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前回にアントゥが受けているカリキュラムと、ベトナム教育省の指針をお伝えしました。 その指針を、もう一度掲載します。 『2010年〜2011年新学年から、小学校3年生〜5年生を対象にした英語教育必修化が試験的に実施される予定だ。これは児童の英語聴解・会話能力向上を目指す教育訓練省の方針に基づく英語教育プログラムで、児童は3年間で英語を420コマ学び、卒業時にはヨーロッパ基準に基づく英語の第A1レベルと同等の能力が身につくとされている』 ベトジョーさんからの翻訳転載です。 これには新3年生からの開始とあるのに、ホーチミン市の実験校に指定されているアントゥの小学校では、もう1年生からこんな教科書で英語を学んでいるのです。 『Jack & Betty』でおじさんが初めて英語に接したのは、中学1年生の時。 当時の記憶をたどってみてもここまで基礎を多く学んだか、怪しいものです。 連続した2コマが週に2日と1コマが1日の週5コマ、単純計算でも1年生のうちに200コマ近くを消化することになります。 最近気になること。 何かお願いしたら「ヤ〜(ベトナム語)」とか「ハァイ(日本語)」と答えてくれていたのに、生意気にも「OK!」が返ってくるようになりました。 書き取りの宿題もたくさんあります。 ここにある『W』が大文字でない理由、訊ねてもまだ分かりません。 月・水・金曜日に授業があるので、前の夜に私の部屋で仕上げます。 理由は左利きをとがめられないから、早くきれいに仕上がるそうです。 これは二人だけの秘密です。 入学当初の勉強ノートです。 学校ではもちろん右手に鉛筆を持つことを強制されますから、時間をかけて書いてもこれは(10点満点の)6点。 一方の算数は答えがあっていれば、たとえへたくそな字でも満点をもらえます。 この頃から言いだし始めました。 「アントゥ、トアン(Toan:算数)、ニューニュー(とっても)スキ、ゾ〜」 これは誰かのパターンとまったく同じです、血はつながっていなくてもよく似た遺伝子は共通。 英語の教科書を見て義弟と話し合っています、お互いにため息交じりです。 「小学校を卒業する頃には、オレたちの会話は恥かしくてできなくなるかもしれない…」 週に一度、最上級生(5年生)との交流時間があります。 ベトナムの折り紙をうれしそうに持って帰ってきてくれました。 「チョーチョ、ゾー!」 こんなお兄さんやお姉さんとの面白そうなふれあい、私の時代にはなかった気がします。 この日お父さんがバイクでお迎えに出たのは、午後5時を過ぎていました。
朝は7時半から授業開始です。 |
ワンコとアントゥ
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子供の頃の雑誌だけでなく、長じてから読んだ週刊誌にもペン(万年筆)でのきれいな文字の書き方講習案内が広告に乗っていた記憶があります。 いつの頃からか、それがボールペンを使った文字に変わりました。 小学校時代の教師から『カキノヘタ』と呼ばれた私があこがれた広告はこの『ペン習字』と、男の癖に眉毛が薄いといわれて欲しかった『ミクロゲンパスタ』、どれもまったく経験したことのないままです。 私が中学生になった時、親戚からいただいたお祝いが万年筆。 国産では断然一位の座にあったパイ■ットではなくセ○ラー万年筆、確かペン先が14金で、ボディには私の名前が金色で掘り込まれていました。 学生服の胸ポケットには学生手帳とこの万年筆、それに名札が三点セットだった記憶があります。 もちろんインクはカートリッジ式ではなく吸引式、ゴムの部分を指で何度か押して、ブルーブラックのインク壜から吸い上げたものでした。 インクだけは、なぜかパイ■ットの記憶だけしかありません。 手は汚れるし、夏服のカッターシャツでは胸のポケットにインクのシミがある同級生も多かったと思います。 前置きが長くなりました、ベトナムでは小学一年生からその『ペン習字』があると知ってびっくりしたのです。 姪っ子の使っている万年筆はこれ、なぜか黒色です。 小学校で購入したものですから、ベトナム製なのかどうかは分かりません。 ただ、街の文具店ではほとんどが漢字の国からの輸入品、もちろん日本でも名の売れている万年筆もあって、これはロックされたガラスケースの中に納まっています。 ペン先には少しだけ、金色に光る部分があります。 私が使っていたペンには『14K』と刻印されていたはず、ここにはたぶんメーカーのマークと思われるものしかありませんでした。 もっとも、まだ筆圧の調整が出来ない6歳の子供が使うのですから、高価なペン先は必要ないでしょう。 インクはなぜかパープルカラー、左のノブを回すと中のプランジャーが動いてインクを吸い上げる仕組みになっています。 これなら手を汚すことはないはずなのに、アントゥの手は週に2度紫色に汚して帰ってきます。 小学校の学習があるときはインクも学校側で準備してくれるとか。 これは特訓してみるかと、インクを買ってきました。 お手本を見せようと細心の注意を払ったのに…。 これも記念写真です。 短い正月休みの間も宿題はたくさん。 やっぱり手には、インクが…。
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今回は失敗編になりました。 アントゥへのクリスマスプレゼントに買った、鉛筆削りです。 取り決めの金額には余裕を持ってパス、色だってお気に入りのキティピンクに近いので大丈夫だと思っていました。 これは、アントゥが右利きであれば、何の問題もなかったのです。 確かに私が左利きになって削ってみるとよく分かりました、手前に回さなくてはいけないのが実に使いづらいんです。 もう少し大きくなったら慣れてくれるでしょうから、学習用の鉛筆を削るには問題はないと思います。 今の問題は、どちらかといえばこの鉛筆側にあるのでしょう。 大好きな塗り絵に使う色鉛筆を削ろうとしたら…。 全部芯が折れて、こんな状態になってしまうのです。 学校で使う鉛筆はまったく問題なし、せっかくもらったプレゼントだから使いたいのはやっぱり家庭で描く色鉛筆が主になります。 この色鉛筆は水溶性でもあるために、芯がとても柔らかく出来上がっています。 色を塗ってから水にぬらした筆で、いろんなタッチにぼかすことが出来るのです。 クレヨンやクレパスでは描けない細かな作業をしたあと、とんでもない仕上がりに変化するのが楽しいらしく、今は大のお気に入り。 だから芯の減るのも早いからでしょう、お絵かき中に何度も色鉛筆を削る姿を見たから買ったのに。 やっぱりここはドイツ製だという愛用品の登場でした。 このクリスマスプレゼントは『ガッコー』には持って行けないし、今は学習机のアクセサリになっています。 たまにはこんな失敗もあっていいのでしょうが、残念…。 おまけ。
今年も活躍してくれました、200円に満たないミニツリーです。 お姉ちゃん格の姪っ子にあげたイルミネーションはLED球が壊れたものが多く、触れると感電するそうです。 私の管理、万全でした。 |
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運河がぐるっと回り込んだ、左上隅に見える赤い尖塔が、この近くにある教会です。 この教会からイルミネーション付きの小旗が張り巡らされて、すっかりクリスマスの準備ができました。 以前はずっと仏教寺まで続いていたこの旗、今はわが家のちょうど対岸にある仏教寺に遠慮されたのか、工事が中断しているからなのか、今年はここまでになっています。 クリスマスイブの夜には、ろうそくを手にした一隊が成果を歌いながらこれに沿って歩く姿は、聖誕祭と呼んだほうがふさわしい気になります。 わがPC、デリーちゃんが日本語入力中に変換キーを押すと、こんな候補を表示したままフリーズ状態になってしまう『ビョーキ』になってしまったのが11月29日のことでした。 この画像は再生、フリーズ状態ですからどのキーも受け付けないし、強制終了するしか手がありませんから。 一週間ほどは、根を詰めて作業しました。 お決まりのメモリチェックから始まって、win7の設定をトラブルの始まった日付以前に戻したり、日本語を使うソフトウエアをひとつずつ消して様子を見たり、ない知恵を絞って考えられるだけのことを試しました。 で、結局はまたこのお店に出かけてみることにしました。 自分で作業している間にも毎日のように電話していましたから、オーナーさんが日本語入力に関して苦手なことは分かっていました。 以前にも中国語入力のトラブルで苦労したことがあるとも聞いていました。 それでも頼らざるを得なくなったのですから、仕方ありません。 「表示されるのが、英語やベトナム語なら分かるんだけど」 そう言いながらも、3日ほど預けてくださいとの言葉に託すしかありません。 ちょっと情けないPCの使い手です。 日本語入力は『桜』の一文字をご存知だから、きっと大丈夫でしょう。 お店から電話がかかってきたのがPCが入院してから2日後、表示された名前から意外に早く直ったなと安堵したら、違いました。 やっぱり日本語入力に関しては手に負えないので、メーカーのサポートセンターで相談してみたらどうかという白旗宣言だったのです。 ただしメーカーだってハード側のトラブルではないから、対応がよくっても購入時の状態に戻すかバックアップを取った時点の状態にしてくれるかだろうとのこと。 話をすれば何か対策を考えてくれるかもしれないし、日本の会社にも問い合わせてくれるかもしれないと。 ただし後者は土台のOSが日本語版と英語版との違いが大きいから、たぶん望み薄だろうとも付け加えてくれました。 蛇足ですが、これだけいろいろお世話になったのに、料金は『修理が出来なかったから』と無料。 もちろん後刻に家内が手土産を提げてお礼に参上、欲しかった携帯電話用のマイクロSDカードもようやく購入したそうです。 長いサポートセンターでの入院を終えてPCが戻ってきたのが12月12日、やっぱり工場出荷状態になっていました。 これはどのPCメーカーだってきっと同じはず、データバックアップを訊ねられたときから覚悟は決めていたものの、「やっぱりか…」の思いです。 使ってみて無駄だったなというソフトは今しばらく切り捨てておこうと必要最小限のソフトウエアだけをインストールしたのはメモリのバッティングを防ぐ意味もありました。 メールソフトの『Windows Live』などネット上からインストールするソフトも多いので、家の回線では速度と安定性に欠けますからwifiのカフェで2日間みっちりと。 2日目の帰り際にPC電源を落とすときに現れた画面が、これ。 ちょっと気になったので、デジカメに収めておきました。 家に戻って確認しました、動くことは動くんです。 でも、メールソフトの『Windows Live』にこんな異常が発生するようになったのです。 これは回線が途絶えたときに見る現象、回線は繋がっていてネットのニュースもいつもどおり読めるのです。 サポートセンターで教えてもらったことがありました。 「何かトラブルがあれば、このソフトをまずお使いください」 メモ書きを持って、またwifiのカフェへ。 ダウンロードに30分ほどかかりました。 現れたのがこの画面。 きっと日本語でもあるのでしょうが、使っている機種が日本でも販売されていたら、です。 すべてハードウエアのチェックと設定が行われているようでした。 私の英語はそれほどいい加減なものです。 それでも問題なく動き出したのは12月16日のこと。 しかし、ブログ再開にまでこぎつけることは出来ませんでした。 これは最初の画像の夜バージョン。 アントゥが3歳の頃に一度持ち上がった両親の離婚話、今回のPCトラブルが起きている間に最悪の状態になってしまいました。 養育権は義弟が確保できたものの、小学一年生にとっては試練です。 なぜこの記事がアントゥの書庫に入っているのかは、何があってもアントゥの味方であり続けるための宣言でもあります。 今までよりずっとペースダウンになるでしょうが、何を最優先するべきかはもう決めました。 長い休みのあとの辛いご報告、今回もコメント欄は削除させてください。
ご心配していただいた皆さん、本当にありがとうございます。 私は元気です。 |
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アントゥの誕生会にも来てくれていたS君、保育園時代の同級生です。 今は小学校が別になってしまっても、毎週木曜のテコンドー教室への往復をS君のお母さんがバイクで送り迎えをしてくれるご縁で、仲良くしています。 『健康優良児』から一転して『肥満児』の烙印を押された時に、何か運動をさせようとファミリーと一緒に考えました。 アントゥも私も『カラテ』がいいと主張したけれど、日本の武道では近くに合気道道場があるだけ。 そんなときにS君のお母さんから紹介があったのは、ベトナムでも人気があるテコンドーでした。 なぜ人気かというと、北京オリンピックでベトナムの女子選手が銀メダルに輝いたから、一気に人気スポーツになってしまったのです。 こんな日本の番組も放送されていて、録画をDVDにして販売されているほど。 ベトナム語吹き替えのなかに、よく『カラテ』という言葉が出てくるので、アントゥはやっぱりこだわっていたようです。 それでもS君と一緒に送り迎えをしてもらえるし、成長著しい子供の衣類や武具はすべて貸し出しと聞いて両親は決定したとのことでした。 引っ込み思案もこれで解消すれば、私に異論はありません。 見学に行っていろいろ説明を受けた時、『テコンドーはカラテの源論』を聞いて本人も納得。 私は大いに異論はあったけれど、ここはぐっと飲み込むことにしました。 テコンドー暦3年のS君に教わることも多いらしく、アントゥはサービス満点。 この日も私が教えたシャボン玉液の調合法を踏襲して、ヤクルトの空きボトルに半分ほどを作りました。 大きなシャボン玉はゆっくり息を吹いて、小さくてたくさんのシャボン玉は強く一気に吹くのがコツだと、これも私の教えた通りを伝えているみたいです。 シャボン玉遊びのあとはきれいに手を洗うことだって教えた通り、ここでとても気になることが起きました。 洗濯済みの、私専用タオルハンカチを差し出しているのです。 別に私が外出するときに使うハンカチを使われるのはいやだったのではなく、その雰囲気が夜遊び盛んだった頃の記憶に重なるものがあったからです。 アントゥのボディガード役を務めるティンティン、あまりに長い間S君に吼え続けるものだからとうとう繋がれてしまいました。 その目、よく分かります、お察しいたします。 S君の興味はリモコンカー、私の部屋にやってくる目的を私は分かっています。 彼が保有している5台とも車にもコントローラーにもアンテナがついているのに、私の『ケン・メリ』にはないからです。 これは電波ではなく赤外線操縦、いくらアントゥを通して「貸してほしい」と言われてもダメ。 大事な記念品だと言ってあきらめてもらっています。 お母さんが『江夏豊』ばりの歩き方をすると以前に書いたHちゃんが来ても…。 Nちゃんが来ても…。 ティンティンは少し離れたところでうたた寝します。 きっとS君は、ティンティンが考えるライバルの範疇に入っているものと思われます。
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