ワンコとアントゥ

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私を公園に連れてって

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サイゴン近郊に新しくできた『テーマパーク』にお客様を奪われてめっきり寂しくなったとはいえ、やっぱり近場で休日を過ごす子供連れで、週末はこんなに暇な風景ではありません。
それでもごった返している公園より、ずっと私は11区にある『ダムセン公園』の方が好きです。

お姉ちゃん格の姪っ子や甥っ子は新しくできた『テーマパーク』の大ファン、チビ姪っ子は不思議に私と意見が合います。



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『民族病院』からドクターの往診が隔日にあって、この鍼灸治療が始まるのは午後5時から、ちょうどチビの下校時刻と同じです。
宿題は私の部屋でと決まっているので、ベッドサイドに折りたたみの机を出して宿題が終わった後にお絵かきが始まりました。

治療が終わって、拝見。
個人名は大文字で書かれています。
あのね、あなたの名前は『ANH THU』ですよ、『H』が抜けていました。
真ん中はどこでもベルトポーチに入ったデジカメを持っていく私、『duong bon』がわが通名になっているユンボンのスペルです、これは正解。

隣の『co bon』が家内。
荷物はいつも私のリュックに入っていますから手ぶら、よく特徴を捉えています。
今日はテクノカラーのスカートを着用ですか。

テーマはダムセン(DAM SEN)公園だそうです。
「今はまだリュックを担げないと思うよ」



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これが公園でいちばんお気に入りのウォータースライダー、今はここを落下する時だけ私の腕を掴むだけになりました。
水をかぶっても平気、すぐに乾いてしまう気温です。



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二日後の治療時に、セカンドバージョンができました。

荷物は全部家内のショルダーバッグに入れたそうです。
私はいつものデジカメだけ、これぐらいの軽装なら出かける日も近いでしょう。



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ダムセンとは『蓮の沼』の意味。
2週間で回復するつもりがもう20日、期待に沿えるようにがんばらないと。
このタイトルの『私』とは、誰のことでしょうね。

増やす方法

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これはベトナムのおはじき、かなりビー玉に近い形をしています。
遊び方は日本と同じ、離れたところにあるおはじきを当てれば勝ち。
日本のおはじきよりずっと滑りが悪いので、なかなか難しいんです。

ほかには握った数を当てる遊びがあります。
二人の姪っ子に半分ずつしたのに、チビ姪っ子はすぐにこのゲームで財産を失ってしまうのが常。
原因は手の大きさ、チビ姪っ子がおはじきを精いっぱい握ってもたかだか4個、対するお姉ちゃん格の姪っ子は7〜8個も握れるし、1個でも手を膨らませてカモフラージュする芸もあります。

0個は反則です、みるみるうちに手持ちが減ってきます。

子供にギャンブルなんてと眉をひそめられる方もおられるでしょうけど、これもお国柄のひとつ。
私の子供の頃は『べったん(メンコ)』や『ビー玉』で、同じようなやり取りがありました。
今はバーチャルの世界でしょうから、表面化しないだけかもしれません。



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「ユンボン(私のこと)、サンポ(に行ったら)、オミヤゲ(はおはじきを)、カッタ(買って)、チョーダイネ!」

私もチビ姪っ子の特訓をしないといけないと思っていましたから、おもちゃ屋さんに寄って買ってきました。
これだけ、5万ドン(¥200)です。

おはじきを握った手の偽装工作を教え、お姉ちゃん格との真剣勝負の前に私と対戦してみました。
やっぱり1〜4個と1〜8個との選択肢の違いは大きく、私が勝ちます。

それでもあえて挑む気持ちは買いましょう、体重減らしの縄跳びと一緒。
子供の世界だからと言って、真剣勝負は避けて通れません。

やっぱり負けました、最後の手持ちは1個だけになると当然終わりです。
「カッタ、チョーダイ」はもうここまで。

私がお姉ちゃん格に挑んで取り戻してやろうか、それとも戦利品を買い上げるかとも思ったけれど、それは大人げないというもの。
チビ姪っ子がどんな作戦を取るか、注目していました。
お父さんにねだって買ってもらうのだろうなと思っていたら、意外な行動に出ました。



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ベランダの箱庭に、チビ専用のエリアを持っています。
ここに残った1個を埋めて、籾殻まで撒きました。

3ヶ月ほど前のことでした。
目印に立てた竹の棒の近くから、まだ芽は出てきません。

ある決断

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ベトナムでは、女の子が誕生すると、ピアスの手術をしてから退院します。
これはどんな田舎に行っても同じようで、誕生祝に訪問しても男女を間違えることがありません。

チビ姪っ子だって同じです。
これは確か6ヶ月ぐらいの頃だと思います、すでにお母さん側の祖父母から送られたリングが光っています。
これで男の子と間違えられることはまずないはず。



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チビ姪っ子が耳からリングを外したのは保育園に通っていた時のことです。

保育園からの説明では『遊んでいるうちに、お友達の指がリングに入った』とのことでしたが、落ち着いてから本人に聞いた内容とはずいぶん食い違いがありました。
かばんから出した着替えにも血の痕がたくさんありました。

この日から保育園に行く時間になると泣き喚き、登校拒否が続いたのも無理はないと思います。
ちょうど4月でしたから、つぎの年度が始まる9月からは別の保育園に入るよう手続きをして、残りのひと月は全休させることにしました。

いじめられっ子から脱皮させるためだけではありませんが、ご近所の同い年の男友だちが通うテコンドー道場に行き始めたのもこの頃、本人は空手を希望したけれど近くにはなかったからです。
道場の先生から「テコンドーは空手の原型、ベトナムで一番人気のある(格闘型)スポーツ」と聞いて承諾。
私には異論はあってもここで水をかけるようなことはいけませんし、何より身体を動かすのは『肥満児』に指定された上でも有効手段です。

9月になって、新しい保育園に問題なく通い始めても、ピアスをつけるのは嫌がりました。
決して内弁慶だからではないと思いますが、新しい保育園でもひとりで遊ぶことが多いと連絡帳に書かれることがずっと気になり続けていたのです。

事件から3年近く、引っ張られた耳たぶの穴もほとんど埋まっています。



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左の耳は、もうピアスの痕跡すらありません。

なぜこんな記念撮影をしたかというと、先日チビ姪っ子が「みんなと同じように、ピアスをつけたい」と言い出したからでした。
居合わせた一同は互いに顔を見合わせて、しばしの無言状態。
私だって同じ、ようやく心の傷が癒えたのだろうと感じたからです。

3年が長かったのか短かったのかは生きてきたスパンによって感じ方はいろいろでしょう。
小学生になってからは見違えるように嬉々として登校する姿に、必ずこの日が来るものと信じていました。
ようやく決断にまで至った道のりは、『いじめられっ子』との決別の道のりでもあったと思います。



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今日が術後の初ピアスです。
輪になっているのは…と、家内が選んだのがこれでした。

今度は『肥満児』返上に、毎晩縄跳びを始めてもう1週間。
三日坊主に終わらなかっただけは感心です。
ただ、終わってからヘルスメーターに乗って悲しい顔をするのはやめような。
効果が出るのはずっと先のことですよ。

姪っ子のキティ

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久々に、チビ姪っ子のキティグッズをご紹介します。
成長とともに確実に変化は起きているようです。

これは現在愛用中のお父さんに買ってもらった腕時計。
もう時刻も正確に読み取ることができます、キティちゃんのおかげです。



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おじさんがテスト中の腕時計『聖子5ちゃん』は75000ドン(¥300)だから、19万ドンとは子供用としてはいささか破格。
さすが世界一愛されるニャンコだけあります。

ベルトも皮製。
おや、ベルトの裏側にわざわざ『純正』の文字がありますよ。
でも、その後に続くのは『LEATHER(革)』ですからね。
プライスシールからはみ出た文字、『公司』と読めます。
姪っ子、なぜシールを剥がして使わないんでしょうね。



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これはヘアーゴム。
4個入りで5000ドン(¥20)、学校の売店で買ったそうです。

小学校2年生にして5桁の計算が日常にこなせること、ベトナムならではでしょう。
ただし、単価計算はまだできません。



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小学2年生にすればいささか幼稚、公園に石膏人形が各種あって、それに好きな色を塗れるお遊びです。

水彩絵の具ですから、滲むんです。
絵心のまったくない私に渡されたのが大迷惑でした。
本人ではなく、私の作品だと主張しているようです。



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キャンディにもキティちゃん入りを愛用、これはベトナム製です。



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残り少ないので、1個だけ盗み食いをしてみました。
グレープ味、グミのような柔らかいキャンディーでした。

大きさがバラバラなところが、いかにもベトナムらしいと思います。



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これは去年のぽち袋。
かなり評判で、お姉ちゃん格の姪っ子たちも左の伝統的なぽち袋から交換希望続出でした。

ただし中身は今のままでというわがままな条件付き。



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好評なものは継続する保守的思考の持ち主です。
今年はちょっとバリエーションを増やして、中学生以下もこのぽち袋を使います。

この3種類しかなかったので、6歳以下・小・中学生との振り分けに悩んでいます。
協定により、中身の額が違うから渡すほうも間違えないようにしないといけません。
それに、キティラーは去年のぽち袋もコレクションにしていますから、同じものを渡すわけには行かない意地もあります。

サンリオさん、ごめんなさい。
どれもあなたたちの目を盗んで製造された商品です。



今日1月18日は旧暦で12月25日、ご先祖様の墓参りをする日です。
各グループに分かれて早朝からの出発、私たちは3ヶ所のお墓にお参りする予定。
日本のような『○○家の墓』がうらやましくなります。
こんな事情でご訪問できません、すみません。

がんばった

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ここがドック入りしていた病院、右ひざの靭帯を切断してしまった時も、ここでした。
わが家と同じ3区、バイクなら15分もかかりません。

外科での入院だと見舞いの差し入れはもっぱら食料品。
ところが今回は初日の検査がすべて終わるまで、前日からの絶食が続きます。
だから「見舞いはいいよ」とみんなに伝えておきました。
だいいち、ドック入り程度で見舞いなんて日本では考えられません。

それなのに、チビ姪っ子の強い希望で来てくれました、それも7人。
絶食中なのに、公園で開かれていた『フード・フェスティバル』の帰り。
「スシ、アッタゾー」
「イッパイ、(珍しいものを)タベタゾー」
後ろで家内たちがいろいろ合図をしても、子供の興奮状態は止められません。

話では東南諸国だけではなく、韓国やインドからも参加があったそうです。



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「オミヤゲ、カッタゾー」
チビ姪っ子のお母さん、第8義妹が差し出してくれたのが、これでした。



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私がこの画像を見せて、「このバッタは、指に止まってくれなかったんだよ」と残念そうに話したのを、チビ姪っ子は覚えていてくれたんでしょう。



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こんな『おみやげ』、以前に作っているところを見たことがありました。



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これは今年のご挨拶で登場した『夜の龍』と同じダムセン公園で行われていた『地方特産フェスティバル』での一コマ。

ホーチミン市の大学生さんが、アルバイト(?)で椰子の葉細工を作っていたところです。
確かこの時に姪っ子が欲しがって買ったのはエンゼルフィッシュでした。
もちろんこのバッタもありました。



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バッタの尻尾は葉っぱをらせん状に固く巻いたものです。



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「タイ(手)ニ、乗ルゾー」
早速手に乗せてみました。

「ユンボン(私のこと)、ガンバッタ、ネー」
まだ絶食は続いていましたが、元気が出たのは当然。
即座にこのバッタのニックネームが思い浮かびました、『がんばった』なんてあんまりにもストレートすぎますが。

こんなバッタなら農作物に被害を与えることもないし。
日本にたくさん飛んで行ってくれればいいのに。

おかげさまでドックの結果は問題なし、いつものようにテトに突入準備が始まります。
今年は室内の補修に当たる年、塗装ではなく壁紙を貼ってもらうことにしました。
小さなサンプルと実際には印象がかなり違います。
どんな明るい家に変身してくれるでしょう、楽しみ。
他の細かい補修は私の担当、ここでも『がんばった』が出てきますように。

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