|
ここもキーコン通りです。 日本ではまず見られない手作業が、舗道で行われていました。 これは日本ではたぶんないだろう職業ということと、昔の通称で『バイク通り』を久しぶりに見に来たということを説明してようやく了解をいただきました。 これは完成車、あとはサイドモールや車種シールを貼るだけにまで仕上がりました。 決してカスタム化などの改造ではありません。 オリジナルに戻すのがこの店の特長だそうです。 最近のバイクは外装がほとんど樹脂製です。 転倒などして割れたり傷が入ったりすると、日本なら部品交換でしょう。 早くて簡単、と言うより、ほかには手段がなかっただろうと思います。 二種混合式でしたから、エポキシ系でしょうか。 乾燥したら、こうして水ペーパーで研ぎ上げていきます。 裏の状態、これでおわかりでしょうか。 修理した部分だけでなく、塗料の乗りがよくなるよう全面に掛けるのは、決してタッチアップ(部分的修整)ではない証拠です。 店の中は塗装工場になっていました。 それにほんの少しだけしか必要ありませんから、塗料屋さんでもきっと引き受けてもらえないでしょう。 すべてこの小さな屋内でこなしてしまいます。 気になるのは修理費用です。 「(新品)部品の半分ぐらいまでできる」 案内していただいた男性は、そう言って胸を張りました。 |
乗り物百態
[ リスト | 詳細 ]
|
バイクタクシーのことを、ベトナム語ではセオム(Xe Om)といいます。 ちょっと前まではホンダオムとも呼ばれたこともありました。 バイクの総称が『ホンダ』とされていた時期が長かったのは事実、今ではいろんなメーカーのバイクが販売されているのでだんだん使われなくなったようです。 だいいち、『ヤマハのホンダ(意味はヤマハのバイク)』なんて言われると、混乱するだけでしょう。 ただし『流し』のセオムは、雨が降ってきそうな天候などの以外にはほとんど使いません。 もうひとつ、たいてい年配者のセオムが馴染みになっているのは運転が粗暴でないことと吹っかけられることが『少ない』からです。 でも、路地に待機していたこのおっちゃんと目が合ってしまったので、早く到着できるからいいかと乗ることにしたのです。 ほとんど都市部とは逆方向へ行く時に利用するおっちゃんのセオムです。 路線バスなら4000ドン(¥16)、おっちゃんから提示されたのは30000ドン(¥120)、もちろん馴染みでも価格交渉は常に白紙状態から始めるのがベトナム流。 20000ドンで値切り始めたら、あっさり目標額の25000ドン(¥100)に落ち着きました。 路地を抜けて、路線バスも走る通りに出ました。 ベトナムでは車両が右側通行なのはご存知の通り。 路地から出る時には一旦停止の義務もありません。 こうやってしばらく逆走してから、本来の車線に入って行くことがほとんどです。 二枚目の写真で矢印のバイクをやり過ごしたら、右に寄って行くものと思っていました。 低速ですが、距離は稼いでいました。 ここに来て、停止状態。 おっちゃん、どうするのでしょう。 ようやく流れに乗ることができました。 流れがオーバーフローして飲み込まれたと言った方がいいかも知れません。 カックマンタンタム(8月革命)通りに出る交差点です。 四輪車の後ろにつけたバイクの群れ、もう何をたくらんでいるかおわかりでしょう。 信号が青に変わる少し前になると、バイクの群れは動き始めます。 ここでも最短コースを狙っての行動です。 単にスタートが、遅れただけでした。 ちゃんとルール通りに左折してきたバイクと合流。 ルール通りといってもフライングには違いないんですけどね。 青信号で直進してきたバイクとのせめぎあいが始まりました。 流れに乗って走り始めました。 これでひと安心。 |
|
最初に見たのは2ヶ月ほど前のことでした。 すぐにイメージはできたけれど『まさか!』という気持ちが先行して、『このカラーリングは蜂とも共通するし、世界各地にある』ので『自転車のそら似』と思っていました。 わが家のあるブロックを2周ほどしてから姿が見えなくなりました。 日用・食料品店をしている義弟にPCの画面を見せて、この女の子を知っているかと聞いても首を捻るだけ。 家内も近くのブロックに日本人が暮らしていることも知らないし、誰かが日本人と結婚したという情報も聞かないと言います。 日本で販売されている自転車なら、後部に人の座れるようなシートになっているはずがないと考えたこともあります。 1週間ほど後の午後、また見たのです。 今度は男の子、それに私も持っているTシャツとセットになっていればもう間違いありません。 すぐに表に飛び出しました。 この子も二度と現れることはなく、待ちぼうけ。 画像を見せても、やっぱり誰もどこの子供さんかがわかりませんでした。 シャーロック・ホームズ、いや、金田一少年、もとい、今なら名探偵コナンでしょうか。 それほどの推理力はないにしても、いろんな妄想が頭の中で駆け巡ります。 どちらもタグは某国製です。 この球団は企画とデザインの承認さえ終われば、あとの脇の甘さが有名でした。 承認シールもどんな印刷工場でも作れる稚拙なもの。 あとはどんどんおかしな方向に思いが流れてしまいました。 これだけだとブログにはインパクトが少ないなと思っていたら、現れてくれました。 義弟を通訳にして聞いてみました。 「このシャツ、誰に買ってもらったの?」 「おじさんが香港で買ってきてくれた」 「これは何のスポーツをする時に着るのか知ってる?」 「ベースボールだよ!」 「よく知ってるね、どこのチームかな?」 「サンフランシスコ・ジャイアンツ!」 確かにユニホームのデザインはそっくりですけど、買ってくれたおじさんもちょっと勘違いされていると思います。 ベトナムではムッシュ吉田(義男氏)が大学で指導したけれど、野球はいまだにごくマイナーなスポーツでしかありません。 やっぱりこのTシャツを着て始めた遊びは、一番人気のサッカーでした。 |
|
以前にご紹介したことのあるモンスターバイク、トラバートソン社の『Travertson V-REX2』です。 いつものバイクガレージのオーナーさんからまた入庫するとの連絡があって、出かけてみました。 今回は2年に一度の本格的な『メンテナンス』だそうです。 電話をもらってから丸1日遅れだったからでしょう、ボディーはありませんでした。 ところどころ、塗装を修復するために専門業者に入っているとか。 普段は見えないフレーム番号までしっかり確認できます。 排気量、1250ccのユニットはもちろんハーレーダビットソン製。 メッキの部分は水滴をエアで飛ばしてから、特殊な加工を施すそうです。 もちろん作業されているのはいつも上半身裸の工場長、44000ドルもするバイクですから見習いさんには任せません。 この工場長に付いて修行中の若者は確か6人、ひとりを除いて誰もが無給です。 直販店や代理店で高価なバイクを買ってもこのガレージに持ち込む人が多いと、これも今まで何度か伝えてきました。 日本ではまず見られないヤマハの海外向け仕様FZ-5も、工場長の手が空くのを待っていました。 この輝き、職人技も光っています。 |


