日々平安

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続々ネズ公め

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以前ご報告したネズミとアリンコを退治する餌、ベッド下に置いていたらネズミが夜中にゴソ付く音は消えました。
ありがたい、やっぱり日本製だと喜んでいたんです。
ただしアリンコの方は観察していると避けて通っていましたから、ほとんど効果はないようです。
日本とベトナムでは、生息している種類が違うんでしょうかね。



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喜びもつかの間、家内が冷蔵庫の上に置いていたいただき物のクッキーがこんな状態になっておかんむり。
「もうネズミはいなくなったと言ったでしょ」
私だっていなくなったと喜んでいたんです、また作戦フェーズ2を始めますかね。



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「反対側も齧られてる、下(義弟の日用・食料品店)はネズミ取り器でほとんどいなくなったのに」
昔の針金で作られた、トラップ式のネズミ取りを置くかと訊ねられました。
日本人としては見過ごせませんね、せっかく日本からの餌を片づけたのに再挑戦です。



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ベッド下に『ネズミコロリ』を容器一面に敷いて置いたら、3日後には全部なくなっていました。
これは東側、西側はどうなっているんでしょうね。



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西側は少し減っているだけ、それでも減っている事には間違いありません。
いるぞ、ネズ公と確信。
両方ともまた追加して元の位置に、でもどれぐらい食べると昇天するのかが分からないんですよね。
それに、暗い場所や狭い場所でだったら困るじゃないですか。

ベッドの足に埃がたまっていますね、この部屋の掃除担当は私なんですけど。
カバーが床まで垂れているタイプなのでここにまで目が届きませんでした。
このあと、ちゃんと拭き掃除をしておいたのでお許しを。



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箱のどこにもネズ公が食した後に関する事は書いてないし、でも日本で売れているならそんな心配はしないでいいのかも知れません。
その上『室内などには就寝前に置き、翌朝残った分は回収してください』だなんて、面倒な事はしておりませんが。

韓国製のネズミ用粘着シート3枚には、それぞれゴキちゃんが1匹ずつあお向けになってくっ付いただけ。
ネズ公用の囮餌は、好みが共通なんですかね。



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餌の残量を写真に撮った翌日の事、風呂に入ろうとして着替えをベッド下の引き出しから出そうとしたら…。
子ネズミがここでご昇天されていたんです、やっぱり暗い所でこんな状態になるのか。
ちゃんと説明書きにあれば、毎日注意するのに。
その後、ベッドを移動させて確認したけれど、この1匹だけでした。

苦手な人もいるでしょうから、写真には黄色のスプレーをたっぷり吹き掛けておきました。
このトランクスから下にあった着替え6枚はもちろんそのまま洗濯籠に、家内には何も言わずに。
大丈夫です、南国ですから1日3回は着替えますから、ストックは十分にあります。
この事件以降は今まで何の被害も怪しげな物音もなく、平穏に。
ただし『ネズミコロリ』は片づけずに、今も3日に一度ほど確認しています。



お口直しのおまけ。
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葉っぱのすぐ近くに出来たハイビスカスの蕾、きっといびつな花が咲くのだろうなと思っていました。
ナチュラル派ですから、葉を切ろうとはしません。



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ほとんどの花は太陽に向かって咲くのに、これはわが家に向いて。
葉っぱにも邪魔されず、きれいに花びらも開いて咲いてくれましたよ。

日系デパートに

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チビの誕生日が近づいて来て、昔と違ったプレゼントとなると悩むのです。
昨年はソニーのヘッドセットで何とかクリアしたものの、この年頃になると自己主張も出てくるし難しい。
困っていたら同郷(大阪)出身のIさんから、こんなアドバイスがあったのです。
「一昨年の7月にオープンしたでしょ?中心部に高島屋が、確か四階がギフトセンターみたいになっていますよ」

土曜日の朝に出かけました、調べたら9時半の開店から11時ぐらいが一番客が少ないとネットにあったものですから。
タクシーに乗って「タカシマヤに行きたい」と言ったら「住所はどこだ」と聞かれる始末、あまり有名ではないのかな。
住所を言うと「ああ、サイゴンセンタービルか」、そうなんです、サイゴンセンタービルの地下2階から6階までが高島屋。
次行く時は「タカシマヤ・サイゴンセンタービル」と言った方がきっと分かりやすいようですね。



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タクシーに乗ったのは9時半ごろ、高島屋到着は10時12分ですから40分もかかった事になります。
急激に増えた車両による自然渋滞と一方通行に加えて、日本のODAで建設中の地下鉄工事で倍以上の時間が浪費。
だから中心部に来るのは嫌なんです。



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中に入るとガードマンがいっぱい、店内撮影禁止ですから無許可撮影を敢行。
エスカレーターの乗降口には必ずいるのは、事故防止のためかな。
省エネなんでしょうか止まっていても私が近づくと動き出す、古い人間には矢印がなければ上がりか下りか分かりません。
ここがIさんに紹介してもらった四階、人影はまばら。



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こうして吹き抜けを俯瞰すると、チラホラとお客様が見えますね。
コープマートならこの時間だとキャッシャーは15分は待たないといけないのに、人混み嫌いな私向きの店舗ですか。
さて、ある程度絞り込みをしないと目移りしていけません、まずはこの階をぐるっと回ってからにします。



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人、いません。
ぐるっと回って元の位置、それでも、人がいませんね。



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もうぬいぐるみを欲しがるような年齢でもないし、出掛ける時の鞄だって6個は持っているはず。
振り向くと、こんな店がありました。



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いわゆる雑貨店、この中に何か目ぼしいものはないかと入ってみました。
男性店員が二人、ちょっと見せてくださいとベトナム語で言うと「プリーズ」だって。
もうすぐ15年目のサイゴン在住でもまだまだみたいですね、私のベトナム語。



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ふと見つけた卓上鏡、反対に回せば3倍から10倍に拡大する凹面鏡です。
最近チビはPCに向かいながらでも、キティちゃんの小さな手鏡でお顔を覗いている場面をよく見かけます。
小学生の頃に家内の化粧品を使って化け物顔になってから、三面鏡は使用禁止になったまま。
今は青春のシンボルも気になる年頃、これがいいかなと値段を聞いてみました。
50万ドン(¥2500)ぐらいかと値踏みはしたけど聞いてびっくりの96万ドン(¥4800)、やっぱり高島屋バリューですなぁ。

私がなじみのデパートは『阪神百貨店』、大阪の人間は決して阪神デパートとは言いません。
通学通勤には阪神電鉄、電車乗り場の地下2階にあった名物イカ焼きなど今風に言えばファストフーズを思い出します。
一方家内がご近所の奥さんに連れられてよく行ったのが、難波の高島屋。
カードの請求書が来るたびにヒヤヒヤしたもの、それもずいぶん昔の話になりました。

「誕生祝いにしたいので、ラップしてもらえますか?」
「向かいの店がラッピングサービスしています」



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先ほどのぬいぐるみ店が、ラッピングサービスも兼ねていました。
この店で購入すると無料、向かいの店で買っても料金はかかります。
包装紙は…キティちゃんにしました、リボンはいらないとも言ったけど割引なし。
おねいさんがセロテープではなく、メルトガンで紙を貼り合わせるのは初めて見ました。



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実はチビとお父さんの誕生日は同じ、今までは近くの酒屋で洋酒を買っていたけど、今年はこれにしてみましょうか。
高級キーホルダーとあります、確かに価格も高級の高島屋バリュー。
これは店内購入品ですからラッピングは無料、同時に誕生祝を買ったのも初めてです。

ここまで来たからには、地下街にあるという食料品をちょっと見てから帰りましょうか。
長らく遠ざかった食べ物に出会えるかもしれません、イカ焼きはないでしょうけど。

早過ぎ一番

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あちこちに十字のマークがあるので、ベトナム語をご存知でない人でも薬局だとお分かりになると思います。
わが家からはすぐ南のブロックに開店したのは、今年のテト(旧正月)が終わって数週間後でした。
私には長いお付き合いをしている薬局があるので、入った事はなし。
チビが指に熱湯がかかった時に、慌てて飛び込んだ家内が一度だけ火傷薬を買った事がありました。
2ヶ月後にはこの通り、店を閉めてしまったのは残念と言えば残念。

その長いお付き合いをしている薬局の姉妹から、ベトナムの薬市場がちょっとした資金力が必要なのだと聞いた事があります。
問屋によっては委託販売のシステムがあるけれど、約半数の薬は買い取り制度なんだと。
食品みたいに短くはないものの、薬には使用期限もあるから売れ残ると廃棄しないといけないそうです。
この店も負のスパイラル…に行く付くまでに、資金が切れてしまったのでしょうか。
とにかく、私が知るうちで一番短命だったお店でした。



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路地向かいのカフェ・チョンがカフェ・ライクに変わってしまった事はお伝えしました、行きつけの日本料理店『だるま』が破産閉店した事も。
早くいい店を見つけないといけません、南の大通りに和食店が出来ているとネットにあったので仕事帰りに見に行っていささか失望した帰りです。
わが家からつい50メートルほどの所に『TOKYO』とある看板に気付いたのは通り過ぎてから、その上には小さくベトナム語で和食店とあるじゃないですか。

振り向いて写真を撮った、ぐちゃぐちゃした電線のある右がカフェ・ライクなんです。
こんな近くに和食店なんて流行るのかな、この14坊(区の下の行政区域)で住んでいる日本人は私を含めて2人だけなのに。
中から盛んに工事の音が聞こえます、覗いてみる価値はありそうですよね。



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中を覗きながら「ちょっと見せてもらっていいですか?」とベトナム語で。
こちらを見ている若い男性から返ってきた言葉が「どちらから来られたんですか」と英語、やっぱりまだ私のベトナム語はまだまだですなぁ。
「写真も、いいですか?」
OKをいただきました。

ボックス席はなく、カウンター席だけなのがファミリー向けではなさそうです。
それでもこんなに近いのなら、来られた遠戚様たちと一緒に日本酒を飲む事も出来るじゃないですか。
きっとこのカウンターに寿司ネタの…と、どこにも寿司って書かれていません。
「メニューがあったら、見せてください」
「メニューが来るのは開店3日前の明後日です」
「寿司はあるんですよね?」
「もちろんです」



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PCを叩いておられるのがこの店の経営者、若過ぎやしませんかね。
日本料理にはちょっと年期も必要、板前さんが別におられるならいいんですけど。
開店する日も分かったし、ベトナムの通例で開店日から何日かは親戚や友人で一杯になる事は容易に想像できます。
「何時から店はオープンするのですか?」
「11時です、もちろん午前の」
これはだいたい他の日本料理店と同じ、すき家だけは10時ですけど。
開店から2週間後に来る約束をしておいとま、楽しみが増えました。



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2週間後の午後5時、家内とチビを連れて味見に来ました。
ところが11時に開店のはずなのに、シャッターが閉まったまま。
ほぼ毎日この道を歩いて妹の家に行く家内は「昨日はここ(歩道)で焼き鳥を焼いていたのに」なんて申します。
開店早々でも事故か何かで休まないといけない事だってあるだろう、そう思いながらその日は仕方なく別の店で食事。



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翌日の会社帰りにも、こうして南京錠がかかったまま。
翌日も次の日も、昨日には新しい改装業者が来ていたらしくて次はオック(貝)料理の店になるとか。
和食店に改装する際はかなりのおカネをかけただろうに、勿体ないなぁ

日を追うごとに入ってくる情報では、その改装費が払えないで夜逃げしたらしいの未確認情報まで飛び出す始末。
こうした雀の噂に詳しい義弟もお手上げ状態、とにかく私が知る限り一番早く店を閉じてしまった記録だけが残る事になりました。

しもじも話

気になったベトジョーさんの記事から、8月21日の全国紙「ラオドン(労働)」の翻訳です。

『ホーチミン市資源環境局はこのほど、公共衛生の検査や行政処分の強化策を市人民委員会へ建議した。

 同局は、公共の場における立ち小便について証拠映像の撮影と実名公表を提案している。監視カメラなどで違反行為の現場を撮影することで、一瞬の隙に行われる違反行為も逃さず処分し、実名を晒して社会的非難を受けることでこそ違反者を減らすことができるという考えだ。

 また同局は、公共衛生の検査および取り締まりの権限を都市秩序管理部隊および地域建設検査部隊に付与し、取り締まりにより徴収された罰金を同部隊の運営費に充てることを提案している。

 現在、2つの部隊には環境保護に関連する検査や取り締まり、監視カメラなどの記録設備の設置や管理の権限はなく、2つの部隊に権限を付与し現行の規定では伏せられている違反者の個人情報を公開することで、取り締まりを強化していく方針だ。』


日本のみなさんはきっと当たり前の事だろうとお考えになるでしょうね、途上国に出かけられた人ならうんうんと頷かれると思います。
先進国ならほぼどこに行っても公衆トイレがあるし、それもたいてい清潔に保たれているでしょう。
日本ならほとんどが無料のはず、海外なら公衆トイレは有料が多いのもよくご存じのはず。



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さて話はベトナムに戻して、と。
ホーチミン市にある二大テーマパークの『スイティン公園』と『ダムセン公園』も、中にあるトイレには必ずおばさんがいて、『清掃代』や『チリ紙代』なるものを求められます。
入場料を払っているのに、トイレぐらいは自由に使わせればいいじゃないか、ビールを飲む人間としては言いたくなるのです。

ちょっとした市内の公園にある一般公衆トイレはもっと汚れているのに、やっぱりおばさんがいて2000ドン(¥10)以上を取られます。
大でも小でも同じ、男と女も料金は変わりません。
男性用の小用トイレはベンチ型がほとんど、はい、隔壁なしのステップと壁の間に溝だけがあるタイプです。
日本人だって「これで10円か…」と思うぐらいですから、ベトナム人ならなおさらでしょう。

バイクタクシーのドライバーであるLiemに一度聞いた事があります、どこで用を足しているのかって。
「オレはチョー(市場)を根城にしているから、市場の人間と同じ扱いで無料だ」
「遠くに出た時に、もよおしたら?」
返答はありませんでした。

法律を作るのは簡単、罰金が20万ドン(¥1000)とするのもいいでしょう。
でも受け皿になる公衆トイレが市政府管理下にあるのなら、無料開放するのが一番手っ取り早い施策であると思うんですがね。
中部のダナン市がいいお手本じゃないですか、市管理で清掃まで行き届いているんです、それで無料。
南部解放記念日などの祝賀集会や公園でのフードフェアなどには、必ず写真のような仮設トイレが準備されているのに。
もちろんこれだって無料ですよ、後始末に時間も労力もかかるのに。



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思わず天を仰ぎたくなりながら撮った1枚、ここは国宝に指定されているベトナム南限のチャムタワーなんです。
これは政府が悪い…とは言えませんけどね。

はははの放置策

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上前歯のインプラントが完了したのはこの4月、以降何の不自由も違和感もなく過ごしていました。
ただ上左の奥歯に詰めてあったセメンが取れてしまって、いつ歯医者さんに行こうかと延び延びになっていたのです。
これはベトナムに来る前に知人の歯科医に急遽詰めてもらったもの、仕事を急かしたためか、こちらに来て半年で取れてしまいました。
自転車の空気入れと瞬間接着剤で、自らくっ付けたものが10数年持った事が自慢のひとつでもあります。

それが先週の土曜日に痛み出し、奇数日の日曜日は休診のところを強引な電話をして診察してもらえることになりました。
指定された8時半に行ったらまだシャッターが半開き、診療所前でコーヒーを楽しんでいる方たちからも今日は休みだと言われたんですけどね。
ちゃんと予約はとれているんです。



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こんな時にはありがたい助手さんが二階に住んでいる診療所、二人がもう降りて来てくれていました。
手前のピンクの服は息子さんの奥様、きれいな人で話もしたいけど歯が痛いので諦めます。
男先生はまだ来ておらず、若奥さんが私の来たことを電話で伝えていました。



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よく気の付く若奥さん、入れたばかりのエアコンが利いて来ないので扇風機を私に向けてスイッチオン。
「先生は10分ぐらいしたら来ます」
ベトナムの10分は20分ぐらいと覚悟、こちらで一般的な鎮痛剤のパナドールは飲んだけどずっと鈍痛は続いています。



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15分ぐらいで男先生が到着、私を診た後は市中心部の本院に行くそうです。
歯の様子を見てからすぐにレントゲン、奥歯にフィルムを入れて人差し指で押さえて。
「写真、撮るんでしょ?」
助手さんに言われれば、痛くても撮りますよ。



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若奥さんが上着を脱いで、フィルムの現像。
「あ、もう歯が2つに割れていますよ。かぶせたものが取れてから、どうして早く来なかったんですか」
これでも結構早く来たつもりなんですけど…そう言おうとしても口に丸い鏡を入れられたままでは。
「二つに割れてしまっているから、抜くのには時間がかかりますよ。またインプラントにしますか?」
ここでようやく鏡を抜いてくれたので、答える事が出来ました。

「前歯の場合は見栄もあるけど発音が出来ませんから、インプラントも致し方ないと思ったんです。奥歯だと発音は関係ないし誰にも見られる事もないですからね。もうこの歳だから、1000ドル以上の出費は…」
「鎮痛剤を飲んだら、痛みは軽くなりますか?」
「ずいぶん楽にはなります」
「じゃあ放っておきましょうか、自然に抜ける方が痛みは少ないですよ」
ずいぶん商売っ気のない歯医者さんです、日本なら必ず抜歯を勧められるのに。
抜歯だと出血する上に1週間は歯茎に痛みが続く、自然に抜けると1日で済むらしい。

この後は約30分かけての歯石取り、これも日本ならきっと4回に分けての仕事でしょうね。
あとはフッ素塗布、これで今年はきっと最後の歯科医院…だといいけど。



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処方箋を書いてもらっている間の話、日本の歯科医療に関する運動について尋ねられました。
「私が若い頃はスリー・スリー・スリー運動がありました、今は80・20運動ですかね」
スリー・スリー・スリー運動は1日3回、食後3分以内に、3分間歯を磨く事、80・20運動とは80歳になっても自分の歯が20本確保できるようにとの事と説明しました。
男先生が「それ、いいね」と興味を持たれたのはスリー・スリー・スリー運動、ベトナムの平均寿命は2020年に75歳ですから80・20運動は見向きもされません。
ホーチミン市の歯科医師会で中堅を担っている女先生に伝えて、提唱してもらうとの事でした。
こんな『パクリ』は大歓迎。

請求書には15万ドン、これってずっと以前から他の医院でしてもらってきた歯石取りと同じ価格です。
「レントゲン代が入っていませんよ?」
「メンフィー(無料)です」
やっぱり商売っ気がない。



おまけ。
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男先生にも「歯の裏が…」と勧められた禁煙、私がこちらに来てから二度税率が上がってもこの価格。
メントール入りのMelia3カートンが18万ドン(¥900)ですからねぇ、これが私の1ヶ月分。
前の会社で技術開発部に在籍していた頃は1日3箱、ずいぶん少なくなったけど…。

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