商品をご紹介してきたけどこれは初見です。 義弟に聞いたら毎年だそうです、気付かなかったのは私が炭酸系を好まないからでしょう。 ビール以外。 一階はすべて義弟担当、屋上に出る扉まで6枚の大型(約1.2x2.6メートル)を一人で磨くのです。 引っ越して来た当時は毎月必ず1度はきれいにしていたのに、今では8月とテト前だけになってしまいました。 左からガラス用洗剤・洗剤を流す小さなジョウロ・それに水を補給する2リットルのジョウロ、上に行って頑固な汚れに使う不織布・ガラス押えの内側を掃除する刷毛とケバ立たないタオルが2枚。 私の背丈でもガラスの上部は手が届かないので、小さな椅子も必要です。 ガラス磨きが終わったら、気になっていた電話や光ファイバーの配線もきれいに整えようっと。 以前は腰をかがめたり膝をついたりで、2〜3日は腰が痛くなったものです。 これは防犯上の意味もあるんです、今は釣竿を使った泥的が流行っているのであまり意味はないかも知れませんが。 殺人などの凶悪犯罪は少ない半面、こうした被害が多発しているのも事実なのもホーチミン市。 自宅の二階で寝ていた大学生の姪っ子は、去年の12月にこの方法で財布と携帯電話を盗まれましたからね。 今回初めて遮光性の強い生地を選んでくれました、昼間でもちょっと暗過ぎる気がしますけど…。 きっと昼寝も熟睡できるようにとの思いだろうと思います。 固定電話・Wifi用光ケーブル・ケーブルテレビの配線、これ3本とも去年交換しましたからね。 いずれも原因はネズ公、困ったものです。 目が悪くなるとインシュロックの先を穴っぽに通すのも難しい、これにも困ったものです。 チビが小さい頃は現場監督をしてくれたのに、今は塾・塾・塾ですからねえ。 下に降りて家内に終了の報告すると、ちょうど米屋さんが配達に来ていました。 日本では米屋さんの配達なんてもうなくなったのかな、プラッシーが懐かしい。 これがわが家の常用米、もう10年以上使っています。 今ではファミリーのほとんどがこれに変わりました、家内の姉弟で長粒種米を使っているのは1軒だけになりました。 子に非になって気付いた、事今年は腰が痛くなるより左の肘に違和感が、利き腕は右なのに何があったのか本人も分からない。 力仕事はちょっと休憩、ポチ袋にお年玉でも入れましょうか。 まだ巳年のポチ袋が残っています(一番左)、これは縁の薄い人に2万ドン(¥100)を入れます。 後は5万ドン(¥250)・10万ドン(¥500)・20万ドン(¥1000)・50万ドン(¥2500)と、年齢と縁の濃淡で判断。 チビと家内の母親には50万ドン、甥っ子・姪っ子には20万ドンなどなど。 テトにシワのある古いお札のお年玉は縁起が悪い、わがファミリーではそう申します。 仕方なく頼むのは銀行勤めの義弟、一般の両替商では手数料が高騰している昨今ですから、(家内が)頭を下げてお願いしました。 私が来て初めてのテトでは家内がすべて準備してくれたのに、2年目からはずっと自分で判断。
当時は最高額のお札が10万ドンで、チビへのお年玉だって1万ドンだったんですよ。 わが家に挨拶で来られた方のお子さんには5千ドン、無茶無茶インフレやん。 |
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義弟の店だけでなく、軒並み頭上に張り出したテントまで撤去して「舗道はみんなのもの」と大々的に活動していた公安(警察)にブーイングが出ていたのにこれはいいんでしょうかね。 この(昼間)カフェは公安とつながりがあると噂されて久しく、それをなるほどと実感させる路上食堂なのです。 手前の小さな煙突が付いた『料理台』が魚焼き器、毎日けっこう客が来ています。 青く点滅するライトを天井に付けたトラックは公安の車、ナンバープレートも青色ですからすぐに分かります。 ベトナムはホーチミン市も政府は朝令暮改、だから公安だって大変なのはよく理解できるのですけどね。 路上から椅子とテーブルが姿を消して、残るは魚焼き器だけになりました。 朝は義弟の店からすぐ隣の『コムタム(豚のたれ焼がメインのサラメシ)』から、夜は魚を焼く匂いがわが家の2〜3階に漂って来ます。 煙は高い所に、だから食事は一階でするのです。 左の青年は焼魚の当番、右はいわばウエイターでしょうか。 でもカフェのオーナーは出てきませんね、二階に住んでいるはずなのによほどヤバいと感じているのでしょうか。 生かさず殺さず、無許可営業からは収入源(○の下)だけは確保しておく。 途上国にはよくあるパターンではないですかね、先進国はもう少し高等なテクニックがありそうですけど。 舗道上にあった看板や何かを料理する屋台でしょうね、積まれているのは。 これは誰がどんな判断で決めるのでしょう、不思議な事ばかり。 前回義弟の店からテントを外した公安、これを機に義弟は日用品・タバコ・保存のきく食料品とアルコールを含めた飲料のライセンスを再取得しましたから、あながち無駄ではなかったようです。 「今度は早かった、3ヶ月で再発行してくれた。でも手数料が…50万ドン(¥2500)も取られた」 有効期限は3年間、公安が来てカネを払わずにタバコを数本持って行くのを黙認する方がずっと安上がりだとぼやくことしきり。 ベトナムの国民は、そんなにヤワではありませんよ。 もっともこの露店からは何も持ち去りはしなかったのは、公安ではなく市の環境維持局だったから。 今回はオーナーを呼びつける事も、書類にサインさせることもありませんでしたから不思議。 何か効果はあったんでしょうかね、どうもよく分かりません。 これはベトナムがAFCスズキカップのチャンピオンに輝いた夜、道路まではみ出しての営業だったからです。 「無理だね」 「なぜ?」 「公安だってサッカー好きのベトナム人、テレビにかじりついてるよ」 |
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私は『土地勘』のいい方で、一度来たら周囲の景色が一変していなければ記憶に残る特技を持っています。 前に来た時チーズケーキを買ったこの店の奥がたこ焼き屋さんでした、ソースではなくポン酢がかかっているのが珍しくて注文。 相変わらず『3つ買えば1つサービス』の表示があるケーキ屋さんはそのままでも、その奥が様変わりしていたんです。 横目で見ながら通り過ぎると、フランクフルトを鉄板で炒めています。 電気は来ているようでもたこ焼の店がない、やっぱり6個入りで6万ドン(¥300)では高い賃料を賄えないのでしょうか。 たかが頼んだ二人前12万ドンでも、こちらでは缶ビール10本は飲めるしフォーなら6杯食べられます。 食い物の恨みは…でも諦めないと仕方ありませんね。 次はチビが美味しいと喜んだハウザン省産のメロンを買いに、ちゃんと店の男性は私を覚えてくれていました。 「今日のは…古いんです、来週に来てもらえれば入荷します」 正直におっしゃってくれるのはありがたいけど、見た目でもすぐ分かる枝落ち状態。 メロンはT字型の枝があってこそ、そんなに毎週来られる暇人でもないし。 毎年テト(旧正月)のご先祖様のお供えに、日本の食べ物をお飾りするのが日本人としての習慣。 今年はワッフルの詰め合わせにしました、これで16回目ですからこちらでも古参邦人ですね。 お飾りは左右対称に、だから二つで174万ドン(¥8700)はテトだから仕方ありません。 もっともお供えが終わった後はみんなでいただきますから、賞味期限はよく確認しておかないと。 プリントされた絵はお江戸日本橋、他にもまだたくさん絵柄があるのでまた来る機会がありそうです。 でも、なぜ日本の販売価格の3倍もするのか、いまだに分かりませんけどね。 これはスタッフへのお年玉代わりにいいじゃないですか、こちらで売られている金魚はさすが南国の5センチ以上ですからね。 『夜店の金魚すくい』を教えられるし、きっと話に花が咲くでしょう。 余った2個は姪っ子二人にと、家に持って帰りました。 残りは会社のロッカーで現在出番待ち、渡した翌日チビに聞いてみました。 「(かわいくて、きれいで)タベラレナ〜イ ズット ツクエノウエ」 チビだけでなく大学生の姪っ子も同じ、いつになったら口に入って感想を聞けるのやら。 いただいたのはおねいさんの名刺ではなく、男性用香水を振りかけたらしいカード。 ウォモという名前らしいですね、でも私は香りものを使わないんですよ。 胸のポケットに入れてタクシーに乗ると、強い香りが…。 一瞬先ほど買った19番が瓶から漏れたのかと思うぐらい、でもそれはあり得ないし香りの種類も違う。 このカードから出たんですね、こんな強い香りは苦手なんです、私。 日本の融資でベトナム初と言われた都市交通メトロ1号線、トンネル工事は完成していると聞いています。 当初は2019年2月に開通予定でした、しかし工事費が当初の820億円から2230億円と異常に膨らんだうえに責任者のトップが解任され、一人は海外逃亡中。 初めの内はタクシードライバーからも、渋滞が少なくなって有り難いとのニュアンスをよく聞きました、今では…。 もうすぐ完成予定の2月だというのに、工事の進捗率は62%だそうです。
インドネシアの高速鉄道工事が遅れて…は日本に伝えられていますね、これは? しっかりせいよ、JICAさん。 |
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こちらではデパートなんて言いません、あくまでも『サイゴンセンタービルにあるタカシマヤ』ですからタクシーに乗っても「サイゴンセンターへ」と言わなければ混乱させてしまうだけ。 ただわが家北側のメインストリートからは中心部に一直線、この日も約4キロメートルに25分もかかる渋滞でした。 するとテト(旧正月)のお飾りが、今年はご存知の通りベトナムでは亥年ではなく豚年ですからね。 チビも持っている豚の貯金箱がずらりと、テーブルのお供えはかなり貧弱です。 その家庭を再現しているのでしょうか、中に足踏みミシンをかけているアオザイ姿の女性がいました。 「写真、撮らせてもらっていいですか?」 何せ入り口に『写真厳禁』と大きなシールが貼られています、日本人なら確認は必要ですよね。 「いいですよ、中に入ってもらっても」 まずはここで1枚、笑顔で応えてくれました。 ラジカセも昔をしのぶツールのひとつになってしまったんですね、ずいぶんお世話になったけど。 目的は近付いて来た家内の誕生祝い、家内もケジメの年齢になりますから今回はちょっと清水の舞台から飛び降りる心境で。 10年前はセイコーの腕時計を、今年は同じような価格であろう品物をネットで物色してから決めました。 高級化粧品店に入るのは男性ゆえの緊張感があります、それに全周がガラス張りで男が入っているとすぐに分かってしまう。 表からはどこが入り口なのかが不明、自動ドアなら付近を歩けば開くだろうとウロウロしていたら…開きました。 「どうぞ、英語でお話しください」 やっぱり私のベトナム語はまだまだですね、出来れば日本語でお願いしたいけど無理でした。 「香りを試しますか?」 「いえ、JALの機内販売で何度も買いましたから結構です。100mlの瓶は、いくらでしょう」 「お遣い物ですか?」 もちろん私が使う訳ではありません。 「はい、家内の誕生日プレゼントにします」 「ではラッピングしますね、少々お待ちください」 この小さな紙のバッグもお値打ち、おや、手提げのひもにもシャネルのリボンを掛けてくれましたね。 ああ、税金の還付ですか。 ベトナムの消費税に当たるのが『VAT』で、贅沢品に当たるパルファム(オードトワレ)は10%。 それより輸入関税の50%を還元して欲しいなあ、で、パスポートは家に置いたまま。 「在留ビザではいけませんか?」 これで墓穴、旅行者ではない事が分かって、消費税還元はチャラになりましたとさ。 447万ドン(¥22350)か、50万ドン札が7枚ですよ…。 たこ焼なら745人前も買えるのです、そうだ、前回電気が来ないともらっていないたこ焼きを持って帰ろう。 いざ、地下二階へ。 |




