乗り物百態

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ゴダイ村落を探すのに3時間以上もかかって、ドライバーのDさんは大幅に道をショートカット。
デュックフォーに向かう国道1号線へ出るのに約20分、さすがに道をよくご存知です。

5日間のクイニョン滞在でDさんが同行してくれたのはこれで4日、お互いに気心も知れてプライベートな話も交わすようになりました。
実はこの方、ベトナムの大学を卒業してからロシアの大学をも卒業した経験を持つなかなかのインテリ。
なのになぜ旅行会社のドライバーになったのか、その経歴はここには書けないほど、聞いていてとても面白いものでした。
ロシア人旅行客が急増する中で、会社では貴重な存在だそうです。

「給料は月に400万ドン(2万円)ですけどね、副収入(チップ)はそれ以上になります」
ロシア語は堪能でも英語は私と同等程度のカタコト、それでもこんな裏話まで飛び出してくるほど親密になってしまいました。



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国道1号線に出て、昼食はフーカットのこんな食堂でした。
コムビンヤン、つまり大衆食堂です。
ご飯は基本食べ放題だし、好きなおかずを注文できる格安なところが魅力でしょう。



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選んだのはこれ、四人分です。
時計回りに、煮魚・さつま揚げの煮物・漬物・スープ・豆腐はさみ揚げ・煮豚、野菜は無料でも少なかったみたいでした。
もちろん私は缶ビール付。
時刻は11時半、ここを12時に出発すればデュックフォーには2時半から3時に到着できる予定です。



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車は3日連続のブルーバードSEサルーン、ちょっと古いかな。
もちろん旅行会社の所有、Dさんは大型バスでも運転できるとか。
ただ、家内が私の運転免許証のことを言うと沈黙、負けず嫌いなところもあるようです。



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フーミー郡とホアイニョン郡にかけて、こんな有料道路も完成していました。
アジアンハイウェイ1号線(AH1)も、どんどん路面が良くなっています。
途中の田圃の中にあった大きな立て看板には日本とベトナムの国旗、どうやら『ベトナム国道1号線改良プロジェクト』の一環みたいでした。



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家内がかけた電話でキムチパパが国道までお出迎え、誘導されてキムチ(Kim Chi)の実家に到着したのは3時15分。
ここでDさんとはお別れ、4日間もありがとう。
またクイニョン市に来るからと電話番号の交換、熱いハグを交わしたものです。



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キムチの実家は5年来ないうちに大変身、今までキムチママの日用・食料品店が若奥様の美容室(UON TOC)に。
前はご主人と一緒に結婚式のメイキャッパー&アシスタントディレクターをしていたのに、こちらも大変身と言っていいでしょう。
今は二人目になる男の子がお腹に、確か今頃出産時期を迎えているはずです。

ここで業務連絡、クアンガイ市でご主人の実家滞在中の第9義妹から、デュックフォー出発が1日遅れるとのこと。
明日1日、私にはフリータイムが与えられることになりました。



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出迎えてくれたのは、まず睡蓮の花。



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ウッドペッカーみたいな鳥たち。



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新しいメンバーには、この子も入っていました。
名前は発音が尻上がりのウッ(Ut:この場合、ベトナムではTを発音しません)、『最少・最後・一番小さい』という意味の理由は、お母さん犬から一番最後に出てきた子だから。
ワンともキャンとも言わないおとなしい子、これで番犬が務まるのか不安です。
「ウッ、ウッ」
そう呼ぶとこんなに尻尾を振って飛んできてくれます、日本人にはちょっと呼びにくい名前ですけど。



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長男坊のコイ君です、こんなに大きくなりました。
もうすぐ弟が誕生するのが楽しみ、今はそれよりも私のPhonePadでゲームをする方がいいみたいですね。

今日はもう時間がないから、明日のフリータイムをどう過ごすか作戦を練ることにします。

フーカット空港

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象牙塔の見学を終えたのは午後の2時半、一日の行程を終えるには早過ぎます。
契約では3ヶ所の見学だったのに、ドライバーのDさんはこんなアイデアを出してくれました。
「ちょっと遠回りになるけれど、フーカット空港へ寄って帰りましょうか」

これは国道19号線から空港への取り付け道路、どうやら最近完成したようでした。



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空港なのに、車もなければ人影もありません。
「ここに大きなパラソルがあって、係員に入場料金を払うはずなんですが」
Dさんは、ここで車を停めてしまいました。
ベトナム人はよく知っています、フーカット空港は民間にも開放されてはいますが、本来は軍用空港であることを。

「見学です、入りましょう。誰かに見つかったら、入場料金を払えばいいでしょう」
お気楽日本人です。



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でもDさんはやっぱりここで停車、向こう見ずな私はここで降りて建物右のランウェイが見える場所に近づきました。
家内やチビは車の中、何だか心配そうな顔をしているのも無視します。
ちょうどその時滑走路にSu-27とみられる機体が着陸、遠くからこの隙間に見えました。



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ここまで近づくと数人の男性がお茶を飲んでいるのを発見、写真を撮っていいかを聞きます。
何せベトナム空軍の基地ですからね。

「アウトサイド(外側からなら)、オーケー」
ここはランウェイに直接入れるゲート、手前にも同じような門があって、そこから撮らせてもらいました。
中には入っていません、念のため。



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誰もいない空港ビル、ベトナムエアラインのカウンターさえ無人。
引き返して男性たちに訊ねてみると、今日はフライトがないそうです。

フーカット空港は1966年に米軍によって立案され、翌年1月に仮滑走路が完成したとされています。
アメリカがベトナム戦争に本格的な介入を始めた中、この空港は中部山岳地帯に位置するプレイク空軍基地(PLEIKU Air Base)やデュックフォー空軍基地(DUC PHO AB)とともに、対北最前線基地のダナン航空基地(DA NANG AB)を後方から支援することになりました。

今もベトナム人民空軍で9機しかないSu(スホイ)-27全機が第925連隊に所属し、民間空港というより軍事的要素の方が大きいと言えます。
確か今年の初めまではグーグルアースを見ると、航空写真に滑走路上のスホイが写っていたんです、保存しておけばよかった。
大国の石油掘削リグが領海内で作業をしていた時には、常に臨戦態勢にあったそうです。
この空港の成り立ちについては、別稿で詳しくお伝えすることにします。



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空港ビルの左側に行ってみました、「アウトサイド、オーケー」ですから、これも柵の外側からです。
ランウェイの南端だと思います。
ここに来ると、ずっと左側からジェットエンジンの音が聞こえてくるのです。
今日のフライトはないはずですし、その音も旅客機ではないように感じます。



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用心深く、人影や監視カメラがないことを確認して近づきます。
塀の高さは約2m、思いっ切り腕を伸ばして内側を3枚撮影しました。
これだって『アウトサイド』ですから。



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モニターを確認すると、ずっと奥にかまぼこ型をした『戦闘機シェルター』が見えます。
手前にはずらりと整備棟が並んでいて、ジェット機のエンジン音はどうやらここからのようでした。
ヤバイ所からは早々に引き揚げるのがスパイではない素人の小心さ、もう車に戻らないと家内たちも心配するだろうから。



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と思ったら、上空にジェット音が。
ズームにしている時間はないほど早い、コメ粒程度の飛行体がなにか分かりますか?

車に戻って、Dさんにモニターを見せました。
「(画像が小さすぎて)分かりません」
「じゃ、あと20分ください」



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これはズームいっぱいのSu-27を画像をさらにトリムしたもの、ミサイルを搭載していないので訓練飛行でしょう。
ぎりぎり20分でセーフ、本当はアフターバーナーを使っているところが欲しかったんですけど。
今日はこの辺で勘弁してもらいましょう。



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家に帰ってから検索してみたら、こんな写真がありました。
きっと空港の待合室からでしょう、少々古くて、まだ整備棟がありませんね。
塀は昔のまま、今はその手前に柵が設けられています。



ここからはおまけ、ネット検索で『PHU CAT の画像』からいただいたものばかりですけど。
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ベトナム戦争時のフーカット空港、現在とはかまぼこ型シェルターの数が違います。



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拡大した写真、今よりずっと別な意味でアクティブな感じ。



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国道19号線、当時はほとんど米軍関係の車両みたいですね。



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この空港から飛び立ったUH-1H、こうしてベトナム戦争の泥沼が拡大してゆきました。



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1967年12月26日に行われたボブ・ホープショー、アン・マーガレットやミスアメリカたちも一緒に慰問したそうです。

タップチャム

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最終日、みんなは買い物に行くとのことで2時間半の自由時間ができました。
私は別行動、目的はチャムタワーの南限とされるポーシャヌ遺跡に行くつもりでファミリーと別れます。
「ひとりで、大丈夫?ホーチミン市じゃないよ」
家内は心配しますがこれも旅の醍醐味、ホテル前にたむろしていたバイクタクシーに交渉を始めました。

「タップチャム(ベトナム語でチャムタワーのこと)へ行きたい」
「タップチャム?その格好で?」



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ちょっと失敗かなと思いました。
というのは半ズボンだったから、朝からこの日差しなんです。

「タップチャムのバス停でいいなら5万ドンだ」
観光地として名高いから、もう路線バスも走っているのかな。
帰りはその路線バスに乗ってもいいなと思いながら、後部座席に跨りました。
5万ドンなら高くない。



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何だか方向が違うみたい。

「この右で待っていると、バスが来る。ここが一番早くタップチャムに行ける」
「どれぐらい待つ?」
「10分に1本ぐらいいろんなバスが来る。それに乗れ」
いくら観光地で有名になっても、10分に1本のバスが来るなんて信じられません。
きっと誤解があると思いました。

「ホテルに戻って!」



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ホテルの近くにあるバスターミナル、ここでいったん降りるつもりでした。
ロスタイムは約20分、5万ドンを支払って構内をぐるりと回ってみることにします。
もしかして、タップチャムへの循環バスみたいなものがあるかも知れないと思ったからです。

ホーチミン行のバスは数あれど、近郊を回るバスなどここにはありません。



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バイクタクシーのドライバーが、いろいろ尋ねて回ってくれています。
この右の人が英語のできる方、私は運がいい。
英語のできる人を見つけてくれたドライバーの努力がうれしくて、大感謝。
もちろん通訳してくれた方にも、です。



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「チャップタムに行きたいのか?その格好で?」
同じことを聞かれます。
「はい、20分ぐらいでしょうから。でも、半ズボンはヤバかったかな?」
「タップチャムなら、ここから1時間半以上はかかるよ」
「えっ!」

この方が取り出したのがスマホ、地図を引き出して見せてくれます。
現在地から少し縮尺を大きくして…。
「ここに行きたいんです」
「ああ、ポーシャヌ!」
「そう、ポーシャヌ!」

この辺りの人たちにとって『タップチャム』とは北に接する省の『ファンラン』のことだと理解できるまで、ちょっと時間が必要でした。
スマホ、こんな使い方ができるんだ。
これはちょっと考えてみる余地はありそうです。



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もう一度値段交渉、往復なのか、どれぐらい観光時間が必要なのかを聞かれた後に提示された価格は、20万ドン。
これほど親切にしてもらった上に、そんなに高いとは思えません。
一も二もなく契約成立、また後部座席に飛び乗りました。



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丘の中腹に立つチャムタワー。
「あれ、あれ!あそこに行きたいんだ」
「ヒュー ロイ(わかってる)!」
ちょっと機嫌を悪くしたかな。
最初から『ポーシャヌ』と言えばよかったな。



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ここが進入路、残念ながら循環バスなどありませんでした。
帰り道の時間を計算すると、ここでつぶせる時間は1時間強。
それでも2年ぶりの訪問ができることに満足感、親切なバイクタクシーに巡り合えたことでほんのりした気分に浸ることができました。



おまけ。
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ポーシャヌ遺跡でもらったパンフレット。
ここにちゃんと『タップチャム』って書いてあるでしょう?
その下の『ポーシャヌ』がちょっと大きいだけ。
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あの時、日本政府が前原大臣が言ったように『国際法・国内法に基づき、粛々として対応』したら、ここまでなったかどうか。
オバマ・アメリカが干渉するに足らずと見て取ったんでしょうね。
ベトナムでもフィリピンでも、力技が見てとれるような気がします。


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数や装備は及ばなくても、29隻のベトナム艦船は抵抗します。

クレーンベッド

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漫歩帰り、『ウォー!』なトラックに出会いました。
少々のことには驚かなくなっていたのに。

ドアは閉まりそうにないし、フロントグラスもありません。
遠くからズームを使って撮ってから近づきました。



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ナンバープレートはありません。
キャビンはダメージがいっぱいの、それでも日本製。
左ハンドルですから、輸出仕様です。
この建設現場でクレーン車として使われている様子、きっとエンジンはだいじょうぶなのでしょう。

ここまでは、大きな台車を使って運ばれてきたのかな。
車内もちょっと見たいなと思いました。

みなさんは気づかれました?
中には男性がお休みだったんです。
ちょっとお話を聞いてみたかったのに、不審者に見られてしまったのでしょう。
いっきなり大声で怒鳴られてしまいました。

君子危うきに近寄らず。
おしまい。



おまけ。
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お口直しに、今朝の朝陽。

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